文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

BMW 320i Gr.5 製作記 ⑤ デカール大変!!

 

 

 

 

今さらですが、車高の

 

調整。

 

 

 

サーキットオンリーの

 

コンペカーなんだから

 

もうちょっと低く!

 

 

 

    フロントはダンパーの部品をイジって修正します。

 

 

 

    青い線の幅(2ミリ)下げたい。

 

 

 

 

 

    上部は黄色いテープの所まで細く削って、

 

    下部はダボの長さが不足しちゃうので金属線で延長。

 

 

 

 

               削って、

 

 

 

 

         

          こうなったのを、

 

 

 

 

 

 

 

                    整えます。


← 形が整ったら、

 

    ↓下げる分だけ切り落として

 

                完了 →


 

後輪は、ズボっとシャフトが通るだけなので(モーターライズですもん)、穴を2ミリ上に移動させただけ。これで前後とも2ミリダウン♪

 

 

 

 

 

 

    ガラスはもちろん合いませんから、まずは4分割。

 

 

 

 

    やっかいなのはフロント。なんで穴が開いてるんだ!!

                   (青○の所)

 

 

 

 

 

 

 

             これはイカンです。

       穴はパテで埋めて、ハチマキデカールとブラックアウト塗装でごまかすことに。その様子は後日ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   で、地味なコトばっかりやってるとイヤになってくるので、

 

 

 

   ちょっとお楽しみ♪

 

 

実車画像を探すとWILLANSのようですので、手持ちからデカールを

 

 

持ってきて、台紙ごとベルトに貼ってしまいます。

 

 

切り口が白いとカッコ悪いので黒く塗っときましょう。


 

 

 

 

 

 

     白いベルトはWILLANS っぽい青色に塗って、

 

 

 

     後ろはロールバーに巻き付けて固定。

 

 

     

    

 

     座面の辺りは、たわみの形をつけて瞬着で固めました。

 

  助手席側の床面のアクセントに、大小の

 

  タンク(消火器?)を置きます。

 

 

 

  大=赤塗装+ジュラルミンフィニッシュ

 

  小=金属パーツ+ツヤ消し黒フィニッシュ


 

 

 というワケで内装完成。

 

 

 

 

 ステアリングホイールのスポンジ

 

 っぽい表現も、補助シャフトの感じも

 

 気に入りました。

 

 

 

 シフトはブーツのみキットの部品。

 

 レバー&ノブは切り落として、

 

 0.8ミリ径のアルミ線とパテ団子で

 

 作成。

 

 

 

 

   メーターの所のインジケータランプはエナメル塗料を

 

 

   ポテっと置くような感じで塗っただけですが、

 

 

   丸くてツヤもあってうまくいきました。

 

 

 

 

 

 

   その右横のいっぱい■が並んだパネルは、フジミの

 

  

   「ガレージ」に入ってた電話機の一部です (^^;)

 

 

 

 

 

 

  さあ、内装は楽しく遊べたので、

 

 

 

 

  ボディに取りかかりましょう。

 

 

 

    デカールの経年劣化が、とーっても心配なので、

 

    平面&小面積で一番難易度の低いここから開始。

 

 

 

 

    何か所かペリって破れました。

 

    境目が分からないように貼り合わせましたが、

 

    こんな簡単な所でも破れるとは (^^;)    

 

 

 

   ここも決して難しい場所ではありませんが、

 

   水色の所を中心にやはり破れました。

 

 

 

 

   なんか、ボディの上で破れたデカールでパズルを

 

   やってる気分。。。

 

 

 

   E↑ のマークはジャンクから。

 

 と、デカールが弱ってて破れ

 

 やすいことは分かってるのに、

 

 リヤの大判デカールでやらかし

 

 ました (T_T)

 

 

 

 破れやすい上に、凹凸に全く

 

 馴染みません。

 

 軟化材使っても柔らかく

 

 ならない。で、破れる!!

 

私が下手なだけかもしれません。

 

でも、これまでポルシェ935 や 787B など、大判デカールを貼ったキットを7台作って、こんなコトになったのは初めてです。

 

※紺色の部分は・・・タミヤのロイヤルブルーがぴったり。嬉しい!

 

 

※赤色・白色の部分は・・・これも普通の赤と白の塗料でOK。嬉しい。

 

 

※水色の部分は・・・調色にトライ → 撃沈。。。。。

 

      ジャンクデカールを探しまくって、やっと近似色を発見。

 

      アオシマのサンダーバードミニの水色が使えました、ほっ♪

 

      でも小さなデカールなので、ちょこっとずつしか使える所が

 

      取れずに面倒です。

 

 

 

ひいひい言いながら、

 

タッチアップ & パッチワーク。

 

 

 

お世辞にも綺麗に直ったとは言えません

 

が、破れた所はカバーしました。

 

 

 

これに懲りてサイドやフロントの一枚物の

 

大判デカールは、予め段差や角の所で

 

カットしてから貼りました。

 

 

 

 

  なんとか全面貼り終えて、軽くクリア。

 

  ラッカー溶剤にも超弱かった。

 

 

 

  水ぶくれのようにアチコチぶくぶくになって、

 

  そこが乾燥して縮むと破れてきます。

 

 

 

  もうカンベンしてくだせぇ、って感じです (T_T)

 

さらに、2回目・3回目のクリアでもデカールのぶくぶくが起こるんですよ! というワケで、クリア塗布 → タッチアップ という聞き慣れない

 

ループに突入。

 

 

               あまりにもシンドいので、脇道にそれて気分転換。ベース固定の軸打ちをして、 


 

 

 

 

 

ついでに「ボンネット脱」状態の

 

展示の細工 (^^)

 

 

 

 

 

ボディにくっつくための磁石を

 

利用して、スチールのポールに

 

くっつけて展示できるように

 

しました。

 

  エンジン・シャーシ・展示ベース、と全部できちゃったのであとはボディの仕上げとガラスの処理のみ。苦しいけどがんばるしかないですねぇ。

 

  ・・・・・と言いながら現実逃避は続く。。。 モチベーションを上げるためにボンネットを仕上げるコトにします♪

 

 

               久しぶりにデカール段差消しの工程を紹介。初心の方、ご参考にどうぞ。

 

 

↓ クリアをたっぷり吹いた所。デカール段差くっきりです。

 

 

   で、2000番で研磨していくとこんな風に段差が消えていき →


 

 

 

 

 

  やがて完全にフラットになります。

 

 

 

 

  2000番の研磨傷で覆われて、

 

  全体がツヤ消し状態になるので、

 

  研磨材の番手を上げていき、

 

  ツヤを戻せばいいワケですね (^^)

 

 

 

 

 

 

(もっと詳しく、という方はここここ にまとめて

                     あります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー嬉しい (^^)

 

 

 

 

 

 といううちに、HSはぐんぐんどんどん間近に迫ってきます。肝心のボディをなんとかしなくては。

 

 

 

 

  クリアを吹くとこうなるんですよ(>_<)

 

 

 

  いつも使っているクレオスの缶スプレー、

 

  こんなふうになったコトありません。

 

  しかも慎重に何層か重ねた後でもこんなブツブツ。

 

 

 

  本当に気持ちが萎えます。。。

 

 

 

    で、ブツブツのままではどうしようもないので、少し研磨してはクリア掛け、と繰り返してだんだん平らにしていきます。

 

    一気に研磨し過ぎないように気をつけても、こんな風に一部はデカール削っちゃいます。


 

一度はあきらめた水色の調色ですが、もう一度がんばって、なんとか近い色を作ってタッチアップしました。本当にこの辺りの作業がキツかった。

 

ボディ全体の磨きを終えたのはHSの3日前。連日睡眠不足で、なんで趣味なのにこんなにツライんだ、と深遠なテーマと向き合いました(苦笑)

 

 

ボディ仕上げの合間に、後回しにしてた小物も作ります。テールライトの縁取りは、塗装の時間がないのでツヤ消し黒フィニッシュで手抜き作業。

 

      まずは縦ライン。


 

 

で、横ラインも貼って、裏から各色で塗装。

 

 

断熱シートの金属シールで裏打ちしました。


 

 

← リヤフェンダーの前端のパーツ、

 

 

 

 

 

     あんまりカッコよくないので →


 

 

 

 実車に倣ってメッシュで

 

 

 

 

 置き換えました。


 

小物の最後は私の定番のアルミプレート。 BMW社100周年って入れました。

 

 

で、水分に超弱い印字面をウォータープルーフにするケミカルを初使用。

 

綺麗に均一に吹きつけるの、ラッカークリアの缶スプレーよりずっと簡単でした。

 

防水性も文句なし。これは当たりの道具でしたね♪

 


 

 

土曜の朝3時に完成。これまでも展示会に間に合わせるためにギリギリになったことは何度もありますが、ここまで厳しかったのは初めてでした。

 

この写真を撮ったのはHSから帰ってからです。完成した時は道具も片付けずにベッドに倒れこみましたよ (^^;)


 

  HSで展示させていただく PROJECT F の今年のテーマはBMW。これ無しでは顔向けできません。なんとか間に合ったよかったあ!!