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MAZDA 787B製作記 ③  塗装あれこれ

今回は、ベテランの方には「何を今さら」な塗装の話題を中心にしてみます。

 

 

サイドシルです。さっとペーパーをかけてみると

 

表面がうねっていたり、ヒケていたり、が分かりやすくなります。

 

均一に一皮剥くと、塗料の食いつきもよくなるので、私はほぼ全てのパーツ

 

600番〈1〉でサンディングします。

 

 

 

 

 

平らな面のサンディングには、こういうのも使い勝手いいですよ(^_^)

 

 

左右非対称のサイドシルの逆サイド。

 

複雑な形状ですが、全体をサンディングし終えた所です。

 

こうした方がうまく塗料がのりそうな気がするでしょ!!

 

 

 

 

こういう2つを合わせて1つになるパーツは、

 

接着剤〈26〉(タミヤセメントなどのいわゆるセメダイン系の)をたっぷりつけて

 

わざとハミ出させます。パテ埋めの代わりですね♪

 

 

 

で、乾いたら、ハミ出た接着剤をパーティングラインともども

 

削り落とせば一石二鳥です。

 

右の写真は研磨中、もう少し削ります。

 

 

 

 

接着跡を完全に消して、スジ彫りをシャキっとさせてからサフ。

 

 

ここはどうしようか迷いました。

 

リヤウィング後端のエッチングをリベット代わりの虫ピン〈24〉で付けたかったんです。裏に虫ピンが飛び出てしまうのをどうするか・・・・・

 

・・・最初に付けちゃえ!! そうすれば、裏を研磨して虫ピンの飛び出しをキレイにナラしてしまえます。そのメリットと引き替えに、

 

下地・色塗装・クリアと吹き付けるたびに、エッチングの部分だけ塗料をこそげ落とすというメンドくささは発生しますけど。

 

翼端板もエッチング。これは最後に接着したいのでダボを作ります。ピンバイスで1ミリ系の穴を開けて、1ミリ径のプラ棒を差し込み。

 

 

 

 

 

というような下準備をしたら、こんなふうに

 

モズのハヤニエ状態にして、温度・湿度の

 

コンディションのいい日をねらってサフ塗装です。

 (※このページの一番下に説明)

 

 

 

 

 

~ 突き刺しに敷いてあるのは「ネコの爪研ぎ」〈37〉

 

 パーツは両面テープで割り箸に固定。

 

 ボディーはタミヤの塗装スタンド〈36〉

 

 ペットボトルを持ち手にしてます。 

 

 

 

 

サフを吹くと、こういうキズがとても発見しやすくなります。

 

 

発見したら研磨したり、パテ埋めしたりして再度サフ。

 

 

この作業の繰り返しのコトを、

(無限)ループ とかみなさん呼んでいますね(^^;)

 

 

失敗塗装の典型をご紹介しましょう(T_T)

 

 

塗料の吹きすぎ・もしくは塗装距離近すぎ。

 

タレる、とか言います。

 

 

ここも。

 

 

 

善後策は・・・・・・・・・・・ありません。

 

サンディングして塗装をやり直すだけです。

エンジンの上部。ここから点火システムのコードが伸びていく目立つ場所なので、かなり改造するパーツです。ここのカーボン表現を塗装で挑戦! 

 

百均額のフレームに女性用ストッキングを張ります。 ~百均でストッキングを購入するのは、かなりキツかったです(>_<)

 

で、ライトガンメタルを塗装したパーツにストッキングを押しつけて黒をスプレー!! ・・・・・・・

 

・・・真ん中付近はうまく網目がつきましたが、ストッキングをはずす時に塗装面がこすれて、端っこはダメです。再挑戦ですね・・・・・。

 

今度は乾くまでストッキングをはずさない(動かさない)ような方法を工夫します。

 

 

      ~このやり方がどれぐらいポピュラーなのかは知りませんが、私は2012年秋の「浜北モデラーズクラブ」主催の

 

        「プラモデル愛好家の集い」に参加させていただいた時に教わりました。ドアミラーを見事なカーボン塗装で

 

       仕上げていらっしゃる方に教えていただきました!

 

 

ボディーはサフ 兼 下地 としてライトサンドを塗装後、タミヤのブライトオレンジを吹いてみました・・・・・・

 

実車写真の色とかなり雰囲気が違いますね。一方、ミウラに塗装した同じくタミヤのオレンジの方が実車写真に近い色味な気がします。

 

オレンジって難しい色ですねぇ! 上の写真でもうまく色を再現できてないし。実車写真でも光の当たる部分と陰の部分でずいぶん違って見えます。

 

結論・・・この上からオレンジを吹きます! 

 

 

 

 

ブログでも使用感を紹介しましたが、削りカス除去用のゲルです。

 

 

見た目通りのブヨブヨ・ネチョネチョのゲルですが、使い勝手は良好でした。

 

 

ヤスリの掃除。目に詰まったプラの削りカスって、有効な除去方法が

 

ちょっと思いつかないですよねぇ!

 

使ってみたらまずまず綺麗になりました。

 

写真の右半分が使用後です。

上の方で述べた、エッチングの塗料落としです。下地・色・クリアコートと全部吹いてからでは取れにくくなりそうなので、一塗装ごとに

 

こそげ取ります。 先をシャープにしたツマヨウジでコリコリすれば簡単に取れます。で、真ん中の写真のようにカスが付着するので、ゲルを使用。

 

かなりスッキリ取れます(^_^)  パーツにも手にもネチョネチョ感は全く残りません → これは結構大事なポイントですよね!

 

 

 

 

こそげ落とし終了!

 

 

 

塗装を重ねるたびにこの作業をするのはかなりメンドウですが、

 

自分で選んだ道なので仕方ない、コツコツやります。

~~~ 2月上旬よりニュービートルに専念していましたが、787Bの製作を3ヶ月ぶりに再開です!!   (5月上旬)

 

            まずはカーボン塗装の再挑戦です。

 

結局失敗(T_T)

 

後の細工用に真鍮パイプを刺して

あるんですが、その部分で

ストッキングが浮いてしまい、

うまく模様がつきませんでした。

 

もう気力がないので、

ガンメタルを吹いて終わりに

します!

 

またいつか挑戦、トホホ・・・。


プリンのカップです。

 ~地元の有名な洋菓子店の

  です、おいしいですよ!

 

マスキングテープをガイドに

輪切りして・・・

ストッキングを引っ張りながら

固定して、パーツにセット!


     カーボン塗装断念でがっくりしてしまったので、気分転換にホイールの塗装をやります。


キットのパーツはオレンジ(^^;)

 

塗装の段取りを決めるため、実車の資料を

確認します。

 

フロントは白いディッシュでカバー。

キットを確かめると、ちゃんとディッシュの

パーツも入ってました。

 

ということは、リムのフチさえ銀色にしたら

OK というワケですね。

 

 

リヤはこう。

 

深ーいリムがキラリと輝いています。

 

このメッキ調塗装がポイントです!

 


今回は下地省略。

 

ただし、コンパウンドを綿棒に

つけてリム部分を磨いて

おきました。

 

エアブラシでAMC〈19〉

塗装。

 

フロントはこれで完成です。

リヤの深リムも綺麗に吹けました。

 

奥のスポーク部分のゴールドは

エナメルで塗ります。

 

AMCはエナメル重ね塗り・

拭き取り可 なんです!!

 

しかもこの光沢だし。

お気に入りの塗料です。


       ↓                                  ↓

 

ディッシュを白く塗装して

はめてみました。

 

OK!

 

スポークをエナメルの

チタンゴールドで塗装。

 

周囲のボルトにはツヤ黒を

ちょんちょんと載せました。

 

ボルトが2列に見えるほど

リムが鏡面になってます♪


 

 

                 さらに気分転換(^^;)

 

            マフラーの実車写真です。焼けまくってこんな感じ。  →


どうせ汚すので、下地のシルバーは

お手軽にシルバーリーフをスプレー。

マフラー先端は筒状にしたペーパー

をつっこんで削り、肉厚を薄くして

あります。

ウェザリングマスター〈7〉の ‘ 赤焼け ’ で、まずは

オレンジの焼け色をつけて・・・

 

その上から黒ずませるために

 ‘ オイル ’ を塗り込んで、

最後に軽く ‘ 青焼け ’ を塗って完了。


 

工場から出荷したてです! みたいな綺麗な焼け色のマフラーを再現するなら、メッキ調塗装をした上からクリアーオレンジやクリヤーブルーを

ブラシで、とということになるでしょうが、このような使いまくってどす黒くなったマフラーならこの方法が簡単です。コネコネとなすりつける感じ

失敗のプレッシャー0ですし!

 

   ( ‘ 出荷したてバージョン ’ のブラシ塗装は未挑戦です。ピカピカマフラーが似つかわしい車を作る機会が来たらやってみたいですね)

 

 

 

 

 

 

 

オレンジを再塗装しました。

 

 

サイドシルはまたも「タレ」て

やり直し。

 

 

複雑な形状なのでそうなりやすい

のかなぁ? ヘタなだけ??

 

私が心がけている、缶スプレー塗装の気候条件をまとめます。先輩諸氏のあちこちのサイトやら、模型のハウツー本やらで教わったコトです。

 

   ・湿気は大敵!快晴の昼間がもちろんベストです。快晴でも雨が止んでから時間が経ってないときは×。私の目安は道路の隅まで乾いた時。

 

   ・そうは言っても、昼間に模型触れる時ってそうそうないですよね。じゃあ夜は・・・ 梅雨時から夏期の夜は要注意。夜になって気温が

    下がった結果、高湿度になっちゃってるコトが多いんです。カブります!! 

 

   ・春&秋は晴れた日の夜ならOKなことが多いです。

 

   ・冬は昼間でもヤバい時があります。目安は気温が二桁かどうか。10℃以下の時はカブる可能性が高いです。また、気温が低いときは、

    上で紹介した「タレ」も起こりやすい気がします。

 

 

 

カブり の実例。

 

 

リヤウィンドウの NISSAN のデカールを面一化したくて、

クリアコートするコトにしたパーツです。 

 

どうせクリアコートするんだからと、ブラックアウトの

塗装も外側からして、全体にクリアー掛けという手順を

決めました。 

 

で、6月の夜です。昼間かなり蒸し暑かったので、

やばいかなって思ったら、見事にカブりました!

 

吹いたのはクリアーなのに、まるで「ツヤ消しクリア」!!

 

磨いて透明に戻すの大変でしたよ(^^;)

 

 

 

 

 

 

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