文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
このキットは長らく絶版で、中古でしか手に入らない状況。それなのに去年(だったと思う)、AcuーStionがエッチングを市場に出しました。
この辺りの流通事情は全然知りませんが、なんだか不思議なタイミング。私にはとっても好都合ですけど (^_^)
フロントスクリーンのステー(矢印部分)が、
ぜひ欲しかったので即購入。
ワイパーも汎用品のエッチングワイパーでは
大き過ぎなので、専用品が手に入ったのは
ありがたい。
さらにエンジンのCOSWORTHのプレート
(オレンジの○) も嬉しいですね。
フロントグリルはキットに入ってたモノの方
が厚みがあって「らしい」かな。
フロントガラスには横一文字に派手にキズが
ついてました。
幸い平らなガラスですから、プラ板に置き換えた
方がラクかもしれません。
各パーツは、バリ・ヒケ・荒れ・押出しピン跡、
いずれもかなりのものです。
これは、旧いキットだから仕方ない。
根気よく整えましょう。
では、作業開始!
いつものことですが、各部の構想を一気に考えるのは私には無理だし、しんどいばかりで楽しくないので、思いついた所からイジります。その作業を
してるうちに次の修正 or 改造箇所が見つかる、っていうのが、私には気持ちいい進み方ですね。(それって行き当たりばったり って言わない?)
とんでもない デカさ & 深さ の
押出しピン跡(矢印部分)。
研磨だけでは消せそうもないので、
パテ埋め(黄色い所)します。
光硬化パテ〈35〉でやりました。
この車のフードは脱着式。
今回はエンジンも作るので、フードを
外す場面も多そう。裏側ではありますが
キレイにしときます。
外装の大きなパーツを組み合わせて
様子見。
次は何しようかなぁ・・・・・
・・・・・スカットルに決定。
ワイパーの基部を削り取って、
バッテリーを切り離します。
フェンダーとボディサイドの間の深ーい谷。
塗料も回りにくいし、磨きも大変そうだなあ・・・・・
・・・・・えーーーいっ!
後で位置決めに困ら
ないように、切る前に
リベットのモールド
部分にピンバイスで穴
を開けておきました。
本当にリベット留めで
仕上げます♪
切り取って、断面を600番で整えてから、
透明プラ板を貼り付けます。0.2ミリ厚。
外側は余分な部分を取り去って整形。
内側は3ミリ幅ぐらい残して、
ボディに開いてる穴に合わせて
ピンバイス。
この時に穴が見えるように
透明プラ板を使ったワケですね。
簡単にフェンダーのリベット留めの
細工ができました。
実車と同じで嬉しい♪
志賀針〈24〉の2号を使っています。
リヤも同じ作業なんですが、ボディパネルが平面じゃなくて、後の方でカーブする曲面なので、切り取ってからパテでフィッティングします。
爪楊枝をヘラ状にカットして作業しますが、常に先端を拭いながら整形。ティッシュに点々とついてる黄色が拭った跡です。爪楊枝にパテが付いてる
と、盛りたいパテとくっつき合って思うように整形できないんですよね。 後でハズしやすいようにボディにセロテープを貼っておきます。
フロント同様に透明プラ板を貼って、
リベット留めの細工完了。
裏からプラ板を貼って、さらにパテで覆って
厚みをかせいでおいて
外側をサンディングして面一にしました。
外板パーツの中で、位置決めがやっかい
なのがノーズコーン。
接着代はモールドされてるんですが、
ダラケてて、正確な場所が決まりません。
ノーズコーンとスカットルの間に、
きちんとフロントフードが収まらないと
かっこ悪いでしょ。
あちこち丸見えの車なので細工の隠しよう
がないんですよねぇ。。。
仕方ないので、下側に洋白板でステーを
でっち上げて固定できるようにします。
赤矢印は瞬着でがっちり接着。
青矢印はスキマが開くのでパテを補った上で
これまた瞬着。
こんな風にしました。
実車と違うけど、こんな固定しか思いつきません。
接着位置をパテで作っておきます。
ステアリングのシャフトの通る穴が
直上のメーターリングに食い込んでます(^^;)
これじゃあ、エッチングのリングが貼れまへんがな。
これで、メーターリングとステアリングシャフトの穴を両立できた♪
メーターパネルの形状が変わってしまったので、接着できるよう細工
しておきます。今回はパテからのガードはマスキングゾル〈16〉。
形状が複雑でセロテープでは無理です。
もともとこの接着は、位置が曖昧だったんで、ちょうどいい。
最新のキットと違って、あちこち接着位置の設定が雑です。
上の方でも書きましたが、今作はフェンダー
以外はアルミ地肌のカラーリングにします。
妄想の中ではアルミ板で作ることも考えたん
ですが、手に負えないとオトナの判断をして
アルミテープを貼り込むことにしました。
左の鏡面のを持っていたので、これに適度な
ヘアラインをつけよう、って思ってたんです
が、元からちょうどいいヘアラインのテープ
(右のヤツです)もあったんですね。
模型仲間が持っていて「好きなだけ使ってい
いよ」っていただきました。(どちらも
NITTO製、ホームセンターで売ってます)
ばっちりの素材をありがとうございます!
断面や開口部には前もってベアメタルを貼って
おきます。
質感が似ているのでこれでごまかせそう。
吸気口のふくらみには、厚いアルミテープを追従させるのは無理なので、ベアメタルを貼り込みました。で、フード全体はアルミテープです。
なかなかいい雰囲気が出てると思いませんか?
質感もフィッティング
もいいんじゃない?
うふふ。。。。。
で、5日後。
この間、フィッティングなどで
ちょくちょくフードを触りました。
そして床に2回落としました。
無数のエクボや爪の跡が。。。
落とすことは注意すれば防げますが
触るたびにこんな風にキズが増える
とは。
完成後にどんどんキズが増えてく
ボディ・・・これはアカンなあ。
悦に入ったのはほんの数日。ここで手も頭も止まってしまったので、ちょっと冷却。①もここで区切りとします。
②もがんばるぞ!!
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