文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

プリンス R380 製作記 ⑤室内はほぼ自作。

さて、このキット、室内のパーツ構成はとてもシンプル。

 

実車も質実剛健で、必要最小限のモノしかないレーシングカーですが、あまりにも寂しいコクピットになっちゃいます。

 

多くの方から画像・資料をいただいたりしてますので、一応は「日本GP出場仕様」に寄せる方針で、でも、いつものように

 

忠実再現なんて手に余るので、「そこそこ似てるかなぁ」ぐらいをメドに改造しようと思います。

 

さあ、片っ端からパーツ自作だぁ♪

 

 

フロアトンネルは、キットのように四角くもないし、前方のバルクヘッドまで続いているワケでもない。また、シート前方床面には斜めに補強バー

 

が這ってるようなので、まずはそこまで再現。


 

 

後方のバルクヘッドはキットのように

 

垂直じゃなくて後傾してて、シートより

 

かなり上まで高さがあります。

 

 

また、シートベルトは後ろから上方に

 

引っ張り上げられて来て、バルクヘッド上部の

 

金具を通ってシート座面の方に下りて来てます。

 

 

 

 

 

元の垂直のバルクヘッドの上の方を

 

切り落としてしまい、代わりに後傾させた

 

プラ板をくっつけます。

 

高さも増しましたよ。

 

 

ボディの内側と干渉したので、何度も上下合体

 

させながら、当たる部分を削っていって

 

ぴったりにしました。

 

 

シートベルトの通る金具をつける所に

 

穴を開けておきます。

 

フロアトンネルの様子が分かりやすい資料が乏しいんですが、

 

「革でくるまれた丸い形状」で、シートの座面前端ぐらいまで来てるようです。

 

で、その一番先にシフトレバーが生えてるんですね。

プラ棒でトンネルを作ることにして、シフトレバーの付く辺りは掘りこみます。ノブはキットの

 

パーツの形状がよかったので使います。アルミ線にノブを刺して、根本は平べったくつぶして

 

プラ板でサンドイッチしてそれっぽく。こういう所をビシっと精密に作ると一段上のモデリングに

 

なるんでしょうけど、私、いつもこんな感じで足踏みですねぇ。


 

ん~、あんまりカッコよくないですねぇ。トンネルはナイフやらヤスリやらで表面を荒らして、革っぽくしようとやってみました。

 

これまた効果もデキもイマイチ。救いはノブの形が良いコトと、レバーがピシっとしたコトですかね。。。


 

シートとフロアトンネルの収まりはこんな感じ。

 

 

 

超幅広のサイドシルがこの車の特徴ですが、

 

この下が燃料タンクになってるんですね。

 

実車写真を参考に、プラ板を貼り、

 

リベットも表現しときました。

 

 

ABCペダルを自作してつけたかったので、モールドは

 

切り落とし。その際に床をデコボコにしちゃったので、

 

プラ板貼って隠しました(△の白い部分)。

 

車の前後をつなぐように、シートとサイドシルの間を各種ホース・コードが通ります。私の確認できた範囲では、ナビシート側は3本、

 

ドライバーズシート側は2本のようですので、こんなふうに準備。メッシュホース調の素材は、787Bの時に手芸店で見つけたヒモです。


 

 

ダッシュボードはとんでもなく大きい接着代で

 

ボディにくっつける構成。

 

 

シャーシじゃなくてボディ側に付けるため・・・

 

・・・サイドシルとの間にスキマが開きます。実車ではここは連続面なので、スキマをパテで補って面がつながるようにしました。


 

 

ここは丁寧にヤスリがけして、Rがぴったり合うように

 

整えました。が、上面がいかにも固そうな平面。

 

 

実車はソフトパッドが入っているように見えて、

 

こんなテーブルみたいな平らな形状じゃありません。

 

パテを盛って、濡らした指の腹でこすりながら、それらしい形にしてみました。少なくとも柔らかそうには見えるようになったでしょ?


 

 

ダッシュ前面はこんなモールド。

 

左半分は何にもない のっぺらぼうです。

 

 

大先輩モデラーさん(年齢じゃなくてキャリアの大先輩です)から、レース時のダッシュボードの貴重な資料を見せていただきました。

 

メーターの配置も数も違いますね。ナビシート側にはこんなモノがついてたようです。というワケで、まずはモールド全落とし。


 

 

ナビ側の3つを作りましょう。

 

 

ジャンクのカケラ(突起付きのグレーの部分)と

 

ちょうどいい太さのランナーの輪切り(黒い部分)を組み合わせて、

 

太め(0.8ミリ径)のコードを刺しました。

 

 

軸打ちしときます。

 

真ん中の袋(ウィンドウォッシャー液でしょうか?)は、ジャンクから使えそうなパーツを見つけて、パテで膨らみを加えました。

 

注入口は径違いのプラ棒の組み合わせでっち上げて、ハトメは真鍮パイプを刺して表現。底の方に白いコードを刺して、

 

全体をオフホワイト(白に茶色と黄色をほんのちょこっと混ぜた)に塗りました。仕上げにツヤ消しクリアを吹いてます。


で、消火器(で合ってますか?)もジャンクでラクしようと思ったんですが、

 

残念ながらオーバースケール。


 

これぐらいが適当な大きさでしょう。  2ミリ、3ミリ、5ミリのプラ棒を準備して・・・


 

3ミリのプラ棒に2ミリの穴を開けて上部を作ります。フチの肉厚は0.5ミリ、ふふ、うまく開けられたよ♪ 小径のピンバイスから徐々に太いのに

 

替えて掘ってくんですが、一番最初の穴をど真ん中に位置させるのがポイントですね。


 

 

この時点で少し嬉しい (^^)

 

1年に1回ぐらい登場するエッチングを使って、こうします。この時点でかなり嬉しい♪♪


 

私と前後10歳違いぐらいの世代の方。

 

昔、プラモのフェンダーを膨らませる改造法として、ライターでフェンダーをあぶっておいて、ピンポン球を押し当てる方法が雑誌に紹介されて

 

ませんでしたか? 私の記憶では、車雑誌の中にプラモコーナーがあって、そこに載ってたような。胸を躍らせて試して、一瞬でボディをダメに

 

してしまったあの悲しみ。。。閑話休題。こんなコトをして、雨樋みたいな形状を作り・・・


 

リベットも加えてこんなのを作ります。上の方で紹介した写真とは別に、こんな画像もあるんですよ。


 

作った各パーツを付ける穴を開けて、ウォッシャー液の袋は実車同様にL字釘(!)でぶら下げるようにします。


 

こんなふうに付くワケですね。

 

この時点でとても嬉しい (^^)/ 

 

消火器が何色なのか不明なのがツライですねぇ。赤でいいのかなぁ? 消火器らしく見えやすいと思うので赤にしとこ。


 

 

続いてダッシュボード右側を作っていきます。

 

 

キットのメーターのモールドは、大1・小3のリングでしたが、

 

実車は大2・小4です。

 

(ステアリングボスの陰になってる所に小1あり。)

 

 

トグルスイッチがたくさん並んでますが、レバー付きの所と

 

基部のポチだけの所が混在。

 

 

タコメーターの左上にミゾが切られていて、レバーが生えてます。

 

ワイパーかな? ウィンカーかな? 

 

分からないので以下ウィンカーレバーって呼びます。

 

当然、キットのメーターデカールは、大1・小3しか入ってません。

 

 

足らない分を追加すると、大きさやプリントの感じがばらついて

 

しまうので、統一感を出すために、全部 barchetta の

 

メーターデカールに差し替えるコトにします。

 

 

大は直径3ミリ、小は1.5ミリ径ぐらいです。

 

 

毎度ワンパターンの細工ですが、今回もこれでリングを作ります。

 

手芸店で売ってるヤツですが、0.2ミリって細さが魅力なんですよ。

 

 

ピンバイスの3ミリ、1.5ミリに巻き付けたワイヤーを高硬度金属用のニッパー〈56〉

 

でプチってすれば、

 

 

パラパラって同径のリングが量産できます。

 

失敗したり、どっかへ飛んでったりするので、少し多めに。

 

パンチコンパス〈63〉で切り抜いたプラ円盤にリングを接着して黒塗り。黒く塗っておけば、デカールが寸足らずでも目立たずにすみます。

 

で、デカールが密着しやすいようにクリアも塗っておきます。あとはデカールを貼ってからジェルクリア〈27〉でガラスを入れて完了です。


トグルスイッチの付く場所に穴を

 

開けます。

 

ウィンカーレバーのミゾも彫りましたが

 

綺麗な直線が出てませんね。

 

やり直し (T_T)

 

さっそく入手したばかりの

 

シアノンの出番だぜぇ。

 

ステアリングも自作なので、綺麗に装着

 

できるように真鍮パイプを刺しました。

 

 

トグルスイッチの基部のポチは、AFVの

 

ディテールアップ用のボルトナットセットで。

 

先に穴を開けて、うまく中心に穴を開けられたのを

 

選んで使います。

 

 

ポチを接着して、ミゾはとっとと彫り直し。

 

矢印の先の白いところがシアノンで

 

埋めたトコです。

 

 

これで土台は完成。

 

キットのステアリングホイール(中央)は

 

実車と微妙に形状が違うし、バリ・荒れも

 

結構キツイ。ジャンクの寄せ集めで自作します。

 

 

直径の近い左のヤツのホイールと

 

右のヤツのスポークを合体させましょう。

 

 

こんなできあがり。

 

実車で中央に出ている軸をアルミ線で表現。

 

ボスの部分のねじ穴付きの丸は、手持ちエッチングからそれっぽいのを

 

持ってきました。

 

 

こんなふうに真鍮パイプにに差し込みます。

 

トグルスイッチは最初、アルミ線の端っこをヤットコ〈3〉でつぶして

 

自作し始めたんですが、ヤスリで整形しても形・大きさが不揃いになってしまい

 

不格好でした。

 

 

手持ちエッチングに方針変更。

 

軸が棒状じゃないのがイヤだったんですが、試しにダッシュボードに刺してみたら

 

まったく目立たない。最初からこれを使えばよかった。

 

超小さいこれらを曲げて、黒く塗って。

 

一個もなくさなかった自分を誉めたいですわ。

 

ここまでの成果がこれ。

 

ウィンカーレバーは先をつぶした

 

アルミ線です。

 

あっ、サイドブレーキレバーを忘れてた。ステアリングホイールの右下にあるんです(上、資料写真参照)。

 

 

 

では、室内最後にシートベルトを作りましょう。

 

小さなドライバーの先端を治具にして、アルミ線でベルトの通る金具を作製。

 

 

その金具をバルクヘッドに差し込み接着

 

しといてこのようにベルトを組みました。

 

 

実車資料を参考に、ブランドロゴもない

 

白のベルトで。

 

 

バックルは実車と違いますが、

 

エッチングをそのまま使っただけの

 

手抜きです。

 

 

完成後に室内がどれぐらい見えるか、ボディを

 

載せてみました。

 

 

ダッシュボード上面のソフトパッドの表現は

 

やった甲斐があったようです。

 

 

サイドウィンドウは小さいので、この程度の見え方。

さらに小さなリヤウィンドウからは

 

やっとこれぐらい見えるだけ。

 

 

まあ、完成後に室内が見えないのは

 

お約束だし、手を抜いて雑にやった所が

 

予想以上にしっかり見えてしまうのも

 

お約束。

 

 

今回は自分でガッカリするほどの失敗箇所

 

はなくて済んだかな、って感じです。

 

と、嬉しがって様子を眺めてたら、ABCペダルとサイドブレーキを付け忘れてるのに気付きました (T_T) 

 

どちらも接着しにくい場所なので、先にやっとかなくちゃいけないのに。。。嬉しがりと物忘れの相乗作用で我ながら阿呆です。

 

 

 

持ってる中で一番細くて長いピンセットを

 

使って、曲芸の気分でペダルを接着。

 

 

トグルスイッチを折ったりしたら

 

阿呆の累乗なので、慎重に!

 

 

なんとかできました。。。

 

 

 

 

 

サイドブレーキに至っては、作ってもいませんでした。

 

何やってんだか。

 

 

とっととプラ棒のカケラと真鍮パイプで作って、

 

マットブラックで塗ってから装着。

 

今頃になってバルクヘッドに穴を開けて

 

差し込み接着です。

 

 

 

実物はもう少し奥に引っ込んでるようですが、

 

全然見えないと悔しいので、少し手前側に

 

しました(黄色い丸の中)。

 

どっちみち完成後には見えないだろうけど。

 

 

 

トグルスイッチはチカチカと光って目立った

 

ので、根本からツヤ消しの黒で塗り直しました。

 

この方が自然に見えますね。

 

 

これにて内装は完了。製作記⑤も完結とします。

 

ボディはデカール貼りに備えてクリア塗布済み。軽くコンパウンドをかけてから貼ろうと思います。

 

いよいよ最終段階、製作記⑥で紹介しますね。しばしお待ちあれ。。。

 

 

 

                                          まだです。