文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
さてさて、急務はヘッドライト周辺の下ごしらえを完了させるコトです。これをやっちゃわないとボディの塗装も
できません。この種の改修をした時、完成後に眺めて「やってよかった」って思えるのが自分なりの基準です。
想定よりうまくできればもちろん最高。直しきれなかったり、不自然になったりすると、いつまでも後悔が
続くので、最低でも「汚点」と感じないレベルにはしたいもんです。。。
まずはヘッドライトカバーがいい位置に乗っかる
ようにしないと。
切り落としてできたスキマを埋めるのと
接着代作りを兼ねてパテでつなぎます。
思ったより接着代ができませんでした。
この時点で難しくなりそうな予感がひしひしです。
はみ出てる余分なパテを削って整形して
サフ吹き。そうするとスキマとかパテの肉厚不足な
箇所が見えてくるので、さらにパテを補います。
で、またサフを吹くと、またアラが見えてきて
と3周ぐらいしました。
青 〇 部分は接着代なのでこれでいいんですが、
赤 ← の所はまだわずかにスキマがあります。
で、最後のパテ補充・整形・サフをして
なんとかなったかな、ってトコまで来ました。
最後の工作はカバーをぐるりと取り巻くクロームの
フレーム作りです。ここで大停滞しちゃいました。
実物は少し厚みがある & 切れ目がなく一体 の輪。
プラ板の細切りやら、アルミテープの細切りやら
とにかくカーブさせながら貼れそうなモノを
いろいろ試したんですが、どれもうまく行かない。
最後には厚みはあきらめてフィニッシュの細切りを
貼ってみました。まあまあうまく貼れるんですが、
1分後に見ると切れてる。。。カーブのキツイ所
を引っ張りながら曲げて貼るので、細切りが
その張力に負けて切れちゃうんですね。
何度やっても切れるので、このやり方も断念。。。
休日をほぼまる一日ここに費やしたのに出口が見えないので、一度離れて気力の回復を待つことにします。いつ回復するのか全く不明ですが。
ただ、面倒くさくて難しいけど、うまく行けば満足度の高そうなやり方を思いつきました。よ~し、逃げずにやってやるぞ! って
気分になってます、今は。
こういう時は、簡単な作業で「進んだ感」の
味わえる所をやるに限ります。
フロントのエンブレムいってみよう♪
こちら実物。m マークのバックは青で、
周囲はクロームの平行線の間が黒色の構成です。
また、エンブレム自体に結構厚みがあります。
クラシカルな雰囲気のロゴで味ありますねぇ。
①でインレットとぴったり同じ形になるように
パテのエンブレムを整形しました。
そいつに青を吹いておいて、インレットを貼ります。
インレットあるあるで、経年したものは上のシートが
インレットにしっかりくっついているので、本来の貼り方
ができません。
三角形の一辺が約3ミリなので、外三角と内三角の間の
幅は目測で0.3ミリないぐらいでしょうか。
こんな細い所、黒くても青くても分からないぐらい
ですけど、こだわってエナメルの黒を流し込みます。
で、溶剤をつけた細綿棒でハミ出しをふき取ります。実物は小さいので、本当にあんまり見えないんですけど、こうして拡大写真で見ると
分かりますね。web で製作の様子を紹介してるからには、拡大写真でもお見せしなくちゃねぇ。うまくできてよかった♪
青の色味はこの写真が目視に近いです。
実物の色にまずまず似てるでしょ。
エンブレムの厚みも実車の雰囲気に近づけられたと
思います。
こちらも あるある のホイールの厚すぎ。
裏側をカットしてタイヤの厚みに合わせます。
この作業をやり忘れて、完成後に悔やむコトが
よくあります。今回は忘れなくてよかった。
逆に、タイヤの中央のパーティングラインの
削り取りは忘れたコトありません。
完了。
こういう簡単ですぐに成果を味わえる作業は
息抜きにぴったりですな。
シャーシ裏は部品数は少なくてもちゃんと
立体感あります。裏の工作に不真面目な私は
これで充分満足です。
リーフリジットのリヤサスが時代を感じさせて
くれます♪ パーツはすべてきっちりフィット。
ダボ穴の位置も完璧でした。
Tケースへの固定もやっちゃいます。
今3連作共通のピンクの合皮は2000GTの時に
3枚切り出してあったので、それを両面テープで
貼ります。アルミのプレートも同様。
実車のマフラーエンドです。
金属パイプに置き換えましたが、位置も含めて
実車に近い見え方なのを確認。嬉しい。
フェンダーアーチとタイヤの位置関係、
リーフリジットサスの見え方ともに、
実車と同様。嬉しい。
ホイールキャップが別パーツなのは塗装しやすくて
ありがたいです。①でも話題にしましたが、
デカールを貼るので「m」ロゴのモールドが邪魔。
削り取るだけで済めばラクなんですが、周囲が
リング状に高くなってるのが厄介です。
ちょうどいい径のエッチングがあったのは
ラッキーでした。
充電(現実逃避)は続く。
シートはこのキットの中で一番乱れのひどい
パーツです。
リクライニングの機構とパーティングラインが
混然一体になってる ^^;
ガシガシ削りました。。。
背面には押し出しピン跡。
ガシガシ。。。
パイピングの表現はいつも通りの0.3ミリの
プラ棒で。長年使ってきましたが、これを
貼ったらちょうどなくなりました。
私の生活圏のプラモ売り場では売ってないので
早いとこ通販で買っとかないといけませんね。
実車の写真で素材感を確認しておきましょう。
シート、センターコンソールは細かなシボが
あって、光沢感もあるビニールレザー。
千鳥格子の部分はファブリックの風合いです。
リヤのキルティングもツヤのあるビニールレザーで、
その下の小物入れ(?)の辺りはツヤなし樹脂。
セミグロスの黒を吹いた時に、思ったよりも
ツヤ消しになっちゃうコトが多いので、
下地としてクリアを吹いてみました。
効果があったのかどうか不明。。。
たぶんなかった。。。
まあ、これぐらいのツヤ感でいいかな。。。
軽めの砂吹きで極小シボはうまくできました。
シフトの根元のネジは丸リベットを刺しました。
念願のデカール貼り。このキットを入手した時から
これを貼りたかったんです♪
置いてみたらイヤな感じのシワが。。。
凹部分のある面への貼り込みなので、
シワの解消(=水分の追い出し)が難しそうで
この瞬間にイヤな予感です。
丁寧に時間を掛けましたけど、ちゃんと密着して
くれました。少しシボ塗装してあるおかげで、
水分を追い出す逃げ道が塞がらないでいてくれる
って感じです。意味伝わりますか?
綺麗に貼れました。
めでたしめでたし、とこの写真を見てたら、
ここのラインが気に入りません。
このRは不自然です。まっすぐにしたい。
厚みのあるラインテープを貼って、
テープを定規代わりにすぅ~っとナイフを
滑らせて、
剥がします。
これでスッキリ (^-^) こんな所、完成後に絶対
見えないですけどね。毎日乗ってる自分の車でも、
100円玉を落とした時しか見ない場所。。。
シートに大判デカール、大昔にマシンXを
作った時に、RECARO RECARO RECARO を
貼って以来です。楽しかったぁ。
で、千鳥の部分にツヤ消しクリアを吹いたんですが、
あんまりツヤが消えません。
それもそのはず、手にしてたのは半ツヤクリア。
う~ん、自分が怖い。。。
もう一度マスキングゾルでサイドをカバーして、
今度こそツヤ消しクリア。
これでシート完成です。
こちらは砂吹きせずにセミ黒を吹いて、
このテカリ具合。いい感じです。
で、樹脂部分はラバーブラックを砂吹きで。
塗料を違えて、吹き方も変えたとはいえ、
所詮は黒と黒。これまた組んだら分からない
と思うけど、楽しいからよしです。
で、これらがバチピタで気持ちいいコト♪
30年を感じさせない精度ですよ。
製作記②はここまで。③でも楽しく内装作りを続けつつ、ヘッドライトをがんばろうと思います。
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