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BMW 320i Gr.5 製作記 ①下拵えの長い道のり

 

 

TOYOTA86やらC2コルベットを作りつつ、次はBMWの車を作ろう

 

と決めてました。

 

 

そしたら、「関西オートモデラーの集い」の来年の特設コーナーの

 

テーマもBMWに決まって、ますますこれに決定!

 

 

私が持ってる中で一番長く積んでるキットです。

 

 

 

箱絵の通りモーターライズ!!

 

 

組み立て説明書も日米2カ国語のが入ってます! 

 

 

時代を感じますねぇ(^^;) 

 

 

 

このキットは2002年にスポットで再版されてて、私のはその時の

 

 

物です。購入したのは2005年頃かな。

 

787B 以来のコンペティションなので、久しぶりに

 

全身デカール貼りが楽しみ♪

 

 

 

 

 

デカールの傷みはここだけ。黄ばみではなく黒ずみ。カビ? 

 

黒変してる余白部分を切り取れば大丈夫そうです。


でも、この頃のタミヤ内製のデカール、すぐに破れるし、軟化材〈22〉ですぐに溶ける経験多数 (^^;) 今回はそうでないことを祈ります@@@




それでは、手を動かしましょう!!


ボンネットが脱着式(開閉じゃなくて)になってます。実車がボンネットピンで固定する構造ですから、実車通りなワケですね。

 

エンジンのパーツも入っているので、エンジンルーム全体を作り込み、ボンネットフードをはずした時も見栄えするようにしようと思います(^^)

 

 



でもその前に、


立ちふさがるパーティングラインの壁。



あちこちこんな荒れだらけです。


          ↓                                              ↓


こんなふうに整えていきますが、修正箇所が


あまりに多くてゲンナリ。

 

 

古いキットですから仕方ないんですが、この

 

作業はできれば少なく済ませたいですねぇ。


 

古めの車が好みなので、当然作るキットも古いのがほとんど。慣れっこだったんですが、86を作って新しいキットのラクさを味わってしまった

 

ので、ちょっとシンドく感じます。そういう意味では300SLは好物の旧車なのにキットは最新。理想的ですな(^^)

 

 

 

 

 

    タミヤなのにワイパー一体モールド。。。

 

 

 

 

 

   でも今回はワイパーの下が単純な形状なのでラッキー、

 

 

 

   ってお気楽に削ってたら、

 

 

        折りました (T_T)(T_T)(T_T)

 

 

 

   100%自分が悪いんですが、ちょっと言い訳するなら、

 

   プラに粘り、というか弾性が少ない気もします。

  

   少し意識して作業する必要があるかもしれません。

 

 

   お約束のようにサイドガラスも


   盛大なスキマ。 

 

 

         分割してフィッティングですね。

 

 

 

地道な作業のみだと、さすがにイヤになっちゃうので、



ちょこっとずつ楽しみも入れてきます。

 

 


 

 

 

フロントの窓枠の中心に0.3ミリのミゾを彫り込んで、

 

 

 

 

同径のアルミ線をはめ込みます。

 

 

 

 

で、600番でざあって削って面一に均します。

  

旧車によくある黒の窓枠の中心にクロームが通ってるヤツですね。

 

 

 



今までフェアレディZなんかを作った時にはスルーして黒一色で済ませてましたが、最近アルミ線を各サイズ入手したのでやってみました。

 

アルミならプラと同じぐらいラクに削れますから。これで仕上がりに満足できたら、今後の旧車に使えるパターンになります。。。

 

 

続いて、ボンネットフードとボディのフィッティング。 

 

「フードをはめてキッチリ」&「はずして開口部がリアル」、が今作のキモだと思うので手間も時間もかけます。

 

実車にはあり得ないダボでフードをはめるようになってますが、ダボは全部取り払ってなるべく実車風の開口部を目指します。

 

 

  まずはこの部分に、パテ〈35〉で段差を作ってフードが載るように細工。             で、整形。


 

 

  この段差の上にフードを置いてみると、あちこち合いません。

  

  まず、青の↑の部分。でかいスキマ!!

 

 

 

  そして、赤い線辺りから後、ボンネットが

 

  浮いているみたいにスキマがありますが、

  




この辺は高さが合っているので、ボンネットが



浮いているワケではないんです。

 

 

 

 

  両サイドの赤○部分はスキマが  広い & 乱れてます。

 

 

 

 

 

                  上向き ↑ の辺りはフェンダーがハミだし

 

 

 

 

 

                  下向き ↓ の辺りはフードがハミ出てます。 



ボディにエポパテを板状に貼り延ばしておいて、フードを押しつけて、



           整形しました。


    ところが、このやり方ではボディに力が加わって撓んだのか、一度はずしてから置き直してみたらスキマ開いてました(T_T)



                          セカンドチャレンジ。


           今度はフロントグリルも組み込んで、ボディ側にセロテープを貼って(青↑↓部分)、







      光硬化パテを押し込みました。





   これで、フード側にパテがついてスキマ解消。








         整形して完了♪









       両サイドのカドの辺りも同じ作業です。



     フード上のエアアウトレットを開口しましょう!



 中級者な私はここの工作を失敗してのたうち回るコトが多いです。




  TOYOTA2000GTでもコルベットでも苦しみました(^^;)






   裏側にスミ入れ用ガンダムマーカー〈8〉で輪郭を描いて、

 

今回は満を持してギリギリまで薄薄に削りました。

 

薄皮一枚って感じ。

 

薄くすればするほど、切り取りが容易になって、


スリットをガタつかせるリスク減りますよね。

 

 

 

 

 

 

 

軽くデザインナイフを当てれば、ペロって切れます。


 

 

 

 

                                     あー嬉しい♪♪






   このキャップのモールドは塗るの絶対難しいですよね。





   綺麗なクロームに塗装するために、別体化します。









        裏から攻めていって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    頃合いを見て押したら、ペリッと。



← これを整形して軸打ち。

 

 

 

 

 

 穴の周囲は綺麗に整えます →

 

 

 

 

 

 

 

← プラ板でフタをして

 

 

 

 

       こうなります →






     フィッティング完了。





     しっかり塗装してから最後にくっつけましょう。

← 実車の画像。

 

今作はこういうキャッチピンを

再現したいと思います。

 

 

で、エッチングなんですが、

手持ちの中に同型のピンが4本

しかない。

 

 

似たヤツをもう1本持ってきましたが、これは目立つなあ。


 

 

0.8ミリ径のプラ棒 & 0.3ミリ径のアルミ線 を材料にして、

 

 

自作することにします。  (爪楊枝は細さの比較用)


 

少々の試行錯誤の結果、


 

最初にアルミ線を直角に曲げておいて、      こんな治具を作って、             こんな作り方にたどりつきました♪


 

 

 

← プラ棒に0.3ミリの穴を開けてから、

 

 

     ちょっと太すぎるので細めます。→

 

 

細くしてからだと、穴を開けるのが難しく

 

なるのでこの順番で(^^)


  

 実車と同じように、こうして突き刺します。

 

 エッチングだとこれはできなかった。


 

       うーん、嬉しい! 


 もう一がんばり、ピンをつなぐ

 

ワイヤーの細工を。

 

 

ピンより細い線にしたいけれど

 

0.3より細いアルミ線は持ってない


ので、0.2ミリ径のステンレス線で。


ステンは固いからキライです。


 

ところで、皆さんはステンレスを切る時、何を使われてますか?

 

 

私は100均爪切りやら、この金属ハサミを使ってます。

 

が、爪切りはあっという間に刃こぼれだらけ。ハサミはデカ過ぎ。

 

 

いい情報募集中です、教えてくださいませm(_ _)m

 

リングのハジを模型用ヤットコでクイって

 

曲げます。

 

 

ピンの輪に引っかけて接着しやすくするためね。


 

 

 

 

 

           瞬着でくっつけて、プラ棒をシルバーで塗って完成!!







   かっこいいボンネットになったと思いませんか?






サフも吹いてみました。



荒れは消えた。




アトはボンネットフードを


はずした時の開口部の整え


ですね。



だらだらと続いていた製作記①ですが、ここで区切りにします。


仕事の超多忙はもう少し続くんですが、だんだんモチベーションも上がってきたので、なるべく手を動かそうと思います (^^)