昨年に続いて2年連続でお邪魔した
静岡オー集。
ほっこりと落ち着いた風情のある「駿府匠宿」
の一角だけ熱気に満ちてました。
台風接近で早じまいとなった
昨年とは打って変わって、秋晴れの
さわやかな日和で、会場の美しさも
ひときわでした。
昨年「招待モデルクラブ」だった水曜倶楽部さんは、あまりにも台風直撃コースのため参加見合わせで、今年改めてのゲスト出展でした。
入り口近くに質・量・ディスプレーセンスとも圧巻の展示でしたよ。
左側
中央
右側
767Bは Qさま! さんの新作です。いつもちゃんと新作を出されますねぇ。
8月の大阪オー集で発表済みですが、来夏の特設コーナーのテーマはV8。ガルウィング、スバル、フランス車、と3年連続で参加できません
でしたが、さすがにV8という広いテーマなので、来年こそは特設コーナーにも置かせていただこうと思います。
フル開閉の精緻さも仕上げの美しさもとてもハイクォリティなデイトナです。布製の工具入れを広げた小物の表現もセンスいいですねぇ。
356とニンジャの組み合わせ、ず~~~っと私の頭の中にあったテーマです。でも1/24のニンジャがないからできないなぁ、って思ってました。
あるんですね!(それとも改造とかスクラッチなんでしょうか?) まあ、この作品を見ちゃった以上、私が作るコトはないですが。。。
チャーリーのソバージュヘアも革ジャンの表現もすばらしいですねぇ。
このギンガムチェックのデカールを自作して、しかもこんなに綺麗に貼る。やわらかい雰囲気の作品で、楽しく鑑賞しちゃいますけど、技術は
とてもハイレベルですよねぇ。
画家、デザイナー、イラストレーター、のようなセンスとスキルの必要な塗装。こんなの塗れたら気持ちいいでしょうねぇ。。。
小さい模型を精密に作るのはもちろん素敵なんですが、大きな模型で精密感を表現するのはまた別の難しさがあるでしょうね。
24の乗用車とは比べものにならない広い面積のパネルが瑕疵なく塗装されてるのもスゴイと思います。私自身はトラックなどの大型車両は趣味の
範囲外なんですが、思わず見入ってしまうすばらしい仕上がりでした。
TDMC のT会長の作品。車種もキットも超エンスーです。
多大なエネルギーを傾けて製作中のアバルトのトランスポーターは着実に進捗されてるそうですが、ぱっと見には進んだ感がないので
今回は展示されてないとのコトです。次に拝見できる機会が楽しみです♪
TDMC の ribechan さんのブラバムは来月の名古屋でついに完成形を拝見できる模様。これまたとても楽しみ♪♪
発売前(ですよね?)のEP71 スターレットがズラリ。雑誌作例の由ですが、1台1台すべて、とても美しくキリリとした作品でした。
5ドアに改造した作品まで! 改造のクォリティもすごいレベルです。
うーたん さんのジオラマ。
ヤシの葉・・・中心が金属線の園芸用テープを切り出し。1600枚!! サーフボード・・・本当の木の板を貼り合わせて作製!
北欧調の家具・・・紙を積層して曲面を構成。などなど、題材のチョイスのセンスがよくて、工作法のアイデアが秀逸で、作る技術が高いという。
すごいです。
もう一つ うーたん さん。有名な事故のシーンの工作なんですが、つぶれている部分の素材はキッチンとかBBQ用のアルミの断熱シートです。
アルミ箔では薄すぎて、アルミ板では厚すぎて、って所で思いつかれた素材だそうです。なるほど、ちょうどいい硬さですよね。
とにかくオリジナルアイデアのてんこ盛りで、「一日に20時間ぐらい模型のコト考えてるでしょ?」って言ったら苦笑いされてたものの、
否定はされませんでした。本当にそうなのかも (^^;)
sugi さんの展示全景。ビッグスケールのサファリ240、350、370 の フェアレディZ尽くしです。
最近の作は 370 三態。
同一キットの同時進行製作ですが、単純に色が違う、っていうのには留まらずに、意匠・雰囲気にしっかり変化が表現されてて、どの1台も単独で
訴求力があって、3台並べるコトにより存在感が増します。私は白/赤のが一番好きです。赤のピンストライプはフィニッシュですって。
で、sugi さんと「黄色のボディカラー塗装での黒ホコリの苦労話」で盛り上がりながら、目の前にあるビッグスケールのカレラGTを拝見してて、
こんな大きなボディで黄色って大変でしょうねぇ、って噂してたらすぐそばに作者さんがいらっしゃって、そのまま3人で模型話になりました。
お見事な塗装&磨き上げの作品です。
DTM 車をたくさん並べられてる方がいらっしゃいました。どれもきっちり仕上げられてましたが、私はこのカラーリングが一番好きでした。
本当にスミズミまでカッチリキッチリのクリーンフィニッシュですねぇ。
モデラーズのレジンのスイフト。深みと鮮やかさを両立させた、とても美しいボディカラーが魅力的です。仕上がりもハイクォリティ!
大胆に汚し表現を施された NASCARマシン。迫力ありますよねぇ。
もう1台、ウェザリング表現を紹介。インプレッサのラリー仕様ですが、泥ハネ汚れがとてもリアルですね。
作者のノコッチさんは、多彩な作風をお持ちのモデラーさんです。
私が初めて魅せられたのは、2014年の関西オー集で拝見したメルセデスSLRマクラーレン。フルビューボディのキットでしたが、全体にツヤ消し
クリアを吹いて曇りガラス状にして、所々丸く透明部分を残してある、っていう意匠でした。その洒脱さに一発で惚れ込んで、レポで紹介
しましたよ。で、それ以来、展示会でお会いするたびにお話させていただくようになったんですが、本格的なクラシックカー・痛車・ロードカー、
と様々なテイストの製作を手がけられて、どれもすばらしいクォリティ!
今回はまた新機軸で、泥ハネのラリーカーなんですが、ウィングの翼端部分や窓枠にも泥汚れを加えられてて、すごく本物っぽい。
本当に何をやってもお上手です。
(登り坂を加速中の姿の展示にするために、前輪のサスが伸びた状態に作られたんですが、「坂」の製作が間に合わなかったんですって 笑)
主催者としてオープニングからとっても忙しそうだった mutti さん。
数年に渡ってGTマシンを連作されてますが、今回の新作はセリカボディ×2でした。
ラリーカーテーマの出展のご予定があって、それに向けての製作とのコトです。完成を拝見するのが楽しみ♪
CHi~ さんの超美麗作品。左は以前に拝見して実車について教えていただいた車ですね。センスのいい車名プレートもご覧ください。
かっぱコーヂ さんのランチア。 精緻・繊細・清潔・正確・上質・優美。。。。。
痛車4台。ベース車両が全部国産車で、アルテッツァにGTOなんて、車種選択がシブイですねぇ。とても綺麗な仕上がりで目を奪われました。
スーパーカブです。題材は地味でも、キッチリ作って美しく塗れば、こんなに惹きつけられる作品になるのね、って見本のような1台。
何台か並んでる中のコレをアップで撮影しようとしてたら、撮りやすいように横に出してくださいました。
私も製作中の TS050。大阪でも拝見した 8マン さんの作品です。
8マン さんに教わったこのキットの難所、これまでことごとく「本当にそうだなぁ」って実感してます。で、後輪とフェンダーアーチの間が妙に
広く開いちゃうよって情報にビビッてます。8マン さんは後輪の設置位置を強引に移動させて、スキマを解消されたとのコトです。
複数パネルにまたがるデカールも塗り分けラインもぴったり合ってますねぇ。私、こんなにぴったりに出来る気がまったくしません (^^;)
会場にもう1台あった 050。SOF さんの作品です。
SOF さんは後輪の設置はキットなりだそうです。8マン さんのよりスキマ開いてるの分かります。
8マン さん談「これぐらいのスキマ具合ならそのまま組んだけど、自分のはもっと盛大に開いてたんですよねぇ」・・・ちょっとした塗膜の厚み
とかで変わっちゃうんでしょうか? 自分のがどうなるのか激しく不安です。
なお、SOFさんは各パーツを組んじゃって、ボディの形にしてからデカールを貼ったそうです。インスト通りの作り方!
ただし、その後にクリアコート&磨き出しをされてます。複雑で大きな凸凹のあるこのボディにクリア吹きって。。。ハイレベルな塗装技術に
裏打ちされた製作法です。すごい。。。
と、自分の製作の情報をお2人からいただいた所でレポ終了。
私はこんな展示でした。「パンテーラ に ストラトス に BB。ど定番、いい意味でベタな楽しい展示ですね。」って ribechan さんが仰って
くださいました。誰でも知ってる車で、ごく普通に売ってるキット。見た方がスーパーカーブームを懐かしんでいただければ幸いです♪
静岡オー集、3回目の参加でしたが、今回はジャンケン大魔王に惨敗でプレゼントゲットならず (T_T) DS欲しかったなぁ。。。
去年いただいたコスモスポーツを作って里帰りさせなくちゃいけませんね!
会場では、来春の四国オー集は3月29日(日)ってアナウンスもありましたよ。
秋日和の一日、楽しい時間を過ごさせていただきました。改めまして主催クラブの皆さまと、ご交流いただいた皆さまにお礼申し上げます。
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