【 478 】エンスーシリーズ、難しい。

 

 

 

 

いっぱい省略するつもりなんですけど、それでも難しいです・・・・・

 

・・・・・私、エンスーシリーズは2007年にディノ246GTSを作ったのが唯一の経験です。HP開設の5年も前ですが、昔から作り始めたら完成

 

させる、ってコトにはこだわっていて、ディノは8か月もかかりました。この時の苦しみがトラウマで、同じ車ならRSシリーズで、って感じで

 

逃げてきました。でも、積みにはいっぱいエンスーシリーズがあるので、逃げ続けてるワケにはいかない。。。

 

 

例えばこのパーツ。バンパーに付くオーバーライダーですが、

 

 

 

 

 

バンパーのモールドをきっちり跨ぐように設計されてます。

 

緻密ですよね。

 

 

 

 

 

でも、その緻密に設計されたパーツに、こんな風に強烈な

 

ヒケやら押し出しピン跡があって、処理しなくちゃならない。

 

 

 

 

 

反対側も大きなヒケ。

 

 

 

 

 

で、緻密な「跨ぎ」部分はパーティングラインで

 

ガタガタ。形状が複雑な分、処理もメンドウという。

 

 

 

 

 

最後に実車に合わせて少し形状を変えてやっと完了。

 

前後に2個ずつの4個を処理するのに、映画のDVDが

 

1本終わるぐらい時間かかりました。。。

 

実物の構造をしっかり再現してあって、各所の設計がとても精密。

 

なんだけど、部品1個1個に処理が必要という大変さがあります。

 

 

 

 

 

また、一般的なキットならシャーシは

 

1パーツって感じでしょ。

 

 

 

 

 

ところが、この①②に示される部品の組み合わせで

 

やっとできるんです。

 

1か所の設置誤差はわずかでも、たくさん組み合わせれば

 

誤差の合計は大きくなって、結果、他の部分と合わなくなって

 

しまう、という難しさも。

 

サスペンションもこうですから、仮り組みの時にタイヤ位置を

 

決めるのもとても大変。

 

 

 

 

 

製作記で紹介してた幌カバーの浮きは、裏側をあちこち削って

 

これぐらいまで解消できました。

 

浮いてる所をぐっと押さえつけて裏から志賀針を瞬着で

 

固定したら大丈夫そうになりました。一歩前進。

 

全体から見れば小さな小さな一歩だけど ^^;

 

 

 

 

 

 

前後のフードのパネルラインの直しは現実逃避したまま。。。

 

他の下ごしらえが終わったら、イヤでもやらないといけなくなるので、それまで逃げ続けよ。。。

 

近いうちに製作記①追記します。

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    sugi (火曜日, 10 8月 2021 21:41)

    356の制作が始まってから、更新を心待ちにしております sugiです。
    こちらは240Zのお披露目も先週末に済ませ、次回作を思案中です。例のブログも一応更新しておりますので、ご覧いただけるとありがたいです。

    毎年の夏の恒例のキャラモノのコンペと大きなモノは今年も取り見たいと考えており、現在は昭和のロボットアニメに登場する当時のキットを制作中です。間接部にボールジョイントやネオジム磁石仕込んだり、後ハメ加工したり、すさまじい合わせ目にもいくつかの選択肢のなかから最適なパテを選んだりと制作過程を心から楽しみながら、クラブのfacebookで紹介しております。

    同じようなことがカーモデルでもいえると思うのですが、令和の現在入手できるマテリアルは当時より選択肢が豊富ですし、だからこそフジミのエンスーシリーズの味の感じ方も変わってくるのではなかろうかと思うのです。私にはとてもハードルは高く感じますけどね。
    昨年シトロエンを組んでいて感じたことですが、40年も前のキットなのに組み上がっていくにつれCADのない時代にどうしてこんな精度のキットができるのだろうかと感動した記憶がありますが、作っていて設計された方に対して尊敬の念を感じたことは初めてのことでした。

    240Zは、いい意味でこれとはまったく対照的なキットでした。まったくストレスなく仕上げの段階を進めることができます。3つめがまだ目の前にありますが、バリエーション展開も期待できるようですし、おそらくこれからもまだ何台も作ると思います。同じ模型なのに、どうしてこうも違うのかなと思いますが、どちらも好きなんだろうな。私はきっと…。 ではまた。

  • #2

    模型転倒虫 (火曜日, 10 8月 2021 23:43)


    こんばんは、ブログ拝見、熟読しました。

    めちゃくちゃすてきですねぇ、紅白の240Z。最新のタミヤクォリティと sugi さんのスキルの相乗効果で見入ってしまう美麗作品ですね。
    どうだ、文句あるか、っていうぐらいすばらしい出来栄えです。クラブのお仲間がマルーンを製作されているとのこと、3台並べたらタマランでしょうねぇ。大人気のキットなので、作る方も大勢いらっしゃるでしょうし、どこの展示会に行っても集合写真撮るのがとても楽しそう♪ そう思うと自分も旬のうちに、ってなりますが、356 の険しい山道を登らないといけないのでかなわぬ夢ですなぁ。。。

    「模型の楽しさをどこに見出すか考えさせられるキット」とおっしゃってましたが、なるほどです。タミヤの86・ND・NSXなど、バチピタキットを何台か作りましたけど、やっぱり「何か」しないと気が済まないですもん。半面、前作のキャデラックや製作中の356なんかは、「あの状態からここまで直したぞぉ」って所に大きな(自己)満足感を得られるのが(シンドイけど)無上の楽しみですから。

    「エンスーシリーズの味の感じ方の変わる製作」なんて程遠いですけど、なるべく綺麗に作りたいと思ってます。それにしても難しいですねぇ、エンスーシリーズ。。。エンジン省略しまくり・足回りゴマカシまくり、で作るつもりですけど、ボディの綺麗さはがんばってみますわ。

  • #3

    sads (木曜日, 12 8月 2021 20:56)

    こんにちは。 356の製作が始まって毎日更新されていないかと出入りしています。
    今回は小ネタを持ってきました。墨入れについてです。すっごい貧乏(金がないだけ)なのでエナメル塗料と溶剤が買えないので、
    100均で売っている墨汁を使ってみました。水で4~5倍に薄めたものでやりました。
    かなりスーッと流れていくのですが、色が黒しかないので、かなり用途がかぎられてしまいます。
    でも、こんなバカっぽい実験はほっといて、かっこいい作品を作ってくださいね!

  • #4

    模型転倒虫 (金曜日, 13 8月 2021 00:29)


    こんばんは。

    毎日なんてお聞きすると更新が遅くてスミマセンって感じですねぇ ^^; 明日から盆休みなので、なるべく進めようとは思ってますけど。

    スミ入れに墨汁ですか。粘度が低いからスムーズに流れそうだし、拭き取りは水でいいし、作業性はとっても良さそうです。
    ミゾの底に付けばいいんだから、食いつきの弱さもあまり問題にならないのかもしれませんね。

    オトナプラモを始めたかなり初期の頃に模型電動士さんのサイトで「スミ入れの色=ボディ色+黒」と拝見して以来、例外なくそうしてます。
    なので、黒でスミ入れするコトはありません、私。で、拭き取りはホワイトスピリット、と。

    でも、上級者の方で極細のスジをシャープに彫っておいて、塗料は黒って方もいらっしゃって、そのキリっと引き締まったスジの表現はとても魅力的です。塗装や磨きを始め、どんな作業も人それぞれのやり方があるって模型作りの面白い所かもしれませんね。