文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
映画やアニメの劇中車はカーモデル好きには魅力的なジャンルですよね?
あの漫画に登場するアレとアレを並べたらかっこいいなぁトカ、アノ車を作って横にフィギュアを置いたら面白いなぁトカ、構想だけはいくらでも
浮かびます。フィギュアは未体験ゾーンなので、この構想は妄想に過ぎないんですが、いつかはやりたいと思ってます。
で、フジミの頭文字Dシリーズの中から、女の子の走り屋の愛車として登場するシルエイティーを作りました。
まずは外装パーツの合いの確認から。
前後のコンビネーションライトはOK!
よくあるフロント3面一体のウィンドウパーツ。
フロントは合ってますが、サイドはスキマがあきます。
瞬着での力業では無理な広さのスキマです。
こういうパーツの場合は切断して3枚独立にすると解消
することが多いので・・・
ガンダムマーカー〈8〉で切断ラインの
目安を描いて、
スジ彫りガイドテープ〈31〉にそって
ケガいて
切断完了。
フィッティングの写真ありませんが、
サイドのスキマは解消しました。
左ハンドル仕様のワイパー穴が開けてあり、
完成後に見える状態(3段上の写真をご覧ください!)なので、
光硬化パテ〈35〉でふさぎました。
ここはひどい!! この合いの悪さはあんまりです。 こちらのラインもすごいスキマ!
少し角度を変えるとこう見えます。
ひどい(-_-)
この車で雨の日に走ったら、後部座席びしょ濡れです!
で、もともとモールドされていたガラスのフチ、を強調する
方向でプラ棒を貼り付けて、「削ってはボディーに合わせて」
を繰り返してフィッティングしました。
こちらのラインはボディー側にパテを盛ってスキマをなくして
はみ出たパテ(赤い線の辺り)を削り落としました。
はみ出しがまだ少し残ってます。完全になくなるまで、
サンディング&サフの繰り返し。
かなりピッタリフィットになりました。
完成後の写真です。
手間をかけた甲斐がありました♪
ノーマルのバンパーの上からエアロタイプのバンパーを
被せる指示です。
いやいやいやいや、これじゃあ小学校低学年の工作でしょ!
ひどすぎる partⅡ !!
絶句・・・。
合いが悪いトカのレベルの話じゃなくて、
組み立て不可能です。
しかも、開口部が全部塞がってて嘘クサイし。
まず、エアの取り入れ口を片っ端から開口。
ピンバイス〈12〉で穴ぼこだらけにしておいてから
ナイフ〈4〉で開口します。
サンドペーパー〈1〉で切断面を綺麗にして、1か所完了・・・
あと5つ(T_T)
で、ノーマルバンパーのこの部分を切り落として、
その他の干渉部分も削ったりして合わせていきます。
シャーシのキャッチ部分を残すように切断しました。
外から被せたエアロバンパーとノーマルボディーのスキマは光硬化パテで埋めてがっちり固定。なんとかなってよかった!
こんな感じになりました。
このアト、パネルの継ぎ目のスジ彫りを整えたり
ボディーとバンパーの面が連続するように
サンディングします。
せっかく開口したので、ラジエターやら網目やら
工夫することにしましょう!
リヤスポはボディーに合わせておいて、上からピンバイスで貫通。
完成後にキッチリ装着できるように軸打ちします。
こんな感じです。
軸の穴はパテ埋めして、綺麗に均して、塗装後わからなくなるように
します。
クイッと押し込むときっちりフィット。接着剤いらないぐらいです!
ここも気に入りません。マフラーカッターが長すぎて・・・
下に垂れすぎ。
ジャンクから径の近いのを探して
差し替えます。
プラ棒でつないで
開口して出来上がり。
垂れ下がりを解消した時に、ボディーにマフラーが当たらないように
ここを削り込んでおきます。
長さはこれぐらいが自然ですよね?
垂れ下がりも接着部分を調整して直しました。
それにしても、
A:完成後に丸見えの余分なワイパー取り付け穴。
B:スキマだらけのリヤウィンドウ。
C:絶望的なフロントバンパー。
あまりに不親切なキットです。
特にA、Bはクリアパーツですから、今回のような修正をしたら、ブラックアウトを表から塗装して修正跡を隠すしかありません。
車検ステッカーや「180SX」のデカールを貼るので、どっちみち「ウィンドウの外からブラックアウトを塗装」「外からクリアコート」
をして研ぎ出し、となっていたかもしれませんが・・・。
またCの解消にはボディー側の切断が必要で、たとえば初心者の方にはかなり大きなハードルです。
もう少し丁寧な設定をお願いしたいと感じました。
次回は走り屋らしからぬ腰高な車高
の修正から始めます。