文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

プリンス R380 製作記 ⑥デカール慎重に。

 

R380製作記の最終回はデカール貼りから完成までの工程を紹介します。

 

実はタイヤ/ホイールの修正がおっくうで手つかずだったりするんですけど (^^;)

 

 

今春の四国オー集で、たくさんの方と本当に楽しく模型話をさせていただいたんですが、その中のお一人から「HPでデカール貼りの工程の

 

細かい紹介をしてよ。」って言っていただきました。

 

先日ブログでも書きましたが、私のデカール貼りは「あの人のテクニックのココを一かじり」、「このムックの記事のこの辺を真似っこ」って感じ

 

で寄せ集めた適当流。

 

 

その旨をお話しして、しっかりしたテクニックと知識をお持ちの方のサイトをご覧になるようにおすすめしたんですが、

 

「上級のすばらしい技術とは別に、ほんのちょっとしたコツとか、基本の工程とか、乾燥や研磨の手順とか、そんな辺りを知りたいんですよ。」

 

とのお返事。

 

 

なるほど、その辺りの話題って、私のサイトの存在意義だよなぁ、って思います。ニュービートル製作記で一度デカール&研ぎ出しの工程の詳述を

 

してるんですが、2013年のコトです。私なりに進歩した所もあるかと思うので、久しぶりに丁寧に紹介してみましょう。

 

 

百も承知、って方にはクド過ぎるページになろうかと思いますけど。(Kさん、約束から3か月近く経っちゃいました)

 

 

 

① 実車との見比べ

 

模型のボディは実車をそのまま縮小した形とは限りません。また、単純に組説のデカール位置の指示が間違ってるコトも多々あります。

 

というワケで、可能なら実車の画像と見比べて位置決めしています。その途中で 貼り方 や 貼る順番 について気付くこともあるので結構大事。

 

 

 

 

今作で一番気になるのはこの部分。

 

 

ラインの上にゼッケンを貼り付けてあるんじゃ

 

なくて、一続きの白塗装なんですね。

 

 

レース当時がどうだったのかは知りませんが、

 

少なくとも私が見るコトのできた実車画像は

 

全部こうなってます。

 

 

重ね貼りにならないように工夫だぁ。

ね、重なってないでしょ。

 

 

 

実はこのコトに気付く前から、重ね貼りしない方が

 

いいな、って思ってました。このキットのデカールは

 

高品質で 透け は最小限です(製作記③で実験)。

 

 

でも、さすがに

 

「赤いボディの上に白デカールの一重と二重が隣接」

 

ではめちゃくちゃ目立ちますもんねぇ。

 

 

あっ、エンブレムは厚みありますね。これも発見。

 

 

うわっ、難易度メチャ高!!

 

腕が鳴るぜ・・・嘘です。本当は半泣きです。

 

 

塗装ではデカールと色が合わないかも。

 

幸い、使わないゼッケンデカールがいっぱい付いてる

 

ので、白い部分を使ってパッチワークですかね。

 

難しいコトは確かです (T_T)

 

 

ここは実車では、ゼッケンの上にスポンサーロゴ

 

を重ねています。

 

でも、模型としては上と同じ理由で、重ね貼り

 

しない方がいいですね。

 

 

このエンブレムはこの位置。

 

 

このロゴはこの辺。

 

 

これは重ねるデカールが赤基調なので、重ね貼りで

大丈夫。というより、これを切り抜いて重ならない

ようにするのは、私には無理ですわ。


 

 

 

② ボディを平滑に

 

デカールを貼る面は、なるべくツルツルに。ボディ色を塗り終わったら、一度クリアを吹きます。クリア層が綺麗に吹けたらそのままでもいいかと

 

思いますが、ユズ肌気味だったらコンパウンドをかける方が安全。今回はタミヤの青キャップで研磨しました。

 

缶スプレーでクリア吹き1層 → 5日乾燥 → コンパウンド。 

 

 ※ボディ色の塗面がツルツルならクリアは不要かも。私もクリア省略の時もあります。

 

 

なお、今作は重ね貼りを避けるためにデカールを切るので、その練習用にコピーを準備しました。

 

 

 

③ 貼り付け位置のガイド

 

デカールが斜めになったり、センターからズレたり、連続するハズのラインがオフセットしちゃったりしたら悲しい。。。

 

必要に応じてマスキングテープでガイドを設置します。

 

 

 

気がかりなここ。

 

 

デカールのコピーをボディにあてがって、切り取り箇所の

 

確認をしておきます。

 

 

 

 

ここはこんな感じでOKそうです。

 

ガイドのスタートは

 

センター決め。

 

 

前から後ろまで1本で

 

引っ張ってテープを

 

貼っておいてから

 

3分割しました。

 

 

センターのテープに合わせてコピーを

 

あてがって、両脇にさらにガイドテープを

 

貼ります。

 

 

フロントの位置決めは完了。

 

 

同様にして

 

ルーフ、リヤ もガイドテープを

 

貼っていきます。

 

 

私、こんな風にセロテープ台にマスキングテープをセットしてます。

 

隣同士のテープが交錯しないように、間にプラ棒のカケラを接着して

 

あります。結構便利ですよ (^_^)

 

 

0.4、0.8、1、2ミリ幅の4種類です。

 

 

 

④ デカール貼り付け

 

③までできたら、いよいよデカール貼り♪ 貼れば貼るだけ見た目が大きく進むので張り合いのある楽しい工程ですね。こんな道具を使ってます。

 

 

 

クレオスのマークセッターは必需品。

 

 

オトナプラモを始めてしばらくした頃、MODELER’S の

 

デカールフィットという商品名のケミカルを購入して愛用

 

してました。使い切ってしまい、もう一度購入したかった

 

けど廃番。マークセッターが使用感近いよ、って教えて

 

いただいて乗り換えました。とても使いやすくて気に

 

入ってます♪

 

 

 

太・細2種のポリマー素材のヘッドもクレオス製品で、

 

圧着に重宝してます(商品名:Mr.クリンスティックⅡ)。

 

折りたたんだティッシュペーパーも必ず使いますね。

  

必ずぬるま湯でやってます。

 

作業してるうちに冷めたら、別の容器に

 

捨てて、保温水筒から新たにお湯を入れて

 

次のデカール、って感じです。

 

お湯は40℃ぐらい。

 

 

冷めた水を捨てる & 新たなお湯の準備 に

 

いちいち立たなくていいでしょ。

 

このデカール、白の2本のラインは

 

独立じゃなくて、透明な中央部分も

 

含めて1枚。

 

 

なので、センターのテープは

 

取ってしまって、両脇のガイドに

 

合わせて貼ります。

ボディの上に適当に水滴を置いといて、

 

デカールが動きやすいようにしておきます。

 

 

で、位置を定めたら、ポリマーヘッドを転がして

 

水滴を追い出して圧着させます。

 

この水滴の追い出しは超大事。しつこく丁寧に。

 

 

位置がズレてくっついてしまっても慌てず、

 

再度水滴を垂らして、デカールを浮かせて

 

やり直します。

 

 

今回のデカールは糊の状態が良好なので

 

水滴でしたが、糊が頼りない時はマークセッター

 

を置きます。効き過ぎが怖いので、水で約2倍に

 

希釈して使うコトが多いです。

 

 

仕上げは凹部の馴染ませ。

 

スジ彫りに沿ってマークセッターを塗布してから、

 

細い方のポリマーヘッドでくいくいと押し込んで

 

いきます。

 

力を込め過ぎずに少しずつね。

 

 

 

このデカール、本当に使いやすくて、この作業で

 

一か所も破れなかった。

  

しっかり馴染みましたよ。

 

 

このまま放っておいて、スミ入れで隠す、

 

って手もあります。でも、隠すために

 

過剰に濃い色のスミにするのもイヤ

 

なので、乾燥後にミゾの中の白は

 

スジ彫りタガネで削り取りました。

 

 

この時に失敗して、何か所かデカールを

 

欠けさせてしまった。あ~下手。。。

 

さあ、簡単な所で練習もできたので、

 

一番難しいのに行きましょう。

 

 

まずコピーを置いて、ラインのデカールを

 

切り欠く だいたいの位置を決めて、ペンで

 

書いときます。

 

 

デカールの上にコピーを重ねて固定して、

 

ペン書きのラインをパンチコンパス〈63〉

 

でカット。

 

 

ゼッケンデカールのコピーで

 

コンパスの半径を決めてあります。

 

 

で、まずこれを貼ってから、

 

 

ゼッケンを貼ります。

 

 

 

ここまで馴染ませるのは、根気よくたっぷり時間を

 

使いました。

 

うまくいった♪

 

前から後ろまでラインが

 

無事まっすぐ通った♪

 

 

気持ちいい~♪

 

 

リベットやワイパーの

 

ダボ穴の所はトンガリ綿棒

 

にマークセッターを

 

含ませて、ゆっくり

 

差し込みました。

 

 

休憩を兼ねて簡単なヤツを

 

貼ります。楽し。。。

 

 

ボディサイドのゼッケンに食い込ませるスポンサーロゴ。

 

両脇は単一半径の円(半円)なので、フロントと同じ作業ですね。

 

 

 

「STP」のマークは楕円形で、曲線が単一半径じゃないので、

 

コンパスでは切れません。

 

ここは楕円じゃなくて本当に助かった。。。

 

 

 

コピーを切ってみて、慎重に半径を決めて固定します。

 

 

 

で、その半径でゼッケンデカールに切り欠きを入れます。

 

 

先にゼッケンを貼っておいて、切り欠きに合わせて

 

スポンサーロゴを貼ればいいワケですね。

 

 

 

スジ彫りの所、当たり前ですが最初はこんな感じで

 

ミゾから浮いてます。

 

 

折りたたんでお湯を含ませたティッシュで

 

しばらく押さえてやるだけで、

 

 

 

この程度には馴染みます。

 

いきなりマークセッター&ポリマーヘッドで押し込む前に

 

こうしておくコトで、より無理なく馴染ませることができます。

 

 

今回、唯一重ね貼りしたのがこれです。

 

この形にラインのデカールに穴を開けるのは私にゃとても無理です。

 

失敗確率 95% ぐらい (^^;)

 

 

 

タガネでミゾの中の白を削り取っている写真です。

 

というワケで、デカール全部貼り終わりました。

 

 

今回の新発見。

 

デカールを貼った後、いつも糊成分が周辺に白くこびりついてしまいます。お湯ティッシュで拭き取ろうとしてもほとんど取れなくて、

 

クリアコート前に、そぉっとコンパウンドで取ってました。

 

 

今回も同様に白くこびりついてたん

 

ですが、何気なくこれで拭いてみたら

 

取れるじゃないか!!

 

 

濡らしたティッシュでは摩擦がなくて

 

拭えなかったけど、これの「目」が

 

汚れを捕まえてくれるようです。

 

 

長年困ってたコトが解決して

 

かなり嬉しい♪♪

 

ちなみにこのウエットティッシュ、ずっと愛用してます。アルコール入りじゃないので、模型にも塗面にも何の影響もなさそうで安心なんです。

 

研磨カスも拭くし、作業で汚れた手も拭くし、夜中になって脂の浮いてきた顔も拭く。顔拭いた後で机も拭く。

 

これからはデカール貼った後のボディ拭きにも必須アイテムですな (^_^)

 

 

 

フロントのエンブレムは厚みがあるので、同径の丸に

 

切り出したプラ板に貼ります。これは簡単。


 

 

ここは余りデカールの白い所を使ってパッチワークします。

 

これは難しい。とてもとても難しい。

 

このパッチワークが出来たら、今度は ⑤クリアコート に進みます。 が長すぎて順を追ってるの忘れちゃいそうですね。

 

今日はここまで。今週末は土日とも休めるので、パッチワークをやっつけます。憂鬱だけど、これを済ませないとクリア吹けないですからね。

 

続きをお楽しみに~ (^^)/

                                   まだです。