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ポルシェ356A SS 製作記 ④最終コーナー。

①&②でフィッティングや改修は済ませたので、あとはボディの仕上げと小物の塗装。延々とサフ色の続く下ごしらえと違って、

 

どんどん変化する楽しい工程です。ボディは磨き上げるだけじゃなくて塗り分けを残してるので、もう少し先行させるべき

 

でした。この辺りの手順がイマイチなのは毎度のことですけど ^^;

 

手間のかかったバンパー完成です。

 

下拵え後だけでも「黒塗装」「クリアコート」「磨き」

 

「マスキングしてメッキ部塗装」「ゴム接着」

 

「オーバーライダー接着」という道のりでした。

 

 

 

 

 

ゴム部分も含めて、オーバーライダーがきちんと凹凸を

 

またぐようにフィッティングしたハズなのに、

 

あんまりフィットしません。

 

ひょっとして、塗装してるうちに左右が入れかわっちゃった

 

のかなぁ。。。あきらめます。。。

 

 

 

 

 

デカールを貼って、

 

 

 

 

 

クリアコートしては段差を削って、

 

 

 

 

 

またクリアコートして、と重ねます。

 

今日缶スプレーで3層クリアを吹いたので、

 

乾燥後に段差消えるまで削ってから最終クリアの予定。

 

 

 

 

 

いつ買ったのか記憶のない、MFHのスエード調シートで

 

フロアカーペットを作ります。

 

今作のモデルにしている車の床は、映画の中では一瞬も

 

映らないので、色はかってに赤にします。

 

ボディもインテリアも真っ黒なので、ちょっとぐらいは

 

色味が欲しくて。オーナーは美しい女性なので、足元も

 

綺麗めにしましょ。。。

 

 

 

 

 

 

 

スエード調という素材ですが、フロアマットの質感に

 

ぴったりです。

 

 

 

 

 

コンソールにはこの2つが付きます。

 

シフトレバーは分かりますが、背の低いダイヤル型は

 

何者? ネットでしつこく調べて正体が分かりました。

 

ヒーターノブですって。

 

こんな所に暖房のスイッチがあるんですね。

 

 

 

 

 

半円形のダボに半円形のダボ穴。

 

取り付けには何も問題ないと信じ込んでました。

 

なのに、部品が違うんじゃないかってぐらい穴が大きい。

 

 

 

 

 

あんまりですよねぇ。

 

今さら穴を埋めるコトはできないので、

 

部品の根元を大きくするしかありません。。。

 

 

 

 

 

ヒーターのダイヤルノブはそのまま使えますが、

 

シフトノブはこんなにズレてて、削って整形してたら

 

消滅しちゃいそう。プラ棒削って作ります。

 

 

 

 

 

シフトの根元の蛇腹に使えそうなジャンクを発掘。

 

 

 

 

 

レバーはアルミ線に置き換えてこうなりました。

 

長くて細くて頼りなさそうなシフトレバーです。

 

 

 

 

 

塗装して接着しました。

 

シフトノブと

 

ドアオープナー&ウィンドウレギュレーター

 

の基部はグレー。

 

これまた映画の中では確認できないので

 

好みです。

 

ダッシュボード下部のスイッチとこれらが

 

グレーで統一されてる実車画像を複数発見

 

したので採用。

 

幌カバーでほぼ隠れるんですが、リヤシート

 

の部品も付けました。 

 

 

ボディ、最後の研磨にかかります。

 

デカールの段差消しを先に1000番でやっといて、

 

 

 

 

 

全体を1500番で研磨して準備完了。

 

このあと最終クリアをたっぷり3層吹きました。

 

 

 

 

 

 

何度DVDを一時停止してもナンバープレートの文字は判別不可能でした。877だけは分かるんですけど、右のアルファベットが読み取れない

 

んです。で、ネット検索したら、映画そのものじゃなくて、ミニカーの画像で解決 ^^; ミニカーメーカーの検証は正しいと信じます。

 

エクセルで作って、インクジェット用のラベルシートに

 

プリントしました。

 

周囲がクロームなのはDVDで分かるので、アルミのプレート

 

に貼って完成です。

 

トップガンの美人教官、チャーリーの356のプレートです。

 

というワケで、今作は映画トップガンの劇中車でした。

 

1958年の356A スピードスターです。

 

 

 

 

 

キットのデフォルトの丸4灯じゃなくて、ティアドロップの

 

テールライトを選んだのもそのためです。

 

小さい灯火類もいい感じで塗れました。

 

 

 

 

 

残るライトはこれだけ。

 

クリアパーツじゃなくてメッキパーツで、インストには

 

塗色指示もなく、このまま付けろってなってます。

 

ダボ穴はちゃんと隠れるのは確認済(右写真)だったので

 

放置したままでした。

 

後退灯なのか反射板なのか、また何色なのか。

 

クリアパーツを加えたいので実車を確認してみたら、

 

 

 

 

 

恐ろしいことに劇中車にはこのライトが付いてません。

 

じゃあ、この穴はどうしたらいいんだ。。。

 

この状態のまま最終クリアまで吹いちゃったじゃないか。

 

 

 

 

 

奥歯をギリギリ噛みしめながらプラ棒刺しました。。。

 

シャッターを押す手が綺麗に映りこんでるボディに

 

今から穴埋め作業って。。。

 

 

 

 

 

スキマには慎重にシアノンを流し込んで、

 

研磨して、ブラシで黒を吹きました。

 

右の写真は軽く吹いて、まだうっすらと埋めた所が丸く見えてる

 

状態。ブラシでそっと何度も吹き重ねて、きれいにカバーした

 

つもりが、

 

 

 

 

 

乾燥したら丸く浮き出してきました (T_T)

 

パテの代わりに黒の塗料を筆で盛り付けて研磨。

 

またブラシ吹き、と繰り返しました。

 

今日最終クリアの吹き直しをして、今の所、痕跡は消えましたが、

 

この種のヒケってメチャクチャしつこいですよねぇ。

 

また浮き出てくる予感ありありですが、

 

そうなったらあきらめます (>_<)

 

 

 

 

 

フレームと一体成型のフロントガラス。

 

キャデラックに続いてまたまた塗装が面倒です。

 

 

 

 

 

表裏両面マスキングして、まずは窓枠の下地の黒。

 

 

 

 

 

で、メッキ塗装。

 

光沢は出ましたが、マスキングテープをはがしたら

 

ガラス面に黒がはみ出してた。

 

とんがり綿棒にコンパウンド付けてこすり落としましょ。

 

終盤にきて失敗が続きますなぁ。

 

できるだけ直してくワケですが、こういうのが重なって

 

出来上がりにアラが残る。

 

きっちりクリーンに完成できない、いつもの私の

 

パターンです。なかなかこのレベルを脱却できません。

 

 

 

 

失敗&リカバリーでしんどくなってきたので、

 

気分転換でタイヤをシャーシに接着しました。

 

4輪ともまっすぐきちんと付いたし、接地もOK。

 

ここは仮り組みの成果です。やれやれ。。。

 

7月に作り始めた時にDVD買いました。

 

廉価版の980円商品。でも新作(トップガン マーベリック)

 

公開のキャンペーンでステッカーが付いててラッキー。

 

ベースに貼りました♪

さて、製作に戻りましょう。

 

製作記① で自作したバックミラー、メッキ塗装して

 

フロントスクリーンに組みつけました。

 

 

 

 

 

キットの部品もちゃんと縦に通ったステーに

 

付く構成になってましたけど、ここは金属置き換えで

 

シャープさが出たと思います。

 

 

 

 

 

長々と下ごしらえしてるクセに見落としいっぱい

 

なのは毎度おなじみですが、ドアミラーのフチの

 

表現を今さらやります。メッキ塗装まで終わってたのに。

 

丸くクセをつけた0.3ミリプラ棒を少しずつ流し込みセメント

 

で接着しました。

 

写真は改めて下地の黒を吹いた所です。

 

 

 

 

 

で、そのフチの内側にちょうど収まるように

 

アルミ板を切り出して磨きます。

 

金属用ニッパーでチョキチョキと大体の形にカットして、

 

600番で削って外周の曲線を整えます。

 

柔らかいので整形は簡単。

 

 

 

 

 

ですが、磨き上げは面倒。

 

キズを研磨すると、その作業で新たにキズが。。。

 

だんだんソフトタッチにしていって、最後はどこで妥協するか

 

って感じです。

 

 

 

 

 

部品は全部できたし、ボディの磨きも

 

終わったので、モールのメッキ塗装に

 

行きましょう。

 

ショルダーラインに細いモール、

 

下端に太いモールです。

 

どちらも端は丸いので、そこのマスキングは

 

丁寧に。上は1ミリ、下は2ミリのポンチで

 

抜いたマスキングテープを貼ります。

 

 

 

 

 

こうしておいて、最後にもう一度キワを爪楊枝で

 

押さえときます。

 

 

 

 

 

 

うまく塗り分けできました。

 

これで難所は越えました♪

 

ただ、テープをはがすと汚れ&小傷

 

がちょこちょこ。

 

キズの目立つ黒のボディを完全に

 

磨いた後なのでちょっと悲しい。

 

メッキ部分に触らないように

 

できるだけキレイにしました。

 

少しは残っちゃったけど。。。

 

 

 

 

 

実車観察すると、ここにも細~くクロームの

 

加飾があるので、ミラーフィニッシュを

 

貼っときます。

 

これでボディ単体は完成。

 

 

 

 

 

今作はボディのモールの塗り分けの

 

マスキングがあったので、部品は途中では

 

一つも付けませんでした。

 

接着待機してた部品はこれだけ。

 

軸を差し込んで裏から瞬着で固定したい

 

部品も多いので、上下合体前に接着しないと

 

いけません。

 

あれこれくっつけてから合体するのは

 

持つ所が少なくなって嫌いですけど

 

仕方ない。。。

 

リヤのエアアウトレットを付けては

 

周辺に付けちゃった傷を研磨し、

 

ドアミラー付けようとしては、軸がボディに

 

当たって付いた傷を消し、

 

という具合で結構時間がかかりました。

 

上下合体後はベースに固定できるので、

 

持ちやすくなります。

 

ナンバープレートやテールライト、

 

ホイールキャップなどは合体後に接着。

 

 

 

最後にフロントスクリーンを付けて、

 

丁寧にフィッティング済みのワイパーを

 

付けたら完成。のハズだったんですが、

 

この期に及んでワイパーが長過ぎるのを発見。。。

 

仕方ないので短いヤツを作り直しましたが、

 

ガラスに沿うようにフィッティングもやり直しです。

 

エッチングのワイパーって、ちょこっと触れただけで

 

透明プラにキズ付くんですよねぇ。

 

はい、またまたキズ消し作業が追加です。

 

 

 

 

というワケでやっと完成しました。小さいボディに強烈に引っ込んだタイヤ。旧車風情たっぷりの車ですね。

 

黒とクロームしか色のない中で、室内の小物とカリフォルニアナンバーが差し色です。幌カバーのラバーブラック砂吹きもよかったかな。

 

ドアミラーとテールライトの根元はゴムベースの表現をしたんですが、ボディが黒いので見えません。。。

以上、製作記④にてポルシェは完成ですが、⑤として

 

ニンジャを作ります。

 

車の知識も軽薄ですけど、バイクについては皆無です。

 

小さい模型だし、ディテールアップの勘所も

 

全然わからないので、塗装だけちゃんとやろ。。。