文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
クリアの3層吹きまで終えたボディでしたが、
途中でタレ気味部分の修正なんかを繰り返して
いるうちに小汚くなってきて不満でした。
サンディングしてて下地を出してしまったのが
とどめになって、久しぶりにシンナー風呂。
かよわいエアアウトレットのルーバーも2本
折れて、ちょっとイヤケがさして放置。
放りっぱなしにもできないので、1週間後ぐらい
にはルーバーを直して塗装もし直しましたけど。
裏側のグレー・ボディカラー・クリアと
同じマスキングで同じ塗装。。。
こういうデジャヴ作業、つまらなくて
きらいだぁ。。。
ボディ放置の1週間は楽しい気分転換に逃げたくて、内装を始めました。
クローズドボディの室内って、組んだ後はあんまり見えないけど、ちまちまとイジるの大好きです。
ほぼ自己満足だけど、模型趣味ってもともと自己満足の楽しみって感じあるでしょ? しかも、あんまり見えない所だから、うまくいかない所が
あっても気楽にあきらめられるのもいいんですよねぇ。
今回はデキのいいデカールに加えて、購入したDUセットのインレット&エッチングがあるから余計に楽しそう♪
というワケで以下、製作記③は内装中心です。
まず、作業が簡単なここをやってみました。
デカールはややパリパリ系の質感で、
マークセッターも簡単には効かない感じ。
でも貼る場所の形状にぴったり合うし、
何回かマークセッターを加えていくと最後には
曲面やフチにしっかりフィットします。
インレットは糊成分が上部についてきました。
真新しい製品なのにねぇ。。。
デカールとインレットの試しも済んだのでいざ本丸。
インレットを貼るのでメーターのリング加飾のモールド
は落とします。時計とライトのスイッチの所は
穴が深すぎるので裏から削りこんで「壁」を薄く
しといて、改めてプラ板で浅い「底」に手直し。
助手席のアシストバーはリアル化狙いで金属線に
置き換えたい。穴が直線になるように、ピンバイスを
こんな使い方して開口します。
10年前のメーター周辺です。
木目の筆描きはいい感じと思いますが、
ラジオ&スイッチのデカールを貼った所や
乱暴にメタルックを貼った所がなんとも雰囲気を
損ねてます。
今回はもっとカッコよくしないとね。。。
今作にもラジオのデカールはありますが、
立体的なモールドのある上にそのまま貼ったら
リアルじゃなさそう。また、ラジオのモールドの
「表示窓(液晶?)」の形が違う気もします。
そこでラジオ部分はくり抜いて、プラ板で作りました。
ライトのスイッチは実車では球面のようなので
プラ棒の先を丸めたモノに置き換えましょう。
メーター類のデカールを貼り終わったら、次は木目。
赤丸部分のようにフチが少しズレちゃいました。
もっと慎重に各開口部のフチを合わせて貼らないと
ダメですよねぇ。
インレットのリングで隠れるかな、とも思いましたが、
隠れきらないで黒が見えたらがっかりなので
タッチアップします(赤矢印の所)。
クリアブラウンに少量のクリアオレンジ&ライトサンド
を加えて調色。
旧車のラジオやカセットの表示窓のくすんだ緑がかった
色の表現をやってみたかったんです。
これまで気になりながらもやったことなくて、
それっぽく見える色で塗りたいなぁ、と。
スモーク・クリアブルー・クリアイエローを
混ぜてみました。
リングのインレットを貼っているうちにコツが
分かりました。この写真のように上側の
フィルムを先に剥がせば糊成分が上部に回り込まない
んですね。逆に下のフィルムを先に剥いじゃうと
シール剥がしを使うハメになります。
でも、意識しなくても自然に上のフィルムが
剥がれてほしいモンですが。。。
実車のリヤシェルフはカーペット調です。
12月に浜松で長野さんに教わった、ガイアの
フラットクリアで布っぽい質感を企んで
みました。ガンシップグレーを吹いた上から
フラットクリアをふんわり砂吹き。
イヤっていうほど重ねてみましたが、あんまり
毛羽だった感じになりませんでした。要研究。
デカールと塗料の木目の色合わせは、会心のデキには程遠くなっちゃいましたが、窓越しに見る分には「似た色合い」ぐらいにはなったかな。
シフトノブのてっぺんにシフトパターンのデカール
が付きます。これは嬉しい。
旧車ってここにシフトパターン書いてあるコトが多い
ですが、デカール入ってないのがほとんどな気がします。
ボスの周囲のクローム加飾はミラーフィニッシュの超
細切りを一巻き。サイドブレーキの握り部分の黒は
ラインテープを貼りました。
位置がおかしい。
クラッチが運転席のど真ん中にあって、
アクセルはドア内張に当たりそう。
これじゃあ、かなり下半身をひねらないと運転
できませんね ^^;
ここも切り欠きは無視してイモ付けに変更します。
内張りは少しイジリます。両席に付く灰皿はエッチングがあるのでモールドを落とします。またグリップの中が抜けてなくて握れないので
一度切り離して整形します。
こんな感じになります。
実車のバックルは色も形も千差万別。
〈このエッチングと同じものは発見できませんでした。
でも、旧車っぽくて好きなのでこれでいきます。
見つけた実車画像の中で一番似てたのに倣って
バックルが黒、リリースボタン部が赤、に決定。〉
と書きましたが、翌日に発見しました。
「3点式で銀色箱型のバックル」ってヤツ。
なので、このまま無塗装で使います♪
シートを塗装して組みました。
両サイドはビニールレザー(?)でややツヤがあって
中央はツヤ消し。全体にセミグロスブラックを
吹いたアト、迷いましたが中央はラバーブラックに
してみました。単にツヤ消しクリア吹くより質感や
色味に変化がついて、らしくなったかな。
タイヤもハメて、シャーシ&内装完成。見やすいように手前の内張りなしの状態で写真を撮りました。ベースは薄~いピンクの合皮です。
製作記③はこれでおしまい。④で外装小物の塗装&組み上げまで行く予定です。
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