文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

コスモスポーツ製作記 ②慎重に中盤

さてさて、急務はヘッドライト周辺の下ごしらえを完了させるコトです。これをやっちゃわないとボディの塗装も

 

できません。この種の改修をした時、完成後に眺めて「やってよかった」って思えるのが自分なりの基準です。

 

想定よりうまくできればもちろん最高。直しきれなかったり、不自然になったりすると、いつまでも後悔が

 

続くので、最低でも「汚点」と感じないレベルにはしたいもんです。。。

 

 

まずはヘッドライトカバーがいい位置に乗っかる

 

ようにしないと。

 

切り落としてできたスキマを埋めるのと

 

接着代作りを兼ねてパテでつなぎます。

 

 

 

 

 

思ったより接着代ができませんでした。

 

この時点で難しくなりそうな予感がひしひしです。

 

 

 

 

 

はみ出てる余分なパテを削って整形して

 

サフ吹き。そうするとスキマとかパテの肉厚不足な

 

箇所が見えてくるので、さらにパテを補います。

 

 

 

 

 

で、またサフを吹くと、またアラが見えてきて

 

と3周ぐらいしました。

 

青 〇 部分は接着代なのでこれでいいんですが、

 

赤 ← の所はまだわずかにスキマがあります。

 

で、最後のパテ補充・整形・サフをして

 

 

 

 

 

なんとかなったかな、ってトコまで来ました。

 

 

 

 

 

最後の工作はカバーをぐるりと取り巻くクロームの

 

フレーム作りです。ここで大停滞しちゃいました。

 

実物は少し厚みがある & 切れ目がなく一体 の輪。

 

プラ板の細切りやら、アルミテープの細切りやら

 

とにかくカーブさせながら貼れそうなモノを

 

いろいろ試したんですが、どれもうまく行かない。

 

 

 

 

 

最後には厚みはあきらめてフィニッシュの細切りを

 

貼ってみました。まあまあうまく貼れるんですが、

 

1分後に見ると切れてる。。。カーブのキツイ所

 

を引っ張りながら曲げて貼るので、細切りが

 

その張力に負けて切れちゃうんですね。

 

何度やっても切れるので、このやり方も断念。。。

 

 

 

 

 

 

 

休日をほぼまる一日ここに費やしたのに出口が見えないので、一度離れて気力の回復を待つことにします。いつ回復するのか全く不明ですが。

 

ただ、面倒くさくて難しいけど、うまく行けば満足度の高そうなやり方を思いつきました。よ~し、逃げずにやってやるぞ! って

 

気分になってます、今は。

 

 

こういう時は、簡単な作業で「進んだ感」の

 

味わえる所をやるに限ります。

 

フロントのエンブレムいってみよう♪

 

こちら実物。m マークのバックは青で、

 

周囲はクロームの平行線の間が黒色の構成です。

 

また、エンブレム自体に結構厚みがあります。

 

クラシカルな雰囲気のロゴで味ありますねぇ。

 

 

 

 

 

①でインレットとぴったり同じ形になるように 

 

パテのエンブレムを整形しました。

 

そいつに青を吹いておいて、インレットを貼ります。

 

インレットあるあるで、経年したものは上のシートが

 

インレットにしっかりくっついているので、本来の貼り方

 

ができません。

 

 

 

 

 

このエンブレムの場合、外側と内側の三角

 

はつながっていないので、シートから外しちゃうと

 

位置決めがシビア。でも、なんとかいい位置に貼れた。

 

(サイト内ブログ【 531 】

 

 

 

 

 

三角形の一辺が約3ミリなので、外三角と内三角の間の

 

幅は目測で0.3ミリないぐらいでしょうか。

 

こんな細い所、黒くても青くても分からないぐらい

 

ですけど、こだわってエナメルの黒を流し込みます。

 

 

 

 

 

 

で、溶剤をつけた細綿棒でハミ出しをふき取ります。実物は小さいので、本当にあんまり見えないんですけど、こうして拡大写真で見ると

 

分かりますね。web で製作の様子を紹介してるからには、拡大写真でもお見せしなくちゃねぇ。うまくできてよかった♪

 

青の色味はこの写真が目視に近いです。

 

実物の色にまずまず似てるでしょ。

 

エンブレムの厚みも実車の雰囲気に近づけられたと

 

思います。

 

 

 

 

こちらも あるある のホイールの厚すぎ。

 

裏側をカットしてタイヤの厚みに合わせます。

 

この作業をやり忘れて、完成後に悔やむコトが

 

よくあります。今回は忘れなくてよかった。

 

逆に、タイヤの中央のパーティングラインの

 

削り取りは忘れたコトありません。

 

 

 

 

完了。

 

こういう簡単ですぐに成果を味わえる作業は

 

息抜きにぴったりですな。

 

 

 

 

 

シャーシ裏は部品数は少なくてもちゃんと

 

立体感あります。裏の工作に不真面目な私は

 

これで充分満足です。

 

リーフリジットのリヤサスが時代を感じさせて

 

くれます♪ パーツはすべてきっちりフィット。

 

ダボ穴の位置も完璧でした。

 

 

 

 

Tケースへの固定もやっちゃいます。

 

今3連作共通のピンクの合皮は2000GTの時に

 

3枚切り出してあったので、それを両面テープで

 

貼ります。アルミのプレートも同様。

 

 

 

 

 

実車のマフラーエンドです。

 

 

 

 

 

金属パイプに置き換えましたが、位置も含めて

 

実車に近い見え方なのを確認。嬉しい。

 

 

 

 

 

フェンダーアーチとタイヤの位置関係、

 

リーフリジットサスの見え方ともに、

 

 

 

 

 

実車と同様。嬉しい。

 

 

 

 

 

ホイールキャップが別パーツなのは塗装しやすくて

 

ありがたいです。①でも話題にしましたが、

 

デカールを貼るので「m」ロゴのモールドが邪魔。

 

削り取るだけで済めばラクなんですが、周囲が

 

リング状に高くなってるのが厄介です。

 

ちょうどいい径のエッチングがあったのは

 

ラッキーでした。

 

 

 

 

充電(現実逃避)は続く。

 

シートはこのキットの中で一番乱れのひどい

 

パーツです。

 

リクライニングの機構とパーティングラインが

 

混然一体になってる ^^;

 

ガシガシ削りました。。。

 

 

 

 

 

背面には押し出しピン跡。

 

ガシガシ。。。

 

 

 

 

 

パイピングの表現はいつも通りの0.3ミリの

 

プラ棒で。長年使ってきましたが、これを

 

貼ったらちょうどなくなりました。

 

私の生活圏のプラモ売り場では売ってないので

 

早いとこ通販で買っとかないといけませんね。

 

 

 

 

 

実車の写真で素材感を確認しておきましょう。

 

シート、センターコンソールは細かなシボが

 

あって、光沢感もあるビニールレザー。

 

千鳥格子の部分はファブリックの風合いです。

 

 

 

 

 

リヤのキルティングもツヤのあるビニールレザーで、

 

その下の小物入れ(?)の辺りはツヤなし樹脂。

 

 

 

 

 

セミグロスの黒を吹いた時に、思ったよりも

 

ツヤ消しになっちゃうコトが多いので、

 

下地としてクリアを吹いてみました。

 

効果があったのかどうか不明。。。

 

たぶんなかった。。。

 

 

 

 

 

まあ、これぐらいのツヤ感でいいかな。。。

 

軽めの砂吹きで極小シボはうまくできました。

 

シフトの根元のネジは丸リベットを刺しました。

 

 

 

 

 

念願のデカール貼り。このキットを入手した時から

 

これを貼りたかったんです♪

 

置いてみたらイヤな感じのシワが。。。

 

凹部分のある面への貼り込みなので、

 

シワの解消(=水分の追い出し)が難しそうで

 

この瞬間にイヤな予感です。

 

 

 

 

 

丁寧に時間を掛けましたけど、ちゃんと密着して

 

くれました。少しシボ塗装してあるおかげで、

 

水分を追い出す逃げ道が塞がらないでいてくれる

 

って感じです。意味伝わりますか?

 

 

 

 

 

綺麗に貼れました。

 

めでたしめでたし、とこの写真を見てたら、

 

 

 

 

 

ここのラインが気に入りません。

 

このRは不自然です。まっすぐにしたい。

 

 

 

 

 

厚みのあるラインテープを貼って、

 

 

 

 

 

テープを定規代わりにすぅ~っとナイフを

 

滑らせて、

 

 

 

 

 

剥がします。

 

 

 

 

 

これでスッキリ (^-^) こんな所、完成後に絶対

 

見えないですけどね。毎日乗ってる自分の車でも、

 

100円玉を落とした時しか見ない場所。。。

 

シートに大判デカール、大昔にマシンXを

 

作った時に、RECARO RECARO RECARO を

 

貼って以来です。楽しかったぁ。

 

 

 

 

 

 

で、千鳥の部分にツヤ消しクリアを吹いたんですが、

 

あんまりツヤが消えません。

 

それもそのはず、手にしてたのは半ツヤクリア。

 

う~ん、自分が怖い。。。

 

もう一度マスキングゾルでサイドをカバーして、

 

 

 

 

 

今度こそツヤ消しクリア。

 

これでシート完成です。

 

 

 

 

 

こちらは砂吹きせずにセミ黒を吹いて、

 

このテカリ具合。いい感じです。

 

 

 

 

 

で、樹脂部分はラバーブラックを砂吹きで。

 

塗料を違えて、吹き方も変えたとはいえ、

 

所詮は黒と黒。これまた組んだら分からない

 

と思うけど、楽しいからよしです。

 

 

 

 

 

で、これらがバチピタで気持ちいいコト♪

 

30年を感じさせない精度ですよ。

 

 

 

 

 

 

製作記②はここまで。③でも楽しく内装作りを続けつつ、ヘッドライトをがんばろうと思います。