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R32 GTR パーツパネル製作記 ②  ダッシュボードの細工&パネルへの軸打ち

 

今回は「パーツを並べて額装」が完成なので、仮組み不要です。

 

いつもは必須のガラスのフィッティングも、車高・トレッド等の調整もなし!

 

なんて気楽なんだ !!

 

というワケで、どんどんパーツを作っていきます。

 

 

 

まずはこの部分、ダッシュボード周辺です。

 

右が実車の写真、下の一番左(拡大します)がキットの状態です。

数時間、実車写真とパーツを交互ににらんで、ディテールアップの方針を決定!!

 

   1:センターの、追加メーターや各種スイッチを含むパネル → モールドを削って(写真中央、百均彫刻刀〈4〉を使用)から

     プラ板等で自作(写真右 白い部分)。

 

   2:右端の赤いダイヤル型スイッチの自作。

 

   3:メーターパネル左右の、ライト&ワイパーのレバー → ここもモールドを削ってプラ棒で自作。

            (写真右、赤○が削ったトコです。写真は拡大します。)

 

   4:メーターパネルを立体的に & カーボン表現。

 

といった辺りをがんばるコトに! 普段の「組む」時はボディーをかぶせるとイマイチ見えなくなる所ですが、今回は丸見えなので(^_^)

 

【 ↑ まずは 1 のセンターパネルです。】

 

  写真左・・・3ミリ径のプラパイプの輪切りと3ミリ径ポンチで打ち抜いたプラ板で追加メーターを作ります。

 

        黒で塗装後、ジャンクから径の合うメーターデカールを探して貼ります。

 

 

  写真中央2枚・・・軸打ちしたプラ棒とプラ板でスイッチを作成。全体を黄色で塗装後、根元だけマスキングして赤を塗装。

 

  写真右・・・虫ピン〈24〉リベット〈23〉も配置して、こんな感じになりました。 カーボン模様はデカール(フジミ製)です。

 

 

 

【 ↑ 続いて2 のダイヤル型スイッチの自作 】   

 

   写真左・・・整形の時に持ちやすいように、5ミリ径のプラ棒に先に軸打ちしてから切り出して、

 

   中央・・・ダイヤル型に整形します。主に精密ヤスリ〈40〉を使って削りました。

 

   右・・・ダッシュボードに合わせてみると、OKOK! 赤で塗装後、実車と似て見えるジャンクデカールを探して貼りつけ。

                                     (かなり似たデカールが見つかりましたよ♪)

 

 

【3 のワイパー&ライトスイッチの細工です】

 

  モールドを削った窪みに合うように、プラ棒で

  ライト&ワイパーのレバーを作って、

 

  レバーの目盛りはジャンクデカールで表現します。

  ネタはメーターのフチのメモリです。

 

  左右レバー上の四角いスイッチは、曖昧なモールドを

  スジ彫りしてハッキリさせた後に、極小の文字デカール

  を貼りました。

 

  写真の真ん中の下に写ってるのはツマヨウジです。

  デカールの小ささ伝わりますか? 

 

 

【最後に4 のメーター】 

 

  メーターの形をくり抜いたプラ板にカーボンのデカールを貼ったモノ。

               +

     プラ板にキットのメーターデカールを貼ったモノ

               +

        両者の間に透明プラ板をサンドイッチ

 

 

で、「カーボンのパネル & ガラスの入ったメーター」の表現をしました。

 

 

 

上のようにメインのメーターにはガラスが入りましたが、センターパネルの追加メーターにも

 

ガラス表現をするために、ジェルクリア〈27〉を使います。

 

 

付属のライトは、2枚重ねたボタン電池を電球の導線で挟むだけ、というシンプルさ。

 

いちいち手で固定するのがメンドウなのでマスキングテープ〈17〉で固定しちゃいました。

 

そのままでは常時通電になってしまうので、普段は間に絶縁体を挟んでしまってあります。

 

  (絶縁体の正体は両面テープの台紙です。よくスベるので抜き差しがスムーズ!)

          完成(^_^) v

 

 全体を半ツヤの黒で塗装後、ジャンクから探した

 CALSONIC のデカールを貼って、

            ↓ 

 メーター手前の部分のみマスキングして、他の部分に

 ツヤ消しクリアを砂吹きスプレー。

            ↓

 エアコン吹き出し口にスミ入れ。 の手順です。

 

~この手順で塗装するのは

 

  *CALSONIC のデカールの段差(境い目)が

   ツヤ消しクリア一発で目立たなくなる。

  *アトからスプレーするのが、ツヤ消しとはいえ

   所詮クリアーなので、たとえハミ出しても被害が

   たいしたことない。 などのメリットからす~

 

あっ、ちなみにセンターの下のスイッチがたくさん並ぶパネルは、自作しかけましたがうまくいかずに断念。ジャンクからオーディオパーツの

   それらしいのを見つけてくっつけました(^^;)

 

カーボン模様はオーバースケールですが、一目でカーボンだって分かることを優先しました。 

 

 

 

バスタブの塗装もしましょう。

 

 

    グレーサフ

       ↓

 全体をクレオスのブルーでスプレー

       ↓

 フロアをマスキングしてサイド(ドア周辺)を

 タミヤのヘイズグレーでスプレー

       ↓  

 ドア内張の一部をマスキングして同じくタミヤの

 ガンシップグレー2でスプレー  

 

 の順です。

 

室内の黒やらシルバーやらはエナメル筆塗りです。

筆ムラはほとんど目立たないと思ってますが・・・・・

 

*クレオスのブルーを選んだのは、ボディーカラーのタミヤ:ブリリアントブルーより色味を少し濃くする目的です。

 

 実車はボディーもシャーシも室内のフロアも同色なんですが、パネルに並べた時に単調で面白くないので・・・それに、実車写真を見ると、

 ボディー以外の青は少し濃く見えるんです。色そのものの違いではなくて素材やツヤの違いかもしれませんが・・・。

 

 ですから、パネルじゃなくて組んだとしても、やっぱり色を変えてたと思います。

 

 ただし、この色は隠蔽力が弱くて参りました!! 青はムラになりやすいので、慎重に薄く重ね吹きしましたが、エッジや凹部分になかなか色が

 乗らず、何回重ね吹きしたか数えきれません! 今まで使った缶スプレーの中でダントツでした。

 

*ドア内張のマスキングは、

 

  マスキングテープをペタッと貼って → モールドに沿って鉛筆で輪郭を書いて → カッターマットの上で鉛筆ラインで切り抜いて、  

 

 という手順です。

 

 

 

 

~~仮組みしなくていいから気楽! とか言いましたが、パネルへの部品の取り付けは、その気楽さを帳消しにする以上のメンドくささです。

 

ホームセンターで大きなプラ板を買ってきて、それを額の背板にします。その背板に全てのパーツを軸打ちして突き刺す、という方法でいきます。

 

「背板にパーツを置いて、上から一気にピンバイス!」ができる部品はいいんですが、下のダッシュボードなどはそうはいきません。

 

試行錯誤の結果、透明プラ板をあてがって穴を開けておいて(真ん中写真)、今度はその透明プラ板をガイドにして背板にピンバイス(同右)、

 

というやり方です。

 

 

背板には方眼紙を貼り付けて、メドのついたパーツから順に穴開けをしていきます。この方眼紙はすべての穴を開けるまで決してはずしません!!

 

各パーツがタテヨコにまっすぐ並んで見えるように、また左右一対のパーツは綺麗に対称に並ぶように、細心の注意を払って位置決めします!

 

 

 

 

 

 

この紙をはずして、パーツを

 

 

どんどん突き刺す時が来たら

 

 

嬉しいだろうなぁ!

 

 

 

 

 

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