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MAZDA 787B製作記 ⑤ ディテールアップ!!

   なかなか進捗しないので我ながら先行き心配な 787B ですが、製作記⑤ではダッシュボードとエンジンの細工の過程を紹介していきます。

 

 

                             まずはダッシュボード。

    

               キットがこれ                        で、実車写真がこれ

                 ↓                               ↓ 


                                               逆の角度から

実物にあるスイッチ類はかなり忠実にモールドされています。

 

 

でも、黒いパーツの上から、赤・青・黄色や、

 

ましてクリアレッドやブルーを乗せて発色させるのは大変です。 

  

マスキングもうまく行きそうもないほど小さいですし・・・。 

 

 

全部落としてひたすら突き刺すコトを決断!! 

 

 

        彫刻刀やナイフでモールド全部落としました。

 

 

        ここですぐにサンディングして整えたくなりますが、

 

 

        落とした跡が白く残ってるのが穴開けの位置のガイド

 

 

        ちょうどいいのでこのまま。

 

 

で、モールド跡の真ん中にピンバイスで穴を

 

開けまくります。

 

刺すモノの径を想定しながらドリル刃を交換しつつ・・・

 

全ての穴を開け終わってからサンディングしました。

さて、実車で黄色いこの部分。

 

どうしようかとかなり考えました。直径1ミリの ○ って・・・

 

マスキングもデカールの切り出しもうまく行く気がしません。

 

で、手持ちエッチングの中から丸いの見つけて接着しました。

 

コレの上なら黄色の塗料が発色しやすいですし、

 

周囲と高さに差があるのではみ出さずに塗れそうです!

左端にあるスイッチはプラ板に

スジ彫りして塗装→スミ入れ 

でごまかしました。

ライトやスイッチ類はリベット〈23〉、虫ピン〈24〉、

真鍮線〈25〉に塗装。ライトはクリアカラーをポテっ

と乗せて、逆さに吊して乾燥、丸くなるようにします

↓ の2つが大きめなので丸さが分かりやすいですかね?

スイッチ2つはプラ板から整形。

フューエルカッター(でしょうか?)は

真鍮パイプと虫ピンの組み合わせで。



 

 

 

 

     各所の液晶の小窓にそれらしく見えるデカールを

 

 

     ジャンクから探して貼りました。

 

 

     乾燥後にデカール保護と光沢を兼ねて

 

 

     エナメルのクリアを塗りました。


メインのメーターはプラ板に

 

ジャンクデカール&エナメルクリア。

 

 

作ったパーツをチマチマ刺して

 

裏から瞬着で留めました。

 

 

 

 

           自作パーツの精度低いですが、ちょっと言い訳を・・・。

 

           右の写真がほぼ実物大なんです。自作パーツの小ささも伝わりますか。

 

インテリアのディテールアップ、

 

以上です。

 

 

 

地元の展示会に右のように

 

ディスプレイして出展しました。

 

 

 

インテリアって完成後に見えなく

 

なるのが常ですが、今回は

 

「 展示会で見てもらう 」 コトを

 

モチベーションにして細工する

 

いい機会になりました!!

 

 

              では、覚悟を決めてエンジン周辺に取りかかりましょう!!

 

 

                 実車はこう                  一方キットはこんな感じです

                   ↓                           ↓


   ・・・・・ちょっと途方に暮れるツーショットですよねぇ。 でも困っていても仕方がないので、以下のように整理。

                             (どれぐらいの期間考えてたのか分からないぐらい長く考えました)

 

 

   :クロスバーの下辺りの密集感の表現。(特にプラグコードの根元の青い所、ポイントです)

 

         :サスペンションや各所のジョイント、エンジンブロックの塗装。

 

   :あちこちにはい回っている、ホース・コードの追加。(特にリヤ左のタンクから伸びる4本の白いホース)

  

   :右写真の矢印部分(左・・・オイルクーラー、右・・・吸気システムのカバー)のスキマの解消。

 

          とりあえず、こんな風に整理して1つずつやってみましょうか・・・・・できるのか?・・・・・。

 

 

【 A:クロスバー下部分の細工 】

 

    まずは実車観察。


・右と左にそれぞれ伸びる金属製(銀色)のホース。

・吸気ダクト(写真上方)につながるコード&金属のアーム。

        (右の写真の方が分かりやすいかな)

・レンコンみたいな2つのパーツ(名前・役割分かりません(T_T))

 

 

4つのローターにそれぞれ青2黒1のプラグコードがつながってます。

3プラグイグニッションシステム、と呼ばれる特徴的な機構です。


 

← 元のパーツはこんなの。

  (写真撮り忘れです)

 

  モールドは落として、

  プラグコードのジョイント

  部分はバラバラにします。

 

  基盤はこうなりました →

  (マツダのエンジニアは

   これを ‘飛行場’ と呼ぶ

   そうです)



0.5ミリ径の真鍮線を曲げて、

片側をヤットコでつぶします。×4本

 

 

1ミリ径の真鍮線を曲げて、

真鍮パイプを二重に重ねてはめたりして

0.4ミリ径のコード、プラ棒&プラ板での自作パーツも

加えてこんな感じに。



    こんな風に作って                色を塗って                    12本作製。

                          コードを差し込んで

 

 

 

 

こうします。

 

飛行場の上のパーツはいちいち

軸打ちして固定。     →

 

あー面倒! でも楽しい。

 

あっ、全部青く塗っちゃった!

2つは黒でした、塗り直します。 

 

 

 

 



実車写真に倣って吸気管は赤焼けを追加。タミヤのウェザリングマスター〈7〉

真鍮線のホースはアルクラッド筆塗りの後に

ジョイント部分にクリヤレッド・ブルーを塗装。


【 B:サス、ジョイント、エンジンブロックの塗装 】

 

 

         リヤサス&すぐ後のホースジョイントの元の状態です。

 


リヤサスはスプリングのモールドを落とし、金属バネをはめるために

写真のように切断。

で、再接着後の強度を保つために軸打ちしました。モールドを落とした跡をキレイに

整えるのにRボコ〈48〉を初使用してみましたが、あまりのラクさにびっくり !!

オススメですよ。

 

 

 

 

   実車写真を見ながら塗装。

   広い面はないので、全部筆塗りです。


ホースジョイントもモールドを

落として、プラ板&プラ棒で

自作。

 

リベット刺して固定するように

しました。

 

後でホースつなぎます。


 

 

 

 

 

        こんな感じになりました。

 

 

 

エンジン&ミッションの部分は塗装しただけです。

 

 

実車写真はもっとくすんだ感じですが、概ねこんな色。

 

 

 

4ローターなんだ!  って一目でわかりますね。

 

 

 

 

 

 

              プラグコード12本の接続完了(^_^)

 

 

     ここまでで細工した分を仮組み。

 

 

     実車のごちゃごちゃ混雑具合には遠いですが、

 

 

     これにまだホースやコードを這わせるので

 

 

     もう少し「らしく」なる・・・といいんですが。

 

 

 

         ~~~このページ長くなってきたので、エンジン細工の残り部分(C、D)は製作記⑥に続けます。

 

 

 

 

 

 

 

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