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ポルシェ356A SS 製作記 ①エンスーモデルだけど。

製作記 No.31は 911 が登場する前のポルシェ。356A スピードスターです。やっとオープンの3連作が終わったのに、

 

またオープンカーになっちゃいました。

 

356はフジミのキットがいくつかありますけど、長らく再販されてなくて模型屋さんでは手に入らない状態ですね。

 

好きな車なので前々から作りたかったんですが、今回一念発起して購入しました。送料込みで1万円超の高額買い物です。

 

私、過去最高額のキットはレジンのR380ですが、こちらも長年作りたかった車。どうしても作りたいから仕方ない。。。

 

とはいえ、私の場合この辺りが限度額かな。。。

 

 

箱には1990、インストには1997って書いてあります。

 

ついでに2500円とも書いてあります。4倍だぁ。。。

 

わっ、またこのタイプのハンドルなのね。

 

&またボディにクロームのモールが走ってるのね。

 

ビートルJAGUARミゼットキャデラック、と

 

4台続けてボディにアルミ線埋め込んだので、

 

ちょっと飽きてきたかも。

 

キャデラックでクローム加飾の塗り分けがうまく

 

できたので、今回はアルミ線はやめて塗装にしようと

 

思います。

 

 

ボディ以外でこれだけ部品あります。

 

いくつかの袋はランナー2つ重なって入ってる。

 

恐いですねぇ。。。

 

エンスーモデルに対する冒とくだって怒られそう

 

ですが、足回りやらエンジンは思い切り省略して、

 

「見えるトコだけ」モデリングします。

 

久しぶりに半年コースを脱却したい。

 

 

 

 

 

古いフジミのキットらしくボディの肉厚はとても薄いです。

 

この薄さは繊細さでもあるんでしょうが、私はもう少し

 

厚み&しっかり感がある方が好きですかね。

 

フロントフードも、

 

 

 

 

 

リヤフードも3次元に変形してて、

 

ボディに全然合わない状態です。

 

 

 

 

 

開けた時の裏側の見栄えのために構造材のモールドが

 

施されてて、そのモールドに忠実に表側がヒケてます。

 

一番最初の工程から難儀だなぁ。。。

 

 

 

 

 

ボディに沿わせるための抵抗になるので、

 

裏側の構造材のモールドを落とします。

 

 

 

 

 

で、裏側からシアノン<84>で接着。

 

一か所接着・固定しておいて次のカドを接着って感じで

 

なるべくボディと面一になるようにしました。

 

スジが乱れてたり広すぎたりする所に溶きパテを

 

流し込みます。

 

 

 

 

 

面はつながりました。

 

 

 

 

 

フロントも同様。

 

 

 

 

 

なんだけど、スジがひどい有様になっちゃいました。

 

シアノンがスジまで流れ込んでしまい、周囲のプラに

 

比べてかなり硬いもんで、うまく彫り直しができない。

 

これをビシっとさせるの手間がかかりそう。

 

なんだか最初からつまずき気味。。。

 

でも、見えるトコだけモデリングなのにココが汚くては

 

取り柄がありません。がんばろ。。。

 

 

 

 

 

と言いつつ、さっそく現実逃避。

 

フェンダーアーチを薄く削りました。

 

ボディが薄いって書いたばかりですが、ここは厚いと

 

感じました。

 

元々定番の作業にしてるんですが、最近忘れるコトが

 

多かった。

 

ビートルもそう。完成間近になって気になってしまい、

 

厚みの内側半分を黒く塗ってごまかしたりしてたんです。

 

今回は忘れないうちに。

 

 

 

 

外装パーツの合い具合を点検しましょう。

 

キャデラックで鬼門だったフロントスクリーンは

 

今回はきっちりフィット♪

 

なんて嬉しいんでしょ。。。

 

 

 

 

 

メッキパーツが付くのかなって探してみたら、

 

 

 

 

 

シールだった ^^;

 

これは使いません。。。

 

 

 

 

 

ホイールのモールドは感動の緻密さ。

 

エアバルブまで最初から付いてます。

 

 

 

 

 

 

 

おわん型のでっかいキャップで隠れちゃうのが

 

もったいないですね。

 

まだちゃんと実車観察してないですけど、

 

このキャップはもう少し扁平な形だった印象が。

 

直すのイヤだなぁ。。。

 

 

 

ここもエンスーモデルらしく、3つの部品が組み合わさります。

 

外側のレンズは少し周囲を削らないとハマりませんが、

 

 

 

 

 

フィッティングして、

 

 

 

 

 

組んだらこの存在感です。

 

奥行き・複雑さがとてもリアル。

 

 

 

 

 

この見え方はすばらしい。

 

ボディの穴にもぴったり合うので、調整不要♪

 

 

 

 

 

リヤフードのエアアウトレットの部品は

 

半分以上のスリットが塞がっちゃってますが、

 

 

 

 

 

これまた少し周囲を削って調整したら

 

スキマもなくハマります。

 

 

 

 

 

質感がすばらしい幌カバー。

 

留め具は金属に置き換えましょ。

 

 

 

 

 

でもその前に直さないといけません。

 

スキマが盛大です。

 

 

 

 

 

内装パーツの構成もまだ未確認だし、実車観察も

 

まだですが、ここの形状が左右で違うのも

 

イヤな予感がしますなぁ。

 

 

 

 

 

で、適当にフィッティングしてから、パテ埋めの準備

 

したんですが、スキマが大きいので不自然になりそうな

 

気がしてきました。

 

裏側のあちこちを削って、なるべくボディに沿うように

 

がんばったら、

 

 

 

 

 

ここまで直った。やってよかった。。。

 

留め具のモールドを落として志賀針〈24〉を突き刺します。

 

00号から6号まで7サイズ持ってますが、今回は4号が

 

ちょうどな感じです。

 

購入したのはもう10年以上前ですが、たぶん4号は初使用。

 

 

 

 

 

 

 

裏から見ると怖~い。

 

接着する時は裏から虫ピンを引っ張っておいて

 

瞬着点付けします。それで残ったスキマも解消♪

 

 

 

 

 

こういう金属置き換えの時、虫ピンと平リベットと、

 

どちらがそれらしく見えるか。

 

今回は虫ピンの頭の立体感がいいなって思いました。

 

志賀針使うの、かなり久しぶりです。

 

 

 

 

 

他の部分と素材感の違いを表現したいので、ラバーブラックの

 

砂吹きで塗装。今作一つ目の完成部品です 笑笑

 

 

 

 

 

 

 

幌カバーでどこが隠れて、どこがどう見えるのか、確かめたかったんですが、パーツがばらばらで、簡単に仮組みできません。

 

この形にするために部品15個。。。普段なじみのあるキットならせいぜい3つ4つぐらいじゃないでしょうか。で、また、ばらばらのパーツが

 

いちいち合わない。経年変形の影響も大きそうですけどね。修正代わりに片っ端から接着しちゃいます。パーツ同士、お互いが治具です。

 

 

 

内装は黒にするので、まずはグロスの黒でブシュ~。

 

後で半ツヤ&ツヤ消しのクリアで塗り分けます。

 

結果的に、幌カバーが隠すのはリヤシート辺りから

 

後ろって判明しました。

 

リヤシートあるんだ! こんな小さい車なのに。

 

 

 

 

 

 

見えない所もしっかり再現してあるキットですから、

 

「隠れ方」「見え方」にそんなに気を使わなくて

 

大丈夫なのが分かりました。

 

なので、上の方で左右非対称を気にしてた幌カバーの

 

前端は、横一文字にカットしちゃった。

 

この方が自然でしょ。

 

 

 

 

 

続いてバンパーのフィッティングを。

 

くどいですが、いちいちパーティングラインが面倒ですねぇ。

 

 

 

 

 

インストでは前後バンパーはTの1,2と

 

なってますが、Tなんてランナーはありません。

 

Aのランナーにありましたが、パーツにダボが

 

付いてない。

 

このダボが上下合体の接合部も兼ねてるのに()。

 

 

 

 

 

仕方ないので、ボディのダボ穴を埋めておいて、

 

真鍮線で軸打ちしました。

 

 

 

 

 

後ろもね。

 

 

 

 

 

と、ここまでやってからこれに気づきました。

 

Tはランナー記号じゃなかった。。。

 

100%私が悪いですよ、完全に不注意。

 

でもねぇ、ダボぐらい一体成型でいいんじゃ? 

 

しかもインストの違うページだし。。。

 

ぴったりの位置にバンパー軸打ちしちゃったので、

 

後戻りする気にはなれません。上下合体はなんとか考えましょ。

 

 

 

 

 

バンパーのモールドにきっちり沿うような形状のオーバーライダー。

 

でもね・・・

 

 

 

 

 

こんな感じで、

 

 

 

 

 

こんな感じなので、設計意図通りの形にするには、

 

ヒケやパーティングラインをしっかり整えないといけません。

 

意図は精密だけど、部品成型の精度が、、、

 

っていう困難さですな。

 

 

 

 

 

4個整えるのに2時間かかった。

 

 

 

 

 

で、実車観察したら、こういう形状なのが分かったので、

 

これまた4個直しました。

 

この作業は1個5分ぐらいですが。

 

 

 

 

 

 

というワケで、オーバーライダー4個直しただけでもすごい達成感です ^^; 完成したら感極まって泣いちゃうかもしれない。。。

 

内容薄い①でしたがここで終えて、この先の下ごしらえは製作記②に続けます。ちゃんとインスト見るようにしましょ。。。