文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
さて、このページでは、簡単そうで実は悩ましい赤いラインの表現から完成までの工程を紹介します。
製作記③でデカールを使うコトに決めました。
ミゾの幅に比べてデカール幅が広いので、
うまく馴染むのか試します。⑳を切り出して、
端っこの辺りを貼ってみました。やっぱりこのまま
ではうまく行きません、蛇行しちゃいます。
なので、この写真のように少し細めに切り出して、
ミゾの底にフィットするようにしました。
幅を詰めるために2度切りした⑳番は、
一部カットラインを傷めてしまいました。
ドアの前端辺りです。
逆サイドは単純に貼り込みを失敗して、
これまた一部傷めました(>_<)
心配だった「TURBO」の発色はOK。嬉しい♪
失敗にがっかりしてしまい、さらに仕事が忙しかったのもあってグズグズしてましたが、なんとか調色でデカールの色合いに合わせてタッチアップ。
15年ほど愛用してる「断熱調シート」の上に
被せるとこういう見え方。こんなにツブツブが
見えるのが正解かどうか、なんですが、模型的には
この方が見栄えするかな。もう少し考えます。
プラ板に貼っておいた「HONDA」と「CITY」
は、メチャクチャ集中して・メチャクチャ慎重に
カットしました。カット後に半ツヤクリアかけて
ハガレ予防してます。
ラインデカールの上からクリア掛けしてますが、ヘッドライトのスペースはクリアランスがほぼないので、塗膜厚み予防でマスキング。
さて、赤ラインのデカールはミゾの中なのでそのまま放っておきますが、前後左右4か所のTURBO は段差を消さないといけません。クリア掛け&
2000番を2ループほどやってほぼ見えなくなったところで、全身にも2000番を掛けてユズ肌を消します。
で、満を持して最終クリア。
季節柄なのか、部屋の掃除をサボってるせいなのか、
塗装中のホコリが気になってます、最近。
慎重にホコリを払ってから一気に吹きましたが、
何か所かホコリ噛んじゃった。
2、3時間後に2000番で削り取りました。
白丸部分。全身で5か所ぐらい(>_<)
最終クリアの後は、深いキズの付く研磨材は避けて、ラプロスから始めます。なので、「ラプロスでは間に合わないレベルのユズ肌になっちゃったら
クリア塗装やり直し」っていう緊張感がありますが、なんとか大丈夫そうです、ギリギリだけど。ホコリを取った所と、デカールの所だけは2000番を
当ててるので、キズ消しに手間がかかると思いますけど、限定的な範囲だけですから根気よくやりましょ。最終磨きの前はしっかり乾燥時間取ってま
す。だいたい1週間。さあ、その間に残った小物を。
Z32 でもサバンナでも、そんなに苦労せずに
できたガラス着色ですが、今回はやたらと
ホコリを噛んで4回リカバリーしました。
その4回目もホコリ入ったので、もうヤメ!
ここまで仮り組み用に重宝してた小鹿キット
の方のガラスを無着色で使います。
まずは磨いてスッキリさせます。
最近のキットには窓枠用のマスキングシートが
入ってるコトが多いですね。デカールやインレット
ほどには「絶対欲しい」材料じゃないですけど、
あればやっぱり便利。手切りよりキレイだし
時短だし。あれ? ちゃんと貼ったつもりなのに
少しハミ出してる。
反対側はもっと目立つハミ出し。。。
黒く塗る部分が少し凸モールドになってて、
しかもザラつきのある表面になってるので、密着度
が弱いのかもしれません。これからやる方、
黒を吹く前にしっかりシートを押さえてね。
キット付属の窓枠用マスキングシートは形状が
ぴったりで便利ですけど、剥がす時に塗面か
ガラス面か、どっちかに傷を付けがちです。
なので、その予防に剥がしの手がかりを作って
おくようにしてます。この切りこみの浮いてる
所から剥がし始めたら、どこもキズ付けないで
済むでしょ。
ハミ出しは、プラにしっかり塗料が食いついてたワケじゃなくて、ふんわり載ってるだけだったので、爪楊枝でそっとコソゲて取りました。マステの
裏側に沿ったハミ出しではよくあるパターンですね。簡単に取れてよかった♪ ナンバー付けてロードカーにするので、車検ステッカーを貼ります。
今の小型のじゃなくて、一時代前の「国土交通省」でもなくて当時の「運輸省」のヤツね(^-^)
デカールの糊は筆で洗い落として、印刷面に
マークセッターつけて裏貼り。クリアパーツなので、
セッターのはみ出しが目立ちまくりですけど、
密着優先でがっちり貼り付け。面倒ですが、
セッター汚れはコンパウンドで擦り落とします。
レンズカットの付いたクリアパーツのジャンクを
削ってはめ込んだだけです。たいして見栄えよく
なってませんけど、一応クリア化したっていう
自己満足のみ。まあ、ここを黒で塗り分けるのも
いかにも失敗しそうな場所なので、切り離しの
意味はあったでしょう、ってコトで。。。
と、やってるうちに5日経ちました。最終磨きはクリア後7日(以上)待つ、ってマイルールですが、他にやるコトがないと5日目、6日目あたりで
ラプロスを始めるコトも多いです。今回も2晩かけてラプロスの6000と8000やって、7日目を待ってコンパウンド、青キャップ→白キャップ。
リヤは100点、フロントは80点、って感じでしたが、左サイドは60点かなぁ。要注意って思ってた2か所を両方失敗した。。。ただ、黒を足せば済む
失敗なのでよかった。反対に、青い塗面に黒がハミ出す失敗だと修正がとても厄介なコトになりますもんね。それを踏まえて右サイドにいきます。
4月から増えた休日を生かして、一気に下半身もやっちゃいます。デカール貼って研ぎ出しする必要があったのでグロスぴかぴかだった部分を露出さ
せてマスキング。
いい具合の塗面になりました、嬉しいなぁ♪ 上半分はラッカーの半ツヤ黒の吹きっぱなし、下半分はグロスの黒の上からフラットクリアでコート、
少~しだけフラットクリアの部分の方がツヤ消し具合が強いです。もともとツヤ加減を合わせるつもりはなかったし、不自然な感じもないと思うんで
すけど。これで最終コーナー回り終わったって感じですね。
マスキングで付いた汚れや小傷を手入れしてから、スミ入れしてボディは終了です。やれやれ。。。最後に残ったのがフェンダーミラーです。
特長的な、ステーの長いフェンダーミラー。
部品の造型が物足らないので、いろいろ細工したい
んですが、何かするたびにステーが折れちゃいます。
かなり長期間迷ってましたが、意を決して金属
置き換えで作り直すコトに。
ステーの直径と近い、0.7ミリ径の真鍮パイプ
を使用。まずこの傾きでプラ板に刺して、
ちょっと当たると2本の角度・形状がズレるので、
イライラ。とにかく安定させるために、上下とも
パテで固定します。ここからパテを整形して
それらしくしていく予定ですが、この時点では
うまく行くメドは全然ありません。
最後のヤマですなぁ。
グリルはエナメル流し込みって決めてました。
周囲からハッキリ一段へこんでて境界を意識
しないで済むし、平面への塗装じゃないのでムラが
気にならないですしね。顔のど真ん中なので、
はみ出しのリスクを避けられるなら、それに越した
ことはないですから。
というワケで、ボディそのものは完成。
合体前に付けるパーツを接着していきましょう。
まずはキーホール。左右のドア・フューエルリッド・
リヤハッチのオープナーの4か所です。
令和のクルマにはなくなった部分ですね。。。
ガラスも接着して、さあ上下合体、と思ったら
これを発見。ルームミラーのステーを自作したので
ダボ穴が大きすぎ。プラ棒で径を合わせました。
作業中は気づかなかったんですが、ガラスの内側に
セメントを付けてしまい、せっかく綺麗に磨いた
ガラスを汚しました。しつこくコンパウンド掛けました
けど、「点」1つ分のキズが残ったまま。目立つけど
あきらめました (>_<)
ワイパーはキットのままですけど、パーティング
ラインやヒケを消すのに時間かかりましたねぇ。
リヤも含めて3本を整えるのに3時間以上だったと
思います。ナンバープレートはアオシマのプレート
メーカーで。自作したアンテナ&ウィンカーも接着。
ウォッシャーノズル、見えますか 笑?
これでもうフェンダーミラー以外にやるコトなくなりました、覚悟決めて手を動かしましょう!
この整形はステーと一体のままだとやりにくい
(ステーが折れてくるので)ですけど、こうして
独立させちゃえばずっと作業がしやすくなります。
フレームから鏡面部への深さが0.3ミリしかない
ので、鏡は薄くしないといけません。硬質感が
劣るのはあきらめて鏡面フィニッシュ切り出しで
作ります。
ステーが「パイプ」なんだから、鏡本体にアルミ線で軸打ちしといて、差し込み接着すればいいじゃん、ってコトです。アルミ線なら軟らかいから
クニって微調整して、最後の最後に左右の角度を合わせられます。接着強度も増すし。というワケで、持ち手として刺してあった真鍮線を引っこ抜い
て、改めてアルミ線を軸打ち。アルミ線を刺す穴は前側のステーに合わせた位置に開け直してます。
ベースも含めて CITY TURBO 完成です。前方の空きスペースはもちろんモトコンポの置き場。
製作記④は以上、⑤でモトコンポ製作の様子を紹介しますね。ともあれ、これで静岡HSに行けます、わ~い (^-^)
まだです。 まだです。
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