文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
あちこちすり合わせばかりをやってた356ですが、そろそろ下工作は終盤で、塗装できる部品もできてきました。
いつも最初の2か月ぐらいは延々と下ごしらえしてて、永久に進まない気分になるんですが、ボディに最終サフ
吹いて小物を作り始める頃から急に進んでる気分になる、って感じです。
今作の渋滞の元は前後フードのパネルラインをガタガタにしてしまい、その修正が苦手でなかなか完了できない
ってトコでしたけど、やっと最後のパテ付け(5ループ目ぐらいです)まで済んだので、まもなく最終サフです。
このキットは 56年式と57・58年式に作り分けられるように
2種類ずつパーツが入ってます。私は58年式で作るので、
ステアリングホイールはこれを使います。
スポークのスリットの開口などは、
「集中は必要だけど何も考えなくていい」という疲れた平日向け
の作業ですね。チマチマチマ♪
さて、頭を使う作業もやらなくちゃ。
エンスーモデルなので、各所とも再現度は充分ですけど、
質感や作業性向上のための改修はやりたいです。
丸見えになるダッシュボード&メーター周り、何をするか
考えていきましょう。
ふむふむ。上下の境にクロームのモールが走ってて、
上は黒、下はボディ色と。
3連メーターはガラスが入ってて、フチはクロームのリング。
どれがワイパーでどれがライトのスイッチか分かりませんが、
スイッチ3つとキーシリンダーで、計4つが横並びですね。
6個もあるスイッチ類のモールドは削り落として、
4つの場所だけ穴を開けておきます。
それらしく見える金属素材を探して差し込みましょ。
リングを接着して、その中にデカール貼ることにします。
ガラスはジェルクリア予定。
透明プラ板ほど綺麗にできないのは分かってるんですけどね。
元からあった凹モールドにアルミ線貼りました。
ステアリングシャフトの通り道、穴を開けたプラ板で
でっち上げときます。
(実車画像でもこんな形の通り道が見えるんです)
で、これでよかったかな、って実車画像を確認。
グリップの根元に「受け」があるなぁ、この方が自然に見えるなぁ。
しかもグリップはコの字型じゃなくてカーブしてるし。
う~ん、確認と作業の順が逆。また愚か者の歌詞が。。。
愚か者は塗装後にこういう作業をやります。
内径0.9ミリのパイプを埋め込み。「受け」部分です。
ダッシュボードをグロスの黒で塗って、アルミ上の塗料を
爪楊枝でこそげ落としました。ボディカラー黒なんです。
メーターデカール貼ってクリアコートして、最後にモールより
上をセミグロスの黒で砂吹きします。
ステアリングホイールはウッド手描き、スポークはシルバーリーフ。
まずはウッドの下地になるレッドブラウンを吹きました。
ボディが黒、内装も黒なので、せっかく塗装を始めても
イマイチときめきません 笑
メッキ塗装の下地も黒なので、なにもかも真っ黒ですなぁ。
ウッドの手描きとメッキ塗装を楽しみに進めましょ。
小さな部品はいい光沢が出たし、塗り分けのバンパーの
中央部も満足できる光り方。
でも、ホイールキャップはもう一つって感じで残念でした。
グロスの黒+クリアコート+コンパウンド磨き、って
ちゃんと下地作ったんですけどねぇ。
「web展 その5」でご参加の西河さんが、ご自身の
アルクラッド塗装ノウハウを教えてくださったので、
ホイールキャップのみ塗り直してみようと思います。
ウッドの手描きを楽しくやりました。
レッドブラウン地に、面相筆でクリアブラウンとライトサンド
を適当に載せて、半乾きのタイミングで溶剤で撫でました。
この写真は乾燥後に2000番で筆ムラの凹凸を軽く均した所。
この後、クリアコートしました。
ボス部分のエンブレム。直接デカールを貼ると、マスキングして
ボス部分だけをクリアコートってなります。
マスキングが面倒なのと、デカールが怪しいのと、
二つの理由でボスは別体化するコトにします。
プラ板を3.5ミリ径の円盤に切り出して、
実車に倣って球面になるようサンディング。
いい形状にできました。
黒を吹いてこうなりました。
立体感が出て雰囲気よくなったでしょ。
怪しいデカール、貼ればクッキリ見えるのかもって、
かすかに希望を持ってましたが、そんなワケなかった。。。
ポルシェのエンブレムだと判別するのも難しいレベル。
昔、意識して集めたので、フェラーリ&ランボルギーニの
デカールはたくさん持ってるんですが、ジャンクにポルシェの
は1枚もありません。
で、積みプラの箱を開けてみたら、
73カレラ(エンスーキット:サーキットの狼仕様)に
こんなの発見。なんとトランクに入れるオイル缶(!)の
パッケージ用です。ボスには少し大きいんですけど、
クッキリハッキリは保証付きなので採用。
スジ彫り、この程度まで直ってほっとしました。
今回、スミ入れはツヤ消し黒でやります。
黒ボディに黒スミ入れしたら、乱れはまず分からない
と思います。
スジ乱れ捜索の意地悪い視線で見なければ、ですけど ^^;
一旦はOKと思ったボディ塗装ですが、眺めてたら
あちこちにちょっとした乱れが見えてきました。
エンジン・シャーシを省略しまくり工作なので、ボディは
(せめて自分なりには)納得できないとねぇ。
というワケで2000番で全身をサンディング。
まあ、黒サフを1回挟んだと思えばいいか。。。
さて、ホイールキャップの塗り直しを。
少し曇り気味で気に入らなかったメッキ塗装を落とします。
溶剤で拭き取るんじゃなくて、最初からコンパウンドで
磨き取りました。こうすれば下地磨きも同時に済むでしょ。
で、教えていただいた通り、かなり遠めから
アルクラッドⅡで塗装。
寄ってよく見ると、多少のザラザラ感はありますけど、
周りのモノの映り込み具合でメッキ光沢の具合は伝わりますか?
愛用のタクミが残りほんの僅かなので、手持ちのアルクラッドで
ここまで光ることが分かって嬉しいですわ。
ヘッドライト組みました。
塗装の厚みではまりにくくなってたので、
ライト&レンズのクリアパーツを少~し削りました。
手前の方、レンズが上下逆です。
この写真を撮って気づきました ^^;
接着はプライマーの流し込みで、完全硬化前なので
簡単に外せて、ちゃんと正しい方向に直しましたよ。
いつも接着で失敗するメッキバンパー中央のゴム。
今回こそ一発で決めましょ!
前後とも3分割で、ゴムを切り出します。
継ぎ目はオーバーライダーの下になるので
今回は分割できるんですね。サイドは丸めておきます。
ボディ同色のバンパーの中央部がクロームで
さらにその真ん中にゴムがつく構成のバンパーです。
50年代にボディ同色。贅沢な車ですねぇ。
フロントフードのオープナーにエンブレムのデカールも
貼りました。メッキが曇るのイヤなのでクリアコートは
なしです。デカールはしっかり密着できたので大丈夫、
というコトにしとこ。。。
10年以上前に購入した ハイキューパーツのジェルクリア
をチマチマと使ってたんですが、容器のキャップが割れて
いつもネチョネチョと気持ち悪かった。
最近ガイアのを見つけて購入したばかりで今回初使用。
使用法・使用感はまったく一緒です。
いつものようにアッチへ行ったりコッチへ行ったりの製作ですが、③をここで区切りにします。
まだ手付かずの部品も結構ありますけど、④で完成予定です。
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