【 498 】モケトモ展示 on web 2021 その11

 

 

 

 

 

その11は おたっくけん さんの930ターボで・・・・・

 

前回の934に続いて「赤いポルシェ」♪ スーパーカーって人それぞれに「刷り込み」があって、マイベストな車種や色がありますよね。

 

私、ポルシェは930ターボです。コンペマシンだとマルティニカラーの935。どちらも子どもの頃に完全に惚れちゃいました。

 

塗り分けがヤッカイなタミヤの930のボディ、完璧な塗装です。曲面に覆われた抑揚たっぷりなボディが美しく磨き上げられててうっとり。

 『昨年に続き、参加させていただきます。リアルオー集を含めると、4年連続飛び入り参加です。
 
  昨年のweb展示会のあと、来年の名古屋オー集のテーマ展示は劇中車と聞いていたので、年明けにはキットなども用意してました。
 
  (この時は、今年もwebになるとは思ってませんでしたね)』
本当ですね。昨年末に今年のテーマが「劇中車」と決まった時にはトヨタ博物館で並べるモンだと思い込んでましたよ。。。
9月に今年もweb展と決まった時にご連絡差し上げたら、ご自身のブログで早々に参加を表明してくださいました。
 『劇中車と聞いても、映画やテレビには疎く、ピンと来るものがありません。自称スーパーカーモデラーなので、アニメなどの中で
  決めたのが、これです。シティーハンターに出てくる、野上冴子が乗るポルシェ930ターボです。』
「シティーハンター」お洒落でカッコいいマンガでしたね。私、マンガは週刊少年ジャンプ派だったので、連載時にリアルタイムで
読んでました。映像も声もマンガの雰囲気を見事にアニメ化したテレビも観てました。TM NETWOEKの主題歌がまたカッコよかった。
で、当然ながら印象が強いのは主人公の冴羽獠と相方の槇村香なんですが、北条司マンガらしく、他にも美女がいっぱい。女刑事の野上冴子も
飛び切り美人でセクシーな登場人物で、愛車は930ターボ、と。 他の登場車がミニ、フィアットパンダ、マツダキャロル等の小さくて
愛嬌のあるクルマな中で、際立つ存在でした。
 『キットはタミヤのポルシェターボ'88をベースに、フジミのエンスーキットのパーツを一部に使用しています。以下、加工箇所です。
  ○フロントバンパーがクレーマータイブなので、光硬化パテとプラ材で製作。』

 

おたっくけん さん定番のガラスの着色。今作も自然で綺麗なグリーンガラスが実車感を高めてます。

 

小学校の帰り道に怖い人達の事務所があって、その前に赤の930が停まってたコトがありました。吸い寄せられるように近づいてリヤウイングを

 

ぐいぐい触って、ふと横を見たら張り番の若い衆が。一瞬で顔面が引きつってそそくさと離れました。子どもって(私って?)バカですねぇ。

 

後ろ姿の写真を拝見してたらそんなコトを思い出しました。。。このリヤウイングがたまらないんですよねぇ、930。

 

 『○シートはフジミのノーマルタイプを使用。インパネの5連メーター部分だけフジミのパーツを使用。』

 

メーター、とてもクリーンな仕上がり。フロア、サイドシル、シート、と質感の違いがきっちりと(でも自然に)区別されてますね。

 

この写真1枚だけでもいくらでも見せ場があります。

 

 『○フロントのトランクを開けて、中身を製作。』

 

とあっさり言われますが、エンスーシリーズのフードを接着する所から始める私には驚異の世界です。。。特に今回は9月半ばから急ピッチで

 

作られたので、時間と手間は節約したかったと思うんですけど、作者さんにとっては「フル開閉は当然・開けたら中身は作る」が必然

 

なんでしょうね。タワーバー取り付け部のリアルなコト!

 

 『○リアのエンジンルームも開閉させ、エンジン本体はフジミのパーツを使用。』

 

空冷・リアに縦置き、のポルシェのエンジンルーム。でかい冷却ファンの目立つ、いかにもポルシェらしい景色です。

 

当然、前後フードともにまずは中身に目が行きますが、開口したことによって見えてしまうフード裏&ルーム内の加工・ヒンジやステーの

 

工作など、周辺を丁寧に作ってあるからこそのリアリティなんですよね。すばらしい。

 

 『また、ハセガワのバブリーガールズをベースに、

 

  野上冴子風のフィギュアを作って添えました。

 

  ミニスカの姉ちゃんが笑って銃を握ってますが、

 

  雰囲気だけでも出てますかね?』

 

昨年のオープンカー群にも美女のフィギュアが添えられて

 

ました。今回は野上刑事です。

 

こういう超ミニスカのイメージでしたねぇ。

 

 

 

 

 

 『○ドアを開閉式に。ドアガラスを0.2プラバンで製作。』
サイドのガラスの薄さの効果が良く分かります。ドアクローズの模型でもここをプラ板にすると室内がクリアに見えて気持ちいいですけど、
開けた時のガラスの向こう側の見え方にはさらに効果大ですね。

 

この車のように、ルームミラーがフロントガラスにベタ付けの場合、接着の仕方が難しい。

 

接着剤点付けだと外からムラが見えちゃうし、かといって接着剤のはみ出しはイヤだからべったりとは使いにくいし。接着面、きっちり均一です。

 

いつもながら、「閉めて」しまえば「開く模型」だとは思えないほどの見事なチリ合わせ。本当に感嘆しきりです。。。

 

 『みどり〜のなかを は〜し〜り〜ぬ〜け〜て〜く〜♪…と口ずさみながらご覧下さい。』

 

紅白で歌う時に「ポルシェ」を「クルマ」と歌詞替えしたとか、若い人分かんないでしょ? ^-^

 

930と美女の素敵な後ろ姿。

 

おまけのGT2との2ショット画像も送ってくださいました。おたっくけん さんの部屋にはこんなのがいっぱいあるんですもんねぇ。

 

ゾクゾクしますなぁ。

 

ご本人のブログに車もフィギュアも製作過程が詳しく載っています。ご覧あれ。

 

上のリンクは車の最初のページ、超一体成型で有名なタミヤのボディを切り離しまくりの所に貼りました。

 

 

同日に時間差でもうお一人メールをいただいてます。次回「その12」が最後になりそうです。お楽しみに♪

 

 

 

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コメント: 5
  • #1

    オートビルダーS (月曜日, 06 12月 2021 08:30)

    おたっくけんさん、はじめましてオートビルダーSと申します。
    模型製作に出戻って4年ほどですが、おたっくけんさんの作品はもちろん拝見していました。
    今までお会いしたこともないのですが、模型友達(先輩)の模型転倒虫さんのサイトなので、初めてのコメントをさせていただきました。
    フル開閉式とは思えないパーフェクトなフィニッシュ、素晴らしいですね。
    内装やドア開閉に伴う内壁?の製作もきれいでため息が出るほどです。
    私も開閉式に挑戦しましたが、あえなく玉砕しましたので、この仕上がりの神業度がよく分かります。
    実は私も今ポルシェ(フジミの930ターボ)を作っていますが、前回の失敗が怖くて開閉式にはしていません(^^;
    いつかまた挑戦しよう思ってはいますが。
    またいつかお会いできる日を楽しみにしています。
    模型転倒虫さん、またまた、ありがとうございました(^^)

  • #2

    おたっくけん (月曜日, 06 12月 2021 08:59)

    早速紹介していただき、ありがとうございます。
    直したいところが、いくつかあるんですよね~(^_^;)いつか直に見ていただくまでには、直しておきたいと思います。
    一番は、最後に慌てて作ったナンバーですね。
    厚めの写真用紙で印刷したのですが、ラインがビシッとしてないのが分かりますね(汗)
    フロントガラス直付けのミラーですが、取り付け部を黒く塗っておいて、エポキシやゴム系で接着するとキレイに出来て、やり直しも効きます。裏縁黒の時にマスキングして一緒に塗装すれば楽です。
    なんとか間に合って、ホッとしています。
    おかげで今年の完成品が増え、新年が迎えられそうです。来年は、リアルに開催されお会いできるといいですね。まとめのweb展示会も楽しみにしてますよ。
    今回もどうもありがとうございました。

  • #3

    おたっくけん (月曜日, 06 12月 2021 16:56)

    オートビルダーSさん、はじめまして。
    コメントいただき、ありがとうございます。
    私も最初は、他の方のサイトなどを見て真似てみて、試行錯誤しながらでしたよ。
    ポルシェはあまり大きくないですが、模型映えしますよね。ボディラインがいいからでしょうか。
    今はこんな時代ですが、またリアル展示会が復活してお会い出来たら、またよろしくお願いします。

  • #4

    模型転倒虫 (月曜日, 06 12月 2021)


    ABS さん、こんばんは。

    どうぞどうぞ、いつもご覧いただき、コメントもありがとうございます(^-^)

  • #5

    模型転倒虫 (月曜日, 06 12月 2021 22:04)


    おたっくけん さん、こんばんは。

    ナンバーのラインがビシッとしてない? 紙素材なので、タワミやユガミが感じられるってコトですかねぇ?
    写真で拝見する限り、あまり感じませんけど。。。実物を見たらまた違うんでしょうか。
    「作者あるある」で、気になっている所の瑕疵がご本人の中で過大になっちゃってる、ってこともあるのかもしれませんね。

    ルームミラーの取り付け、やはりそういうやり方ですか。接着代を黒く塗って目隠しして、その塗料を溶かさない接着剤で、って手順ですよね。
    私もそうしてますが、今作はそうじゃなくて「ミラーの根元の面ちょうどに接着剤が付いてる」みたいに感じたので、
    なにかうまい工夫があるのかもって思いました。

    今企画がおたっくけん さんの製作のモチベーションをいくらかでも上げられたなら幸いです。
    実物拝見&おしゃべりの機会を楽しみにしております♪