文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
赤く塗るならピンクサフとか、黄色ならライトサンドとか、メッキ塗装ならテロテロにとか、塗色によって下地塗装も変わります。
また、一つのパーツを複数の色で塗り分ける場合、発色の良さを考えて、できれば淡色から塗り始めたい。ですが、マスキングの面倒くささとの
兼ね合いも考えなければなりませんよね。とにかく色を決めないと手が止まってしまいます。
ボディカラーに選んだのはこれ。カワサキのニンジャ用の塗料です。
実はグリーンの色味違いで、英国車を3連作しよう!って思ってるんですが、
オーソドックスなグリーンは次作以降に使いたい。で、今回は変わった色で行こうかと。
そのまま塗ったらキャンディ塗装って、すごい塗料ですね。。。
グリーンからオレンジに変化するんですが、キャップもちゃんとそう見えます。
100均スプーンでテスト。
黒のスプーンに TS-52 を吹いてから、
A=スモークを一吹き・・・汚くなっただけ、却下。
B=クリアイエローを一吹き・・・オレンジへの変化が強調
されて面白い。
C=TS-52 のまま
D=クリアブルーを一吹き・・・ただのアマガエル色、却下。
BかCですね。
なんで金色で下地塗装したか。
グリーンのボディにゴールドのストライプを
入れようという目論見なんです。
後からストライプを塗るより失敗の可能性が
低そうでしょ?
マスキングテープでラインの太さの考証。
ちょっと太すぎかな。
これぐらいがいいですね。
軽くクリアを吹いて保護してから
きちんとマスキングテープを貼って
グリーンを吹きましょう!
・・・・・・・・・・クリアの乾燥を待っている間に、迷い出しました。本当にTS-52でいいか?? 塗料自体は面白いけれど、車に似合うか???
で、この2色も試すことにしました。
左=TS-52。
中=TS-20:メタリックグリーン。
右半分が二度吹き、左半分が三度吹き。
右=TS-60:パールグリーン。
今度こそ本当に決定、真ん中の
メタリックグリーンで行きます!!
直さずにいられない
ヘッドレスト裏の窪み。
プラ板でフタします。
はみ出すぐらいたっぷり
セメントをつければ、
スキマを埋めるパテの
役目もしてくれて便利。
600番&1000番で
均して完了。
パーティングラインとヒケで構成される(^^;)と言いたくなるシートの側面。
400番で一削りすると、面の乱れがはっきり
してきます。
400番→600番→1000番と研磨して、綺麗に
整えます。
このパーツもひどいパーティングライン。
ボディにはほとんどなかったのに、内装のパーツはひどい。
同じ箱に入っている部品とは思えないほどです。
さらに、こういうデカールを貼るのに →
← なんでこんなモールド?
デカールがフィットしないでしょ!
内装はツッコミ所が多いですね。
仕方ないので、こんな風にして、プラ板にメーターの
デカールを貼ることにします。
てなコトをしつつ、頭の中では内装の色を、あーでもない、こーでもないと考えてます。
ボディと同じ理由で、オーソドックスなタンとか黒の内装色は後に取っておきたいので、変わった色がいいんですが・・・
・・・と、探してたら、こんなの発見。すごい色ですねぇ!
このタータンチェックをマスキングによる塗装で再現されている
製作記もネットで見つけましたよ。
私はグリーン基調ってトコだけ採用することにしました。
こんなチェックを塗装するなんて無理です(^^;)
グリーン基調で、タンとの2トーンに決定。
グリーンと相性のいい色探し。左4つがタミヤ、○で囲んだ右2つがクレオスの缶スプレーです。クレオスのタンが気に入りました。
(今回はスプレー買いまくり。キットの値段をはるかに超えてますねぇ(^^;))
というワケで大量塗装。
メーターナセルはガンシップグレー2を
思い切り砂吹き。
メーター部分の黒を後で塗り分けです。
バスタブやシートには先にタンをスプレー。
凹部分をマスクして、グリーンを重ねます。
セミグロスブラックを吹くの苦手です。
ツヤ消しやグロスの黒は均一に塗れるんですが、セミグロスを塗ると、
ムラというか、ツヤが均一にならないというか、うまくいかない経験多数。
でも、この車の前後のバンパーはどうしてもセミグロスじゃないとしっくり
来ません。久しぶり(5年とか7年とかの単位です)に使いました。
丁寧に薄吹きを繰り返したら綺麗に塗れた、嬉し♪
写真が下手ですが、シャーシのマットブラックとの差を写してみましたよ。
ボディも内装パーツも下地塗装をしっかり乾燥させたので、上塗りに進みます。
シートとバスタブは凹部分のベージュを残して、
全体を緑色にします。
マスキングテープは、先をとがらせた爪楊枝で
しつこく馴染ませてから、デザインナイフで
カット。
あんまり濃いグリーンだと組んだ後に
おもしろみがないので、この辺りの
色で。
タミヤのレーシングクリーンです。
境目のタッチアップしてから、
ツヤ消しのクリアを砂吹き
します。
続いてボディを緑色に。
ラインのマスキングは気合いの入れドコロ。まずはカッターマットにまっすぐテープを貼り付けて、2種類の幅にカット。1.7と0.4ミリぐらいです。
小一時間かけて丁寧にボディに貼りました。フェンダーの上辺り、3次曲面に平行を保って貼るのがキモです。
ハミだしの心配 & 成功のワクワク、
マスキングをはがす時の緊張感、たまらないですね。
うまく平行なラインになりました(^_^)v 前端・後端の斜めカットも狙い通りの感じだし、色の組み合わせも綺麗♪
窓枠とモールの黒塗装が残ってますが、とりあえずボディのカラーリングを終えて一山越えました。製作記②はここで区切ります。
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