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デ・トマソ パンテーラ 製作記 ②綺麗にしなくちゃ!

ブログでも同じコト書きましたが、パンテーラは細かい所まで作り込むワケでもなく、変わったボディカラーや

 

意匠を施すワケでもなく、我々おじさん世代の脳内イメージ通りのストック状態での完成を目指してます。

 

目を引く特徴がない(目くらましができない)だけに、仕上がりが綺麗じゃないと取り柄がなくなっちゃう。

 

短気を起こさず、安易に妥協せず、きちんと作りましょ。(と、ハードルを上げれば上げるほど、後で言い訳が苦しいだろうなぁ)

 

 

 

ドアミラーの下拵えから製作記②を始めましょう。

 

初心者の方から、軸打ちのコツについてよく質問をいただきます。人様に語るほどのコツもスキルも

 

持ってませんが、失敗してドリル刃がパーツを突き抜けた経験は豊富です (^^;)

 

 

今回のドアミラーはご覧のように「脚」が細くて斜め。

 

なので、脚の角度の方向に穴を開けるのが始めの一歩ですね。

 

 

底面に対して斜めの角度で穴を開けるようとすると、ドリル刃が横にズレてくばかりで、ちっとも刃が入って

 

いかなかったりします。最初の3、4回転は底面に対して垂直にピンバイスを回して、刃の位置が安定してから

 

斜めにするようにしています。

 

 

で、軸の金属線が斜めなワケだから、ボディに開ける穴も斜めにしないといけませんよね。こんな角度かな。

 

 

 

この場合も同様に、最初はピンバイスを垂直に

 

立てて回し始めて、その後斜めにしてます。

 

 

垂直のままで、刃が深く入ってしまうと、

 

斜めにしようとした時に折れますね、もちろん。

 

その案配は練習あるのみ。

 

予備の刃を買っといてレッツトライ!

 

 

私、0.3、0.4、0.5ミリ刃は常に2本持ってます。

 

1本折れたら即、予備を購入。

 

 

うまくフィットしました♪

 

鏡のパーツはどんな感じかな・・・・

 

 

えぇ! なんで凸曲面??? 

 

ガラスのパーツにも驚かされましたが、

 

このパーツもナカナカのモンですねぇ。

 

なんで、あちこち丸いんだろう。。。

 

設計意図がまったく分かりません。 


 

← とっととプラ板を切り出して、

 

 

 

 これを貼り付けて鏡にします。→


 

 

この鏡面用フィニッシュ、貼り付け面のデコボコを全く拾わない、ってワケでは

 

ありませんが、サンディングしたプラ板の上ならば十分です。

 

ご覧の写り具合。ちゃんと鏡ですよね。

 

 

プラ板に貼り付けといてから、デーカールハサミでチョキチョキしました。

 

仕上げに周りを600番で少し撫でて、なめらかにしてます。

 

 

この車のバンパーは、前後ともにスーパーカーの

 

スタイルをジャマしない小型タイプ。

 

 

へぇー、ボディとバンパーの間に挟まる

 

ゴムシートが表現されてるのかぁ。

 

 

ゲート跡の処理が面倒くさいなぁ。

 

所々ゴム部分のモールドが消滅しちゃってるし。

 

 

整形を始める前に実車の様子を確認しとこか。


 

・・・・・まさかと思いましたが、バリのようです。少なくともパーツのモールドのような目立つゴムシートが見えるワケではない。

 

うーん、このキットは2012年の完全新金型製品ですよ。うーん。。。

 

 

 

丁寧にバリ取り・研磨しました。

 

 

バリがひどかったので、

 

フィッティングもヤバイのかなぁ、

 

って、ドキドキしながらボディに

 

はめてみたらバチピタ!

 

 

不思議なキットです。

 

 

ちなみに、アンダーボディの部品の裏に穴のモールドが準備してあるので、「ふんふん、これがバンパーのダボが刺さる穴なのね。なんで最初から

 

開口してないんだろ?」と思いながら穴を開けました。


 

 

ところが、バンパーをはめようとしたらダボの位置が全然違う。

 

あれれ?って確認したら、バンパーの設置穴はアッパーボディにちゃんと最初から開いてるのでした。


プラ棒刺して塞ぎましょ。。。

 

 

確かめもせずに穴開けて、

 

それを塞いで・・・。

 

あなたはアホですか?って、自分に

 

ツッコミを入れたくなります。

 

 

でも、じゃあ、穴のモールドは

 

何だったの? って、キットにも

 

ツッコミたいですけど。。。

 

 

さて、製作記①で宿題にしてた、前後アンダーボディのメッシュの話に移ります。前後ともアンダーボディーは黒塗装。どうせ真っ黒けになって、

 

たいして目立たないので、このままでもいいんです。でも、ど真ん中にあるエンブレムのベースのモールドを落としてしまいたいんですよ。

 

となると、網目が乱れちゃう。それなら本当の網を貼ることにしようかと考えました。

 

 

 

 

でも、裏に上下合体用のダボ穴が

 

あって、開口はできない。

 

 

で、こうするコトにしました。

 

 

彫刻刀&400番でここを削って、

 

深さを稼いでおいて、メッシュ

 

を貼ってやる作戦です。

 

 

リヤ完了。

 

 

これぐらい深くしてやれば、

 

メッシュを貼っても収まり良さそう

 

でしょ (^^)

 

 

フロントは作業する面積も広いし、

 

形状もちょっとややこしいけど、

 

作業自体はそれほど難しくないので

 

一気にやっちゃいます。

 

 

 

 

 

今回はエッチングじゃなくて、

 

ナイロンメッシュを使います。

 

 

 

長年の間にたまったモノの中から

 

一番目が細かくて薄い、真ん中の

 

ヤツを使用。

 

 

 

へへっ、いい感じになったぜ。

 

フロントはこんな感じで準備完了。

 

エンブレムのベースは切り取ったら

 

穴が開いちゃったのでパテで

 

塞ぎました。

 

 

OK OK。

 

メッシュの目をつぶさないように、

 

瞬着は新品をおろして、サラサラの

 

を使いました。貼った時点で瞬着の

 

モンモンが見えてたけど、

 

黒く塗れば解決よ、って思ってた。

 

 

 

解決しませんでした。モンモン。。。

 

往生際悪く、ツヤ消しクリアも試して

 

みたけど、やっぱりモンモン。。。

 

 

はがしてやり直します (T_T)

 

 

同じ日にボディにも色を

 

塗りました。

 

綺麗に色が乗った、って

 

喜んだのもつかの間、

 

ここの貫通を直すの忘れてた! 当然下地のうちにやっとくべきトコです。アッパーボディもアンダーボディもどっちもダメって・・・。

 

この日はさすがにがっくりでしたねぇ。。。


 

こういう小さい所のパテ修正、苦手です。タミヤの塗料攪拌スティックなんかを使って、とりあえず埋めました。2、3回ループかな。。。


 

元気を出すために簡単なところをいくつか進めます。

 

まずはタイヤのバリ取り。真ん中の合わせ目が結構な段差に

 

なってるので、320番でごしごし。

 

 

プラパーツの研磨の時もそうですが、タイヤの削りカスを

 

取る時はこれ〈46〉が最高。

 

ほぼ毎日、ボトルから一つまみムシリ取って使ってます。

 

 

はい、綺麗♪

 

 

左のままよりずっと良いと思いませんか?

 

 

ホイールを塗りましょう。

 

ちょっと茶色がかった黒を目指します。

 

黒と赤に、ゴールドを隠し味で (^^)

 

そこにフラットベースを少々。

 

 

発売されたての、タミヤのビン入りラッカーシリーズのフラットベースです。

 

開けてびっくりのゼリー状堆積!!!

 

一瞬うわっ、って思いましたが、サっとかき混ぜるだけですぐに溶けました。

 

溶け方の早さもちょっとびっくりした。

 

 

ちょっと赤みが効き過ぎかな。

 

でも、黒に近づければ近づけるほど、やった甲斐もなくなるし。

 

これでいいや。

 

あとでボルトやエアバルブに色を乗せときます。

 

 

この車の後ろ姿のハイライトのマフラー。

 

 

実車画像を見てみると、カッター部分のみ

 

クロームで、タイコから前は研磨さえしてない

 

ざらざらの質感のモノが多かったので

 

そうします。

 

 

メッキ塗料は綺麗に塗れました。

 

で、エナメルのフラットアルミに、

 

ちょっとだけフラットブラックを混ぜて筆塗り。

 

ザラザラゴテゴテ表現を、ややおおげさ気味に。

 

 

うわあ、かっこいい♪

 

ホイールの色もOKかな。

 

うぅ、かっこいい。元気出てきました (^^;)

 

前輪位置も修正完了。

 

ポリキャップの2ミリ厚

 

の輪切りをかませただけ

 

です。

 

ポリキャップスペーサー

 

ですな。。。

 

 

 

こうして見ると、

 

前後ともホイールアーチ

 

の所でボディの厚みが

 

気になります。

 

少し削ろう。