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テスタロッサ製作記 ① 考証 & 構想

湾岸MIDNIGHT ラストのテスタロッサを始めます。今回は期間を区切らずに自分なりに全力で作ろうと思います・・・たかが知れてますが(^^;)

 

このマンガの登場車は、話の進展とともに改造されて外見が変化していきます。作中で「元気に走ってますねぇ!」って言われた持ち主が「テスタも

 

いっぱい走ってるからねぇ」ってとぼけるのに対して、 「白いボディにウィングつけてサイドフィン取ったテスタってそうはいないんじゃあ?」って

 

問い詰められるシーンが印象深いので、その辺りのストーリーに描かれている姿を再現することにします。

 

前にも言いましたが、このマンガは車の細部を描き込まないタッチです。そこで、マンガの絵と似た実車の写真を見比べて考証。その結果どこを

 

いじるかの構想を立てることにします。

 

 

 

 

キットはタミヤのノーマル

 

のテスタロッサです。

 

 

マンガに登場するのは

 

ケーニッヒ型なんですが、

 

積みプラにこれがあるので、

 

改造します。

 

修業にもなるし!!

ケーニッヒ仕様の実車写真です。


リトラクタブルライトの固定化・グリルが横1本桟・サイドフィンなし、といった所が改造箇所になります。

ホイールはBBSのメッシュでシルバーリム&ゴールドメッシュの写真がたくさん見つかりました。

 


全体のフォルムもきめ細やかなモールドもいいですねぇ! ただ、こんなに一体モールドじゃ、塗装&磨きなんか不可能とも思えますが(^^;)

 

 

 

 

ウィングはこんな感じですかね?

 

 

サイドシルはケーニッヒのような抑揚のある形状ではなく

 

 

こちらの車のように平面に描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

リヤカウルは別パーツ。開閉できるようになってます。

 

 

技術のない私はもちろんクローズで固定。

 

 

でも、網目状の部分を黒で塗り分けなければならないので、

 

 

接着は最後にしたい。そのためにはフィッティングを丁寧にせねば!

 

 

 

ウィングもこのパーツに付けます。

 

キットのタイヤ/ホイールはフェラーリ純正。

 

 

タイヤは径はOKですが幅が足りません。湾岸の超高速仕様ですから

 

 

太くないと決まりませんよねぇ!

 

ジャンクのタイヤ/ホイールを並べてみました。

 

ホイールは左端のBBSを使います。ただし深リム化!

 

 

 

タイヤはいいのありません。積みプラ(17箱でした)のタイヤも

 

試してみましたがダメ。古い車のは径が小さいし、新しいのは扁平過

 

ぎなんです。上の方の実車写真見てください。最新のスーパースポーツ

 

みたいな超扁平じゃないでしょ。タイヤも改造かぁ?(T_T)

 

ボディのメドついてからやることにします。

 

フロントのライトの部分の改造。この状態なのを・・・

 

・・・こう切り取ります。



 

 

グリルの格子は横桟1本だけ残して切除。最後まで折りませんように!

 

 

エッジだらけでサンディング大変です=研ぎだしも大変!!


マンガではこの横桟もなしで、大きな一続きの開口なんですが、この方がカッコいいと思うのでこれでいきます。塗装までに折れたら取っちゃうかも? いいかげんだぁ(^^;)


 

 

     サイドインテークの内側のパーツはボディーへの合いは良好。

 

 

     2本のフィンは削り落とします。

 

 

ボディーのフィンはまずノコギリ。

 

 

こうして太い部分を切っておいて、

 

 

細い所はプチプチと切ります。



 

 

 

 

 

 

 

          切り取れたら、切断面を綺麗に整えて・・・・・

裏から部品を接着してガシガシとサンディング。

 

 

境目( ↓ の所)を完全に消すのがキモです。

 

 

このあとパテも使って平らにするつもりです。

 

 

サイドシルもボディーとズレがあるので面一に削っていきます。

 

 

リヤカウルはここにスキマ。

 

 

ココもスキマ。

 

 

ここはボディーと段差。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

セロテープやらマスキングテープやらでボディにパテがつかないようにカバーして

 

 

で、光硬化パテ〈35〉をスキマ

 

にクイクイと押し込んで、

 

硬化させたあと、パカっとはず

 

します。


 

 

 

 

で、削りまくってこうなりました。

 

 

スキマ、段差、おおざっぱには整いましたね。

 

 

とはいえ、まだサフ吹ける状態ではありません。

 

 

もうひとがんばり!

 

で、ルーフの両サイドの雨除けの

 

モールド(↓から後)やら、

 

フィンの間やら、やたらと気を使う

 

細かいモールドに注意しつつ、

 

スジボリも深めて・・・


 

 

ここまで600番で研磨

 

しました。

 

 

 

この状態で製作記①終了

 

ではあんまりなので、

 

ライトの造形とサフ吹き

 

ぐらいまでは追記します。

 

今日はここまでm(_ _)m

 

 

    しばらく間が開きましたが、続きをまとめます。

 

 

 

 

サイドシルは、ドアの切れ目辺りまでは平らで(白○部分)、

 

 

その後はボディの横面が切れ上がっていくため横と底に段差が

 

 

生じます(青○部分)。

 

 

 

ところが逆サイドは底面が低くて、ドアより前の部分でも、かなりの

 

段差があります。研磨では均せないレベルの段差ですねぇ。

 

      (以上、意味分かりましたか?)

パテ埋めだと、平らに整形するのに苦労しそうな気がしたので、

プラ板を敷きました。

で、スキマに溶きパテを・・・。



 

 

 

サンディングして整えて、プラ板で隠れてしまったドアの切れ目を

 

 

彫って修正完了(^_^)

            今回の外装の改造のハイライト、ライトの自作にかかります。

 

            実車画像を眺めて・・・・・

 

                    底面が地面と水平なライトハウジング

 

                 内側が少し前に出ている2連角形ヘッドライト

 

                 周囲がブラックアウトされているライトカバー

 

            といった辺りを作っていきましょう!!

 

 

 

まずはプラ板をボディ裏にあてがいながら、チリトリみたいなハウジング

 

 

を作ります。ボディについた時に水平になるように現物合わせしました。

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

これで土台はOKなので、お次はライト!!

 

 

← 厚手のプラ板で階段を作って

 

 

     ルーターで彫り込んでへこませます →


      

 

            いけそうです♪♪

 

 

 

 

 

       アトは、透明プラ板に格子状のカットを彫って

 

 

       レンズを作ればそれらしく見えると思います。

 

 

 

最後はライトカバーの製作&フィッティング。

 

 

もちろん透明プラ板で作りますが、まずはフィッティングのために

 

白プラ板を切り出してピッタリの形状に整形します。

 

 

 

カバーが沈まないようにセロテープで固定して・・・・・

裏からパテで接着代を作ります。

カバーのパーツをペリッとはずすとこんな様子

細く綺麗に整えます。


 

 

 

 

ライトカバーのブラックアウトに隠れる幅を残します。

 

 

これで接着部分が見えないように細工できた・・・ハズですが(^^;)

改めてライトカバーを置いてみます。うーん、キッチリ面一!! 透明プラ板で同じ形を切り出して、周囲のブラックアウトを塗装したら完了ですね。


まだまだボディーは調整したい所がたくさんあります。

 

サフまではまだ遠そうなので、製作記①はここまでm(_ _)m ②ではもう少し進んだ感のある写真をお見せできるようにがんばります。

 

 

 

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