文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
足回り・・・フロントのダンパー&スプリング作っただけ。。。エンジン・・・パーツがランナーについたまま。。。。。
製作記の3ページ目なのに、この進捗状態です。でも、作る前から「締め切りを決めずに楽しもう」って思ってたキット。あせりも
あるし、HPを見てくださってる方に申し訳ないって気持ちもありますが、相変わらずちまちま細工を続けます。いつかはできる!
フロアトンネル、オリジナルの実車をよく再現していて、パーツ自体も
キレイです。シフトブーツの形のみ不満なので、
上の方がすぼまった形状になるように削ります。ブーツの土台部分は
ゴムのシートに置き換えるので、これまた削って落とします。
Z だったか ストラトス だったか忘れましたが、(たぶん)ハセガワのラリー車に付属していたゴムシート。0.3ミリ厚程度で、模型用に最適な薄さ。残った1cm角ぐらいのカケラでも捨てられません (^^;) 悪魔のZを作った時に、0.5ミリ厚のゴムシートはホームセンターで見つけたんですが、今回の用途には厚すぎます。
その大事なカケラから5ミリ径の円をポンチで切り出して、シフトブーツの
根本のベースにします。ぐいぐいとしつこく押しつけたら、ある程度曲面に
馴染みました。最後に瞬着で押さえつけたら、ぴったり沿いそうですね。
うまく行った。
シフトレバーのパーツはこんなの。
「キミって、もののけ姫でカタカタ言ってた子だよねぇ?」って
話しかけたくなるぐらい愛嬌のある形(^o^)
ちまちまついでに自作しましょ。
欧州車でもアメ車でも、古めのスポーティカーのシフトノブって、
ゴルフボールより大きそうな球形状なことが多いですよね。
こんな時は手芸用のビーズの出番。
0.8ミリ径の穴が最初から開いていて便利なんです。
ビーズは元々ツヤツヤなので、エナメル塗料をトロリと
塗れば、ご覧のように綺麗なノブの出来上がりです。
ネットで探してみると、フロアトンネルの
色&素材は千差万別。
ボディカラーに合わせて塗装されてたり、
赤やベージュの革などが貼ってあったり、
黒やグレーで無造作に塗ってあったり。
ずっと迷ってたんですが、シンプルでかっこ
よく見えたこのカラーリングにしました。後
半分はジュラルミンフィニッシュ〈13〉です。
ちょっと組んでみました。満足♪
シートはセミグロスブラックを砂吹き。
モチベーションが上がった所で、
苦行に取りかかりましょう。
こういう複雑な形の「棒」のパーティングライン
の処理、大っ嫌いです。めんどくさい。。。
赤 ↑ のようにしっかりあるので、丁寧に均して
青 ↑ のようにします。
足回りのパーツ、棒だらけ。。。
リヤはともかく、フロントは完成後も
丸見えなので1個ずつ処理していきます。
めんどくさい。。。
しかも、ステアリングホイール・エキマニ・
マフラー・スペアタイヤラック、とまだまだ
いっぱいあります。
これを済ませたら楽しい塗装が待ってる!
と自分を励ましながらひたすら処理、
めんどくさい。。。
とはいえ、Rボコ〈48〉を使うようになって、
かなりマシになりました。
このように折れ曲がったパーツの内側などでも、
当てる角度を工夫すれば、かなり使えます。
これで面取りした後は、600番で軽く研磨すれば
OKな感じです。この道具はおすすめですね。
1回買えば永久に使えるし。
苦・楽・苦・楽、と水戸黄門の歌のように
進めます。(若い人はワカランかな?)
ステアリングホイールの改良行きましょう♪
ピンバイスで開口して、デザインナイフで
穴をつなげて形を整えて、精密ヤスリ〈40〉
で仕上げ。
スポークはスチール製。プラの厚みが
不自然なので、薄く削ります。
どちらの写真も左が元の厚み・右が削った
後です。
オープンカーですからね (^_^)
実車に倣って薄い色味のウッドを表現します。
塗装はタミヤの缶スプレーを塗料皿に出して筆塗りしました。
ライトサンドで全体をサッと塗ってから、レッドブラウンで木目を
描いて、半乾きの時点で溶剤で軽くなでてボカす、という手順。
こういうフリーハンドの塗装は不得意分野ですが、今回はいい感じ
にできた。たまに予想以上の出来映えもあるのが模型の楽しさよね♪
ずっと前に穴開けを終えてたメーターパネル。作業中にポキリ。
タコメーターとステアリングシャフトの通り道が縦に並ぶ部分、そりゃ
強度ないわなあ。
各種スイッチを差し込む穴を開け、キーシリンダーのエッチングも
貼って細工は終わり。
プラ板で作り直しました。メーターの引っ込み過ぎを避けるため、
より薄いプラ板を使用。エッチングセットのリングを先に貼ってから
穴を広げます。ポキリ予防でタコメーターの穴広げは一番最後にね。
タミヤのピュアレッドを砂吹きして、ツヤ消しクリアも砂吹きで
重ねます。シボ感のある皮革、ってつもりです。
なんでピュアレッドかっていうと、
内張りの赤と色味を変えたかったから。
塗装手順は同じですが、内張りの方は
レッドです。
実車画像を漁ると、メーターパネルの
赤が少し明るい色味に見えるのが結構
見つかって、それが気に入ったので。
メーターのデカールは黒く塗ったプラ板に貼ります。穴の位置ぴったり
になるように、こんな風に重ねて見てはズラし、を繰り返して。
真ん中にはメーターのガラスになる透明プラ板を挟みます。
3枚共通で、スイッチを刺す穴を開けておいて、
3枚重ねたらメーターパネルができました (^_^)
エッチングのスイッチを差し込めば完成ですね。
右の写真は、0.5ミリ芯のシャープペンシル。
軸先をヤスリ掛けしてギリギリまで薄くしました。
抜いたモノを押し出せるポンチの完成です。
nanapapa さん がコルベットのホイールナット
の工作でやられてた方法を真似させていただこう
と思って (^_^)
ブログでもやり方を紹介されてますが、
横浜オー集で直伝いただきました。
プラ板の上にアルミテープを置いて、即席ポンチを
押し当ててクリクリってすると、丸く抜けます。
で、付けたい所に持ってって、コクッて
ノックすると、そこに0.5ミリのリベットが貼り付く、
という理屈です。この車のメーターパネルとサイドの
内張りはズラリと並んだリベットで留められてる
んです。全部で50個も穴を開けて金属を刺してたら、
汚したり割ったりしそうなので、初挑戦。
せっかく教わった新しい工作法ですからね!
ところが、シャーペンが安物だからか、とがらせ方が
足りないのか、テープの抜き方にコツがあるのか・・・
どうも丸が不揃いでイマイチ不格好。
また、0.5ミリは大きすぎです。
今度お会いできる時に再度教えを乞う
コトにしましょう (T_T)
結局、全部穴を開けて、アルミ線を突き刺す
ことに。。。0.3ミリ径にしました。
突き刺して、ちょこっと頭が出るようにして、
裏から瞬着。
塗装済みのパーツに穴を開けたので、穴のフチの
塗料がはがれてます。
さいわい砂吹きのブツブツ塗装なので、
タッチアップでごまかしやすくて良かった。
29回繰り返しました。。。
トグルスイッチやキルスイッチも差し込んで
メーターパネル完成です。
こちらは39回。
木目の塗装まで終えてたステアリング、表現したいのはポリッシュされた鉄製のスポーク。タクミのAMCを吹きました。
クロームの手前ぐらいの輝度にしたかったので、下地はクリアは吹きっぱなしで、研磨してありません。
室内、こんな感じです。
タイヤは400番で一皮剥いて、オモチャっぽさを軽減。
今回はエアバルブも奢ります。スペアタイヤを含めて5本なので、
1パックで足りんがな (T_T) しかも2パック目は3個残るてか (T_T)
鉄ちんホイールの色、迷いましたが、
結局使い慣れたシルバーリーフ。
ちょっとキレイ(輝き)過ぎなんですけどね。
バルブはホイールに刺してから、頭にツヤ消し
の黒を載せました。
さて、5本目のスペアタイヤ。ボディの後にラックがあって、そこに載ってます。で、多くはクラシカルな革ベルトで留めてあります。
手持ちエッチング (250GTの) からベルトのバックルを持ってきて、
穴にピンが刺さって見えるように、こうしてみました。
最後に切れ目を隠すように、上からベルトを
貼って完成。それらしく見えるでしょ♪
ベルトは、ナイロン素材(いっぱい持ってるシートベルトセット
のどれかに入ってたモノ)ですが、エナメル塗料でうまく
塗れました。革っぽくなりましたね。
ベルトの余り部分を通す輪っか2つは
マスキングテープの細切りをグルグルと
3重巻いてから、同色で塗装。
スペアタイヤにボルトが付いてたら
おかしいので、モールドを削り落として
穴を開けておきました。
このベルトは幌カバーの中から出てるんですが、
幌カバーにスリット開けてなかったので、
得意の「今さら開口」。
失敗しなくてよかった (^^;)
ベルトの下側はこんなふうにホイールを
巻き込みます。スペアタイヤとベルト、
実車と同じようにできました。
これにて③の区切りとします。④をお楽しみに♪
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