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MAZDA 787B製作記 ⑥ エンジン&足回り

【 C:ホース・コードの追加 】

 

 

前のページ(製作記⑤)でやり残した、エンジン周辺の細工の

 

続きを進めます。

 

 

 

改めて実車の写真。

 

今回のはホース等が見やすい角度からの写真です。

 

これを見ながら追加する部分を決めます。

 

 

 

*1 写真右下の樹脂製のタンクから4本伸びるホース、ポイントですね。中央のオイルタンクの注入口(銀色のタワー状のパーツ)とのつながり

   も含めて、アイキャッチだと思います。

 

*2 バルクヘッド周辺の細目のコード類。青や赤など「色」が目立つ部分です。

 

*3 写真左下のオイルクーラーから黒くて太いゴム製のホースが2本&オイルクーラーの側面にくっついた小さな樹脂製タンクとバルクヘッド

   との間につながる細いホース。

 

    といった辺りを追加することにしましょう!

 

 

   ※「オイルタンクの注入口」は何の部品なのか分からず、ブログ【36】で教えてくださいって発信したら教えていただけましたm(_ _)m

 

                          サイト運営冥利に尽きますねぇ♪♪

 

 

 

 

*1 の目立つホースは手持ちのこれ〈11〉  →

 

を使うつもりでいたんですが、作業を始めかけてから太すぎる

 

コトに気付きました。 1.4ミリ×24=33.6ミリ。

 

直径3センチは絶対ないですよねぇ! 

 

第一、タンクのパーツに3本並べて刺せませんし。

 

 

 

細かいメッシュ状に繊維の走っている(ように見える)& 直径0.8ミリの素材・・・。

 

 

自作の工夫も2,3試しましたがダメ。

 

 

模型店や通販サイトや、ホームセンターでも探してみましたが、見つからず。

   (サイトで見つけても手に入らないパターンも含めて)

 

 

・・・・・で、最後に手芸用品店に行ってみたら、見つけました!!

 

 

 

おあつらえむきのがありましたよ!

 

 

しかも模型のディテールアップパーツよりかなり安価♪

 

 

手芸店で見つからなければパテで作ろうと覚悟してましたが、

 

 

うまく行く目算はなかったのでホントによかった(^_^)

 

ホースのメドがついたので、細工開始。

元のパーツはこの状態です。

抜けていないので「持ち手」なのに

持てません(^^;)

持ち手のモールドを落としてプラ板で自作。

 

固定ベルトのモールドも落とします。

白く塗りました。写真ヘタなので、美白化粧品の

 

CMみたいな写真に・・・。



 

 

 

 

   実車写真に倣ってこんな風にしました。

 

 

 

 

 

   ちょっと汚し過ぎ・・・。

 

 

続いてシャーシ後端にあるラジエターの

 

ディテールアップ。

 

ホースジョイントのモールドが「丸い」

 

形状ですらないので切断!

 

 

受け部分は真鍮パイプを接着。

 

ジョイントの金属パーツとホースも

 

真鍮パイプでつないで・・・

 

 

・・・塗装。

 

ラジエターメッシュはエッチングパーツ

 

で、スミ入れしました。

 

ホース先端はパイプを重ねての自作です。



 

 

 

 

 

           こんな感じに。

 

 

 

手持ちのこれらを使って、各所にコードを這わせていきます。

 

 

 

 (3つそれぞれ違うメーカーのですねぇ、たまたま)

 

 

*3 の小さい方のタンクです。

 

 

 

頭の部分はプラ棒で自作したモノに

 

置き換えてコードを通す穴を開けます。


 

バルクヘッド付近のパーツです。

 

銀色はタミヤの缶スプレーのメタルシルバー。

 

アルクラッドやタクミ〈19〉ほどはメッキ調

 

にならず、ちょうどいい金属感♪

 


 

 

 

                  塗装が済んだパーツにホースやらコードをどんどん刺します。

 

 

      刺した根元に色を乗せたりパイプを置いたり、ちょっと一手間かけて

 

      少しでも本物感が出るように心がけました。

   飛行場の上は実車写真のマネは私では無理(T_T)

 

   適当にそれらしくコードを這わせました。



ここの黒いホースが、外径1.4ミリのヤツです。

 

ずいぶん太さ違いますね、やっぱり。

 

 

 

 

*2 のバルクヘッド周辺のコードはこんな風に配置しました。

 

 

 

 

宙に浮いているタンクはフィッティングができたアトで、

 

サイドのオイルクーラーの側面に刺します。

 

 

 

実車写真を真似て、耐熱シートをバルクヘッドの右半分に貼りつけ。

 

 

【 D:オイルクーラー&吸気ダクトカバーのフィッティング 】

 

左 エンジンオイルクーラー

 

右 吸気ダクトのカバー

 

 

ともにボディーと上・横ともにスキマが空きます。

 

いつもならマスキングジェル〈16〉をボディーに塗ってからパテで埋める所

 

ですが、今回はボディーの塗装もデカールも済んじゃってますから(製作記④

 

言い訳あり)、プラ板を現物合わせで削ってフィッティングします。


 

あてがってはハズして削り、を何回も何回も

 

繰り返してやっと合わせました。

 

 

継ぎ目に溶きパテ〈35〉をちょいちょい。

 

 

右ダクトはカパっと外れる部分にスジ彫り、

&固定用のリベットを刺す穴も開けました。


めんどくさいですがマスキングして、

 

メタルブラック・ラバーブラック・クロームシルバー

 

と塗り分けて、

             リベット刺して完成!

 

 

このアト、半ツヤクリヤーかけて、色調&光沢を

 

落ち着かせます。


 

 

                 で、こちらはまずはホースのフィッティング。

 

 

 

                 *3 の2本のホースはこんな風に細工します。

   エッチングのメッシュは

 

 

← のように全体を黒く塗って

 

 

                 

      拭き取ってスミ入れします→


 

 

 

 

     ホースの接続部分の真鍮パイプにジュラルミンフィニッシュ〈13〉を巻いて、

 

 

     エッチングメッシュを貼り付けて、こちらも完成!!

 

 

 

 

         (ジュラルミンフィニッシュはエナメルのクロームシルバーに似た色合いで、

                      抑え気味の銀色の表現にお手軽に使えて便利ですよ)

 

 

 

 

      ブレーキの冷却ダクトは、実車写真に従って、上の方のみ半ツヤに。

 

 

 

 

        全体をマットブラックで塗装 → 上部のみ半ツヤクリヤ塗布。

 

     というワケで、エンジン周辺の細工終了。下の写真のようになりました。左後の樹脂製タンクとそこから伸びるホースは未接着。

     これをくっつけてしまうと、二度とシャーシからエンジンをはずせなくなるので、まだガマンです。


 

                       エンジン周辺の細工は以上です。 

 

あっ、まだこの上からクロスバーがつきますね、仮り組み忘れました。また、この写真ではオイルクーラー&吸気ダクトカバーが仕上げ前の状態

なので、もう少し印象変わるかも・・・。完成後にしっかり写真載せますのでご覧くださいね。

 

 

さて、上のように仮り組みしていて、どうもサイドシルと両脇の補機の位置関係が安定しないなぁって感じて、改めて確認すると・・・

 

 

  ・・・・・反ってました(T_T)

 

右の写真はオリジナルのキットに入っていた

使わなかった方のシャーシです。(製作記②参照)

 

ディフューザーの形状のせいで、↑の方に反りやすい

みたいです。

 

取り寄せた方のシャーシも程度が軽いだけで同じ

反りが起こってたコトに気付いてませんでした。

 

 

ブログの38の記事でも触れましたが、シャーシ・両サイドシル・両サイドの補機・アッパーボディーが寄り集まって構成される部分なので、反りを

 

無視して強引接着では危険です。ここに来て足踏みですがシャーシの反りを直すことにします。

 

 

反りはシャーシ前方と後方で程度差があり、また左右でも

微妙に違います。同じキットでお湯修正を2回失敗するのは

恐ろし過ぎるので、単純&確実なこの方法でやりました。

 

確実な代わりにとっても無様ですけど(T_T)

 

使ったのは2ミリ厚のアルミ板(ホームセンターで購入)。

目立ちにくいようにサイドを斜めに面取りして黒く塗装。

 

タイヤを付けたときのクリアランスは2.7ミリぐらいなので、

のぞき込まない限り見えないと思います。実物をご覧になる

機会があっても、のぞかないでねm(_ _)m

 

                                        この写真では ↓ の方向に反ってたワケですね。

 

 

 

 


今度は何を無様なコトをしているかというと、シャーシの隅と

 

サイドシルの吸気口から続くミドリのデカール貼りを忘れて

 

先にエンジン接着しちゃったの図です。

 

 

デカール貼るだけならいいんですが、ツヤ消しのクリヤコート

 

をしなくてはならないので、エンジンを隠しました。

 

段取り悪すぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


で、なんでまたこんなマスキングしているかというと、

 

フロントラジエターを接着するときに、リップ部分にボテっと

 

接着剤を落としてしまったので、リップ再塗装。

 

 

 

そりゃ、こんなことばっかりしてたら、製作進まんわなぁ!

 

気合い入れて作ってるつもりですが、我ながらひどいです。

 

と、低レベルな修正ばかりで進捗しなかったんですが、やっと先に進みます。足回りを作って行きましょう。

 

 

以前に作ったR32のカルソニックスカイラインでも経験

しましたが、すごいバリ!! 

 

作るのはほとんど市販車なので、スリックタイヤを扱う機会

は少ないですが、タミヤのスリックタイヤ、ひどいです。

 

そういえば、ポルシェ935もそうでした!

目の粗いサンドペーパー(今回は320番)でバリ取りしました。      左から元の状態 → バリ取り中 → 完了 です。

 

 

 

タイヤマークはオリジナルキットに入って

いた20年前のですが、無事生きてました。

 

 

        あー嬉し!!

 

 

貼った後で一日乾燥させてから余分な糊を

目立たなくするためにツヤ消しクリヤを

塗布しました。(右写真は塗布前)


 

 

 

ブレーキディスクはパーツの上から、スミ入れしたエッチングを付けて、

 

キット付属のブレンボのデカールを貼ってからツヤ消しクリヤで

 

保護しました。

 

実は作ってしまってから間違いが分かりました。

 

メカにもお詳しく、Cカーに造形の深い上級モデラーさんから連絡をいただき、実車のブレーキローターは

カーボン製で、スリットも穴も開いていないんです。手許資料を確認するとご指摘の通り! 

ご連絡をいただいた時点で、ローターはサスに接着済みで下の写真の状態でしたので、このままでいくことに

しました。

 

資料によると、一昨年にルマンをデモ走行するためにレストアした時には、カーボンローターは使用不可能で汎用

のスチールローターに置き換えたとのコトです。それだけ特徴的な装備だったワケですね。作る前に知っていたら

そのように塗装したと思いますが、実車写真を見ると私には再現難しそうです。

ただのダークグレー塗装で手抜きと思われるだけになりそう(^^;) 

 


 

サイドシル以外は接着済みです。

 

 

シャーシ・バスタブとサイドシル

 

 

がきちんと合いました。

 

 

 

 

シャーシに貼った黄色&ミドリの

 

デカール位置も良好です。

 

 

逆方向から。

 

 

 

 

やっと形になってきました(^_^)

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、ボディーのクリヤコート

 

&研ぎ出し をやってます。

 

また、灯火類のディテールアップ

 

も同時進行中。

 

製作記⑦で完成までいきますね!

 

 

 

 

 

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